出産準備

母子手帳はいつもらう?母子手帳のもらい方・使い方と5つのメリットも紹介

母子手帳とは?

母子手帳とは母子健康手帳のことで各市区町村の役所で交付されるものです。妊娠・出産の経緯や小学校入学前までの健康状態や発育状況・予防接種・発達状況などを記載するものです。

市区町村によっては妊娠中・出産・産後の諸注意やアドバイス等が書かれているものもあるお母さんと赤ちゃんのための大切なものです。

母子手帳をもらうメリット5つ

母子手帳は赤ちゃんとお母さんを守る大切なものです。では実際母子手帳をもらうことでどんなメリットがあるのでしょうか。

市区町村によってサービスや支援内容は異なりますがお母さんにとってどのようなメリットがあるのか理解することでいつでも母子手帳を活用することができます。ここで詳しく説明していきます。

メリット1:子育て支援サービスを受けられる

まず母子手帳を提示することで受けられる子育て支援サービスがあります。全国的にあるサービスとしてイトーヨーカドーのネットスーパーの配達サービスがあります。母子手帳の交付から4年間いつでも配達料が税込み102円になります。

小さなお子さんを連れての買い物はとても大変で更に重いものを購入する際も一苦労なため配達を利用できるのは大きなメリットですね。市区町村によってサービスは様々な子育て支援サービスがあります。

メリット2:妊婦健診や予防接種の助成がある

基本的に妊娠に関しての医療費は全額自己負担となります。妊娠中何度もある検診や検査での医療費を一部助成してくれる「妊婦健診受診票」というものが母子手帳にはついています。

この妊娠検診受診表は検査や検診の際につかえる補助券で医療費の負担額がかなり抑えられます。この妊娠検診受診表は市区町村によって項目や金額が異なります。

メリット3:妊娠後の記録になる

妊娠中は、いつ・どこで・何が起こるかわかりません。母子手帳をもっていることで日頃の記録をすることができます。

お母さんと赤ちゃんの健康状態を記録しているものなので母子手帳を見るだけで現在の健康状態を適切に把握することができ、育児の記録を残すことができます。出産後の記録だけでなくお母さんと赤ちゃんの思い出にもなるものなのでしっかりと保管しておきましょう。

メリット4:緊急時に役立つ

妊娠中は勿論ですが出産後のお母さんと赤ちゃんには、いつどんなことが起こるかわかりません。健康状態であっても急変することがあります。

万が一、様態が急変し異常が起きてしまった場合にもお母さんと赤ちゃんのこれまでの健康状態や通っている病院情報なども書かれているため適切な処置を素早くうけることができ、緊急時にも非常に役に立ちます。

メリット5:母子の健康状態がわかる

母子手帳にはお母さんと赤ちゃんの検診・受診の履歴を記載することが出来ます。お母さんの現在の健康状態や赤ちゃんの出産時から生まれてからの健康状態や成長なども記載されるため一目見れば現在の母子の健康状態がわかります。

また通院履歴や持病についても記録することができるため万が一異常が起きた場合にも母子手帳を確認することで主治医以外の診療時にも役に立ちます。

母子手帳はいつもらう?

母子手帳はお母さんと赤ちゃんにとってメリットがたくさんある大切なものです。妊娠から出産までお母さんと赤ちゃんを守ってくれるために重要なもので、出産後にも赤ちゃんの成長記録と健康状態・発育と発達の状態が確認するために必要です。

では母子手帳はいつ・どこからもらえるものなのでしょうか。また母子手帳の交付時に必要な書類について詳しくご説明していきます。

妊娠5~6週目が目安

お母さんと赤ちゃんを守るために必要である母子手帳ですが実際いつ交付されるものなのでしょうか。妊娠が発覚すると医師から各市区町村の自治体から母子手帳を貰っておくように言われます。

一般的に妊娠が発覚した時期にもよりますが、赤ちゃんの心音が確認される妊娠5~6週目が目安です。医師から言われない場合もあるため妊娠が発覚した際に事前に自治体や病院の窓口に確認しておくことが必要です。

住民登録のある自治体窓口でもらう

母子手帳がいつ頃もらえるかは分かりましたが、どこでもらえばいいのでしょうか。基本的にはお母さんの住民登録がある自治体窓口からもらうことができます。

住民登録がない自治体窓口でも貰うことができますが、母子手帳についている妊娠検診受診表は各市区町村の自治体によって内容の項目や・金額が違うため住民登録がある自治体窓口からもらうのがいいでしょう。

母子手帳をもらうために必要なもの

母子手帳がいつ・どこでもらえるのかは分かりましたが、自治体窓口へ行き妊娠したので母子手帳くださいと言ってもらえるものではありません。では、実際に母子手帳を交付してもらうときに必要なものに何があるでしょうか。

