出産準備

【専門家監修】陣痛体験談から出産がわかる先輩ママの陣痛エピソード8つ

陣痛はいつからはじまる?

「陣痛」の前に「前駆陣痛」というものがあり、不規則な感覚で腹部に痛みが襲ってきますが、その痛みが規則的になってきた段階で「陣痛」となります。

医師から「1時間に6回」「10分間隔」など、指定された間隔で痛みが来るようになったら、病院へ向かうようにしましょう。

しかし、破水や出血、胎動を感じないなどがある場合は、医師の指示に従いましょう。

初めての出産は不安なもの

初めての出産となれば、どんな女性でも不安はつきものです。誰もが出産を経験するまでは、痛みや育児、出産自体に不安な気持ちを抱きます。しかしどんなに不安な気持ちがあっても、お腹の中で赤ちゃんは頑張って成長しています。

「案ずるより産むがやすし」ということわざがある通り、生んでしまえばそれまでの不安が吹き飛ぶ場合もあります。

先輩ママの陣痛体験談エピソード8つ

陣痛の痛みや辛さは人それぞれです。同じように体験談にも様々なエピソードがあります。

皆さんはどんな体験をされているのか、先輩ママさんの体験談を見ていきましょう。

陣痛体験談エピソード1:パパが大慌て

「陣痛が始まったら自分よりも、旦那さんの方が慌ててしまい、携帯を忘れて親族に連絡できなかった」という体験談を持つママさんがいらっしゃいます。

ママさんよりも、パパさんの方が大慌てしてしまうことは、よくあるようです。実際に自分では何もできないパパさんならではのエピソードであるとも言えます。

陣痛体験談エピソード2:胎盤が出るときは音がする

1人目も2人目の時も、長く辛い陣痛を終え無事出産したあとの、「胎盤が胎内からでる時の音や感触がとても好きです。」という体験談を話すママさんがいらっしゃいます。これは、出産のときしか感じられない貴重な体験です。

実際に音がするかどうかは人それぞれです。出産のときに胎盤が出る音を、気を付けて聞いてみてください。

陣痛体験談エピソード3:3人出産ママ

初めてのママさんにとっては1回でも不安な陣痛ですが、3回も陣痛を体験するとなると想像がつきにくいかもしれません。

実際に3人出産したママさんの痛み方はどのようなものだったのか、体験談を聞いてみましょう。

1人目

「初産の陣痛は、12時間かけて出産した」という1人目の体験談です。朝から不規則な痛みの前駆陣痛が始まり、10分間隔になっても、産院が家から近かったことで、しばらくは自宅待機していたということです。

陣痛が7分間隔になって、電話をして産院へ行きました、この時の子宮口は5㎝くらいです。子宮口8㎝で自然破水後、1時間ほどで出産しました。

分娩所要時間は12時間程度ということです。

2人目

「2人目はツルっと出産しました」という体験談です。当時1歳2カ月の長女さんがいらっしゃったので、毎日散歩をしていました。お腹の痛みを感じて、旦那さんに早く帰ってきてほしいとお願いをして、夕方の入浴中に破水をして産院へ入院しましたが、その時は子宮口5㎝程度でした。

ゆっくり過ごしているうちに痛みがどんどん激しくなり、あっという間にいきみたくなって出産したというエピソードです。分娩所要時間は5時間程度でした。

3人目

「3人目出産時の陣痛は、予想もしていなかったことが起きた」という体験談です。

陣痛が10分間隔になってから入院をしましたが、陣痛は7分間隔から縮まらず、3時間経過した時に赤ちゃんの回旋異常が発覚しました。しかし子宮口が順調に開いていたので、人工的に破水させ、無事出産することができました。

陣痛が頻繁に来るようになって、結果的には破水から15分で出産できたようです。分娩所要時間は8時間程度です。

陣痛体験談エピソード4:ジンクス通りになった

根拠はありませんが都市伝説で、「焼肉を食べると産気づく」と噂されています。実際に、「37週2日の夕飯に妊婦最後の贅沢と称して高級ステーキを食べに行ったら、日付が変わったばかりの37週3日目に産気づいた」という体験談を話す妊婦さんもいらっしゃいます。

