妊娠症状

【専門家監修】妊娠チェックリストの主な項目20個|妊娠初期に気をつけることは?

妊娠チェックリストとは

妊娠を望んでいる女性は、生理前に起こる体調の変化に敏感になるでしょう。そんな時、それらの体調の変化が妊娠から起こっているのかを判断する手助けになるのが、妊娠チェックリストです。

妊娠チェックリストには、妊娠初期に起こりうる症状がリストアップされています。もし、多くの症状にチェックがつく場合は、妊娠している可能性が高いでしょう。

しかし、生理前に起こる体調の変化と似ている症状もあるので、必ずしも妊娠していると判断することはできません。

妊娠チェックリストを使用する理由

妊娠チェックリストには、妊娠初期に起こりやすい体調の変化がリストアップされています。もし生理前に感じている体調の変化が、妊娠チェックリストにある症状の場合は、妊娠している可能性が高いでしょう。

しかし、妊娠チェックリストだけでは、実際に妊娠しているかどうかを確認することができません。もしチェックリストに載っている症状がある場合は、生理予定日から1週間後に妊娠検査薬を使用してみてください。

妊娠の兆候には早く気付いた方がいい

妊娠チェックリストを活用することで、妊娠の兆候に早く気づくことができるでしょう。人によっては妊娠しているにもかかわらず、体調の変化を見落として、お腹の中にいる赤ちゃんに影響が起こりうる生活を過ごしている場合があります。

早い段階で妊娠していることに気づくことで、お腹の中の赤ちゃんも安全な生活を送ることができるでしょう。

妊娠チェックリストの主な項目20個

ここからは妊娠チェックリストにリストアップされる主な項目を20個紹介していきます。

妊娠を望んでいる女性は、毎月生理前には体調の変化に敏感になるでしょう。妊娠の可能性をがあるか気になる方は、ぜひこの妊娠チェックリストに載っている症状があるかをチェックしてみてください。

妊娠チェックリストの主な項目1:生理が来ない

妊娠チェックリストの主な項目の1つ目は、生理が来ないことです。生理が毎月予定通りに来る女性で、生理予定日を過ぎても生理が来ない場合は、妊娠の可能性を疑いましょう。

しかし、生理不順の場合は、生理が来ないことで予想するのは難しいです。さらに、生理が来ないだけでは、妊娠していると判断することもできません。

妊娠の可能性がある1つの症状として、生理が予定通りに来ているかを気にしてみましょう。

妊娠チェックリストの主な項目2:熱っぽい

妊娠チェックリストの主な項目の2つ目は、熱っぽくなることです。妊娠をした場合、ホルモンの影響で基礎体温が上がり、高温期が長くなるといわれています。そのため、微熱があるように感じる女性が多いようです。

もし妊娠を望んでいる場合は、生理予定日ごろに普段よりも熱っぽさを感じても、風邪薬などの服用は避け、様子をみましょう。妊娠している場合には、薬が妊娠に影響を及ぼす恐れがあります。

妊娠チェックリストの主な項目3:おりものが増える

妊娠チェックリストの主な項目の3つ目は、おりものが増えることです。妊娠をすると、ホルモンの影響でおりものが増えるといわれています。

通常、生理が来る場合は、おりものが減少してきます。しかし、生理予定日ごろにおりものが増えている場合は、妊娠の兆候の可能性があります。

人によっては、おりものの色や臭いに変化がある人もいるようです。

妊娠チェックリストの主な項目4:胃腸の調子が悪い

妊娠チェックリストの主な項目の4つ目は、胃腸の調子が悪くなることです。妊娠をすると、ホルモンの影響で便秘になりやすくなるといわれています。また、ガスが溜まったり、出やすくなったりする人もいるようです。

妊娠の可能性が考えられる場合は、薬を服用する時には、どんな薬であれば服用できるかを医療機関で確認するのがおすすめです。

妊娠チェックリストの主な項目5:むくみやすい

妊娠チェックリストの主な項目の5つ目は、むくみやすいことです。妊娠した場合は、手足がむくみやすくなる人が多いようです。その理由は、エストロゲンの分泌が水分を貯める働きをするからといわれています。

さらに、子宮へ通常よりも多くの血液を送ろうとすることでも、むくみやすくなるといわれています。

もし、むくみやすくなったと感じた場合は、塩分を摂取しすぎない食生活やストレッチをすることなどを心がけましょう。

妊娠チェックリストの主な項目6:トイレの回数が増える

妊娠チェックリストの主な項目の6つ目は、トイレの回数が増えることです。妊娠をした場合、ホルモンの影響で筋肉が緩むことや、膀胱が活発になるためトイレの回数が増えるといわれています。