母子手帳の交付をスムーズに手続きするために理解することが必要です。

妊娠届

まず母子手帳を交付してもらうために必要な書類があります。自治体の窓口へ行くと妊娠届を貰うことができます。必要事項を記入し窓口へ提出します。自治体によっては病院の証明書が必要な場合もありますので自治体へ事前に確認が必要です。

また、代理人が母子手帳をもらうこともできますが、妊娠届以外に印鑑や身分証明書など必要書類があるためこちらも自治体へ確認が必要です。

マイナンバーカード・本人確認書類

母子手帳を各市区町村の自治体から交付してもらう際に必要な書類として妊娠届がありますが、妊娠届を提出する際に必要となるのがマイナンバーカードと本人確認書類です。

マイナンバーカードを申請していない人はマイナンバーが記載された住民票で確認し証明することが出来ます。また、本人確認書類は顔写真付きの免許証やパスポートになります。健康保険証などは顔写真がないため、補助書類が必要になりますので確認が必要です。

母子手帳はいつ使う?

母子手帳がいつ頃・どこでどんな手続きし交付されるのか説明してきました。お母さんと赤ちゃんの必需品の母子手帳ですが実際どんな時にどのように使用されるものなのでしょうか。

ここでは母子手帳の使われるシーンを詳しくご説明していきます。母子手帳の必要な時をきちんと理解・把握することで効率的に母子手帳を使用することができます。

妊婦健診の時

まず母子手帳が必要になるときは妊娠中の検診の時です。お母さんの妊娠中の体調やお腹の中にいる赤ちゃんの状況を記載する目的もあるため母子手帳を持参する必要があります。また、母子手帳交付時に妊娠検診受診表も交付されています。

この妊娠検診受診表は医療費の助成の目的としても必要なため、検診時はいつも母子手帳を持参しましょう。

出産後の赤ちゃんの健診のとき

妊娠中にもお母さんと赤ちゃんの記録として必要な母子手帳ですが、出産後の赤ちゃんの検診にも必要となります。生まれてきた赤ちゃんの健康状態だけでなく発育・発達の状況や予防接種の確認を満6歳まで母子手帳に記載するため必要です。

出産後の赤ちゃんの検診時は、いつも母子手帳を持っていくのが一番です。

旅行に出掛ける時も携帯必須

母子手帳が妊娠中も出産後の検診や受診に必要なのはご説明してきました。母子手帳は病院の検診・受診だけでなく旅行に出かける時にも携帯することは必須です。これは妊娠中も出産後も必要となります。

妊娠中のお母さんの健康状態も生まれてきた赤ちゃんの健康状態が記載されているため異常事態が起きてしまった際に母子手帳を見ることで適切に状況を把握することが出来るためです。いつでも母子手帳は携帯しましょう。

母子手帳はいつまで使う?

妊娠から出産後までいつでもお母さんと赤ちゃんを守るために必要な母子手帳です。お母さんと赤ちゃんの健康状態や発育・発達の状況と予防接種の確認のために必ず必要となります。

妊娠から出産、出産後の赤ちゃんの検診にも必要な母子手帳ですが実際産後いつまでつかうものなのでしょうか。詳しくご説明します。

子供が小学校に入るまで

母子手帳がいつまで使われるのかご説明します。母子手帳はお母さんが妊娠中から赤ちゃんが小学校に上がるまでの約7年間使用します。

妊娠中のお母さんの健康状態だけでなく、出産後の赤ちゃんの健康状態や発育・発達状況や予防接種の状況などを記録し小学校入学までに確認します。また、小学校入学後にも予防接種をいつ受けたのか・既往症の確認のため大切に保管しておきましょう。

母子手帳を楽しく使う

妊娠から出産後までお母さんと赤ちゃんの記録としていつでも大切に保管し必要な母子手帳ですが、いつも持ち歩きお母さんと赤ちゃんの大切な思い出を残すものですし、せっかくなら楽しく使用したいですよね。

自治体によってはシンプルなものやキャラクターが書かれたものもあります。大切に楽しく母子手帳を使うためにできるアレンジはどんなものがあるでしょうか。

おしゃれなケースに入れて持ち歩こう

妊娠中から出産後までお子さんが小学校入学までいつでも必要となる母子手帳ですが、いつも持ち歩くものですから母子手帳を裸のまま持ち歩くよりもおしゃれなケースに入れて持ち歩くのもいかがでしょうか。

また、母子手帳ケースにはペンホルダーやカードケースもついているものもあるためメモや記録を残しやすく健康保険証や診察券や妊娠検診受診表を入れておくにも便利です。

妊娠したら大切な母子手帳をしっかり活用しよう

妊娠した時からがお母さんです。母子手帳はお母さんと赤ちゃんを守るための記録だけでなく大切な思い出も記録するものです。不安な妊娠・出産・育児だけでなくいつでもお母さんのサポートをしてくれます。

妊娠したらいつでも母子手帳を確認し、しっかり母子手帳の出産・育児支援サポートを活用していきましょう。