本当かどうかは定かではありませんが、ジンクス通りの陣痛を体験する妊婦さんも多いということです。

陣痛体験談エピソード5:陣痛促進剤を使った

37週で赤ちゃんが下に降りてきたため、陣痛促進剤を使って促すことで安産だったという体験談を話すママさんもいらっしゃいます。

陣痛促進剤というと、危険なイメージを持つ方もいると思いますが、医師の判断で、緊急の場合などは使用することが望ましい場合もあります。

不安な場合は、医師に質問してみましょう。

陣痛体験談エピソード6:痛みが急に来た

予定日を5日も過ぎて、夜中の突然の腹痛から1時間後に出産に繋がったママさんもいらっしゃいます。2人目ということもあり、すぐに陣痛に気づいたようです。

突然の腹痛は、妊娠中でなくても心配ですし、我慢するのも辛いものです。痛みを感じて、陣痛かどうか判断できないときは、自己診断せず、すぐに医師の判断を仰ぎましょう。

陣痛体験談エピソード7:買い物に行く余裕があった

陣痛が遠のいたので、友達とスーパーに買い物に行ったというママさんもいらっしゃいました。こういったエピソードは珍しいものの、全くないとは言い切れません。

陣痛の痛みは人それぞれなので、あまり痛く感じない方も多くいらっしゃいます。どちらが正解ということはないため、マイペースで陣痛を乗り切ることが大切だと言えます。

陣痛体験談エピソード8:破水から始まった

「破水から始まり、感染症を予防するために陣痛促進剤を使用したが、痛みがなかなか強くならないので、一旦促進剤を中断しました。」というママさんがいらっしゃいます。

その後、再び陣痛促進剤を使用して、本格的な陣痛から約4時間で出産しましたが、破水から始まるケースは、決して珍しくはありません。

ただ、家庭や外出時に破水した際は、感染症の恐れもありますので、すぐに産院へ連絡をして指示を仰ぐことが必要です。

出産が楽しくなる方法4つ

出産は女性が一生のうちに数回しか体験できない、一大イベントです。何か記念に残るようなことが出来たら素敵だと考える方も多くいらっしゃいます。

夫婦や家族で話し合って、素敵な思い出を残すのもよいでしょう。

出産が楽しくなる方法1:出産を動画撮影する

実際に陣痛が始まると、ママさん本人が辛くて、赤ちゃんに出会う素晴らしい瞬間をあまり覚えていないものです。そこで最近は立ち合い出産も多くなっているので、パパさんに動画を撮影してもらうことをおすすめします。

出産後、改めて余韻に浸ることも出来ますし、後からゆっくりと親子で動画を見て語り合うことも出来ます。赤ちゃんにとっては一生に一回きりのことですので、記念に動画を撮影しておくのも良い方法です。

ビデオ撮影を希望する場合、バースプラン等で助産師に伝え、撮影可能な施設かどうか確認するようにしましょう。

出産が楽しくなる方法2:絵を描いて気をそらす

陣痛中の妊婦さんが描いた「赤富士」の絵は、その絵を貰った人が子宝に恵まれるというジンクスがあります。陣痛中はとても辛いのは皆同じですが、せっかくならその痛みを乗り越えて、他の方々にも幸せになってもらいたいものです。

自分の描いた絵が縁起のいいものとなる上、痛みからも気が紛れてとても良い効果をもたらす場合があります。絵が苦手でなければ、是非チャレンジしてみてください。

出産が楽しくなる方法3:生まれたての赤ちゃんを抱っこ

経膣分娩の醍醐味は、何といっても「生まれたての赤ちゃんを抱っこ出来るということ」と語る先輩ママさんがいらっしゃいます。辛い陣痛ではありますが、その長い痛みの後には可愛い赤ちゃんの顔が見られます。

医師がお腹にへその緒の付いた我が子を乗せてくれて、涙しながら抱っこすることが出来るのです。痛みに耐えたからこそ体験できる幸せです。

陣痛は苦しい事ばかりではありません。痛みの後には楽しみが待っています。

出産が楽しくなる方法4:周りのサポート

バースプランに「褒められると伸びるタイプ」と書いたことで、分娩中、医師や看護師さんから褒めまくってもらうことで出産を乗り切ったと言う、ママさんがいらっしゃいます。

せっかくの出産ですから、周りにサポートをしてもらって、思いきり出産を楽しんでみるのもよいことと言えるでしょう。人生に幾度とない機会ですので、家族や医師、看護師さん、助産師さんに助けてもらって、出産を楽しい体験に変えるのも1つの方法です。

陣痛も出産も十人十色

ママさんの数だけ、出産にまつわるストーリーがあります。人それぞれ痛みも違えば、陣痛から分娩に至るまでの段階も違います。

この世に2度と無い赤ちゃんとの思い出を作るためにも、是非出産を楽しいものにしてください。赤ちゃんとの絆がより深まるのではないでしょうか。