浮腫みもありながら頻尿にもなるため身体には水分が必要な状態です。こまめな水分摂取を心がけるようにしましょう。

妊娠チェックリストの主な項目7:食べ物の好みが変わる

妊娠チェックリストの主な項目の7つ目は、食べ物の好みが変わることです。妊娠すると食べ物の好みが変化し、普段好きだった食べ物が食べたくなくなるという女性がいます。反対に、これまでは好きではなかった食べ物を、食べたくなることもあるようです。

もしくは、これまで気にならなかった食べ物の匂いに敏感になることもあります。急な食べ物の好みの変化を感じた場合は、妊娠から起こる体の変化の可能性があります。

妊娠チェックリストの主な項目8:いつもより眠い

妊娠チェックリストの主な項目の8つ目は、いつもより眠くなることです。妊娠をすると、妊娠初期に分泌されるプロゲステロンというホルモンの影響で、強い眠気を感じるといわれています。そのため、いつもは感じないような強い眠気を感じる女性が多いようです。

妊娠している場合、そのように感じる眠気は体を休ませるべきサインでもあるので、無理に動き回らないようにしましょう。

妊娠チェックリストの主な項目9:体がだるくて疲れやすい

妊娠チェックリストの主な項目の9つ目は、体がだるくて疲れやすくなることです。眠気と同様に、妊娠初期にはプロゲステロンというホルモン分泌の影響で、基礎体温が高くなります。その結果、熱っぽくなりだるさを感じる女性がいるようです。

もし妊娠している場合は、赤ちゃんを育てるために体を休めるべき時期なので、だるさや疲れを感じる場合は、横になって休むようにしましょう。

妊娠チェックリストの主な項目10:精神状態が不安定

妊娠チェックリストの主な項目の10個目は、精神状態が不安定になることです。

妊娠をすると、ホルモンバランスが変化することで感情の変化が大きくなるといわれています。これまでは感じなかったような不安を感じることや、反対にとても明るい気分になる女性もいるようです。

そのように精神状態が不安定になった場合は、無理をせずに家族や友人に相談をするのがおすすめです。

妊娠チェックリストの主な項目11:たびたびめまいがする

妊娠チェックリストの主な項目の11個目は、たびたびめまいがすることです。妊娠をすると、さまざまなホルモン分泌に変化が起こります。その変化が原因で、自律神経のバランスが崩れてめまいを起こす女性がいるといわれています。

妊娠による食欲の減少がある場合、脱水症状からめまいが起こることもあるようです。もし、めまいが起こる場合は、横になって休んだり、水分補給を十分にすることを心がけてください。

妊娠チェックリストの主な項目12:何も食べたくなくなる

妊娠チェックリストの主な項目の12個目は、何も食べたくなくなることです。食べ物の変化があるのと同様に、妊娠をすると食欲が減少する女性もいるようです。

妊娠をすると、匂いに敏感になる女性が多いといわれており、その匂いから吐き気などを感じることもあります。

何も食べていないと脱水症状を起こす可能性があるため、なるべく水分補給は怠らないようにしましょう。

妊娠チェックリストの主な項目13:何かを食べていないと落ち着かない

妊娠チェックリストの主な項目の13個目は、何かを食べていないと落ち着かないことです。

妊娠した場合、食欲が急増する女性もいます。中には、空腹になることで気分が悪くなる、食べづわりを感じることもあるといわれています。

妊娠初期は赤ちゃんの脳など重要な臓器が作られる時期であるため、良質な脂質を摂取することが勧められています。

急に食欲が増した場合は、妊娠した可能性も考慮しましょう。

妊娠チェックリストの主な項目14:便秘になる

妊娠チェックリストの主な項目の14個目は、便秘になることです。妊娠をすると、血液が胎盤に集まることで腸の働きが悪くなるといわれています。そのため、便が硬くなることや便通の回数が減ったりするようです。

便秘の症状が辛く薬を服用する場合は、妊娠しているかを確認してからにしましょう。薬によっては、妊娠中には服用できない薬があるので注意してください。

妊娠チェックリストの主な項目15:頭痛がする

妊娠チェックリストの主な項目の15個目は、頭痛がすることです。

妊娠初期に感じる頭痛は、プロゲステロンというホルモン分泌が増えることが影響しているといわれています。プロゲステロンの影響で、脳の血管が拡張して周囲の神経を刺激する場合があるようです。

便秘と同様に妊娠している場合は、服用できない薬があるので、安易に頭痛薬を服用するのは注意してください。

妊娠チェックリストの主な項目16:腰痛が起こる

妊娠チェックリストの主な項目の16個目は、腰痛が起こることです。妊娠初期に起こる腰痛は、ホルモン分泌の変化が影響しているといわれています。出産に備えるため、ホルモンが骨盤の靭帯を緩める働きをすることで腰痛が起こるようです。

腰痛がある場合は、なるべく正しい姿勢でいることを心がけて、ストレッチをすることがおすすめです。頭痛と同様に妊娠の可能性がある場合には、鎮痛剤の服用には注意してください。

妊娠チェックリストの主な項目17:吐き気を感じる

妊娠チェックリストの主な項目の17個目は、吐き気を感じることです。妊娠した場合、「つわり」と呼ばれる吐き気を感じる症状がある女性が多いようです。つわりで感じる吐き気は、空腹時に感じることや食後に感じることもあります。

つわりは船酔いや二日酔いのような吐き気に似ているといわれているので、そのような吐き気を感じる場合は妊娠の兆候かもしれません。

妊娠チェックリストの主な項目18:よだれが多くなる

妊娠チェックリストの主な項目の18個目は、よだれが多くなることです。妊娠してよだれが多くなるのは、妊娠をすることで口腔内が細菌に感染しやすくなり、その細菌感染を防ぐためだといわれています。

よだれを増やすのは、エストロゲンというホルモン分泌の働きといわれ、よだれが増えることで、口の中を洗い流すことができると考えられています。

妊娠チェックリストの主な項目19:喉が痛くなる

妊娠チェックリストの主な項目の19個目は、喉が痛くなることです。妊娠して喉が痛くなるのは、ホルモン分泌の変化が影響しているといわれています。

喉の痛みが続く場合は、医療機関でどのような対処をすべきか相談してみましょう。妊娠中は使用できない薬があるので、むやみに薬を服用しないよう気をつけましょう。

妊娠チェックリストの主な項目20:色彩感覚が変化する

妊娠チェックリストの主な項目の20個目は、色彩感覚が変化することです。妊娠をすると、色彩感覚が変化する女性もいるようです。

例えば、黒など暗い色を見ると、不安な気持ちになったりする人が多いようです。それは、妊娠したことで子供を守ろうとする本能が働くことが原因だといわれています。

このような色彩感覚の変化がある場合は、身に付けるものなどに心を落ち着ける効果があるとといわれるピンク色を取り入れるのがおすすめです。

妊娠初期に気をつけること4つ

ここからは、妊娠が発覚した場合の、妊娠初期に気をつけることを4つご紹介してまいります。

妊娠していると分かった時には、以下でご紹介する項目に気をつけて生活してみてください。そして、安全なマタニティライフを過ごしましょう。

妊娠初期に気をつけること1:食事

気をつけることの1つ目は、食事です。妊娠した場合、食事で摂取するものは赤ちゃんの成長へと影響するといわれています。

そのため、栄養バランスの取れた食事を取るように心がけましょう。なるべく、化学調味料、塩分、糖分の取り過ぎには気をつけてください。

妊娠1ヶ月前から妊娠3ヶ月までは、赤ちゃんの成長を促す葉酸の摂取が勧められています。葉酸を食事やサプリメントから、1日400μgを目安に摂取するとよいでしょう。

妊娠初期に気をつけること2:運動

気をつけることの2つ目は、運動です。妊娠している時も運動を続けることで、ストレス解消やむくみ解消に効果的だといわれています。しかし、妊娠中にする運動は、適しているとそうでないものがあります。

適している運動は、有酸素運動であるウォーキング、ヨガ、水泳などです。反対に、適していない運動は、体への負荷が強い、腹部への圧迫があるものです。

そして、妊娠中の運動は、必ず医師から許可をもらうようにしてください。

妊娠初期に気をつけること3:行動

気をつけることの3つ目は、行動です。妊娠をした場合は、特に体に負担がかかりやすい行動は避けましょう。

妊娠初期症状として、疲れやだるさを感じた場合は、無理をせずに休息を取るようにしてください。

妊娠初期に気をつけること4:姿勢

気をつけることの4つ目は、姿勢です。妊娠初期には、腰痛に悩まされる女性が多いようです。しかし、妊娠初期から正しい姿勢を心がけておくのが大切です。

正しい姿勢とは、背筋を伸ばして、肩と骨盤が一直線になるような姿勢です。このような正しい姿勢を習慣づけることで、体を支える筋肉を鍛えることができるでしょう。そして、妊娠後期にお腹が大きくなった時の腰痛の予防にもつながるといわれています。

妊娠の兆候には敏感になりましょう

妊娠していることで起こり得る体調の変化がリストアップされているのが、妊娠チェックリストです。

もし、生理予定日ごろに妊娠チェックリストにあるような体調の変化を感じた場合は、妊娠の可能性を疑いましょう。体調の変化には、生理が来ないことや熱っぽいことなどがあります。

体調の変化に敏感であることで、早い段階で妊娠に気づけるでしょう。そして、妊娠をしている場合には、食事や行動などに気をつけて妊娠初期を過ごしましょう。