妊娠症状

【専門家監修】妊娠しやすい時期はいつ?妊娠に関する豆知識14個紹介!

妊娠しやすい時期はいつ?

妊娠を望んでいるのに、なかなか妊娠しないという場合、妊娠の可能性が高くなる方法を模索する方が多いでしょう。

妊娠を望んでいるならば、妊娠しやすい時期を知っておくことが大切です。なぜなら、妊娠しやすい時期に性交渉をすることで、妊娠の可能性を高めることができるからです。

妊娠しやすい時期は、排卵日の2〜3日前から排卵日の翌日といわれています。それらの時期は、基礎体温や排卵検査薬を使用することで推測ができます。

妊娠しやすい時期と排卵日の関わり

排卵日とは、卵子が卵巣から排出される日のことを指します。卵子は卵巣にある卵胞という袋の中にあり、ホルモン分泌の刺激を受け大きくなります。そして、その中の1つだけ成熟した卵子が排卵日に排出されるのです。

また、排卵された卵子の寿命は約12〜24時間といわれています。そのため、卵子と精子が受精をするためには、排卵日に近いタイミングで性交渉をする必要があるのです。

妊娠しやすい時期に関する豆知識14個

ここからは、妊娠しやすい時期に関する14の豆知識をご紹介してまいります。

妊娠を望んでいる方は、妊娠の可能性を高められる情報を検索することが多いでしょう。妊娠に近づくために、以下でご紹介する知識を参考にしてみてください。

妊娠しやすい時期に関する豆知識1:卵子と精子の寿命は?

豆知識の1つ目は、卵子と精子に寿命があることです。前項にて、妊娠しやすい時期と排卵日に関連性があることをご紹介しました。

卵子の寿命は約12〜24時間、そして精子は約75時間といわれています。そのため、排卵日に女性の体内に精子がない場合は、受精することができません。要するに、妊娠をすることができないのです。

妊娠しやすい時期に関する豆知識2:1番妊娠しやすい日は排卵日ではない?

豆知識の2つ目は、1番妊娠しやすい日は排卵日ではないことです。排卵日が最も妊娠しやすいと考える方もいるでしょう。

しかし、一般的には、排卵日の2〜3日前から排卵日の翌日までが妊娠しやすい時期といわれています。なぜなら、卵子と精子には寿命があるからです。卵子は約24時間しか寿命がないため、排卵日の前に精子が女性の体内で待ち受けているのが理想だといわれています。

妊娠しやすい時期に関する豆知識3:妊娠しやすい年齢とは?

豆知識の3つ目は、妊娠しやすい年齢があることです。女性の体の中にある卵子は、生まれた後から増えることがなく減っていくばかりだといわれています。そのため、年齢が上がるにつれて、卵子の数は減少します。

一般的には、女性は30歳から自然に妊娠する力が減少していくといわれています。

妊娠しやすい時期に関する豆知識4:妊娠の年齢的リミットはある?

豆知識の4つ目は、妊娠の年齢的リミットはあるかについてです。前項でご紹介したように、女性が持つ卵子は生まれた時から数と質が下がり続けます。そのため、高齢になるほど妊娠や出産の可能性は下がっていくでしょう。

卵子の状態により人それぞれ、妊娠ができる年齢のリミットには違いがあります。しかし、35歳以降は死産率が急増するともいわれています。そのため、30代後半からは、妊娠や出産のリスクが高くなるといえるでしょう。

妊娠しやすい時期に関する豆知識5:生理不順でも妊娠できる?

豆知識の5つ目は、生理不順でも妊娠できるかどうかです。生理不順の場合は、妊娠しやすい時期を特定するのが難しくなります。

月経周期が28日で安定している場合は、排卵日は月経周期の14日目ごろだと予測ができます。しかし、生理不順であると、いつが排卵日になるか予測が難しくなるからです。

そのため、生理不順の場合は、医療機関の診察を受けて、生理不順を改善する方法や妊娠ができるかどうかを相談するのがおすすめです。

妊娠しやすい時期に関する豆知識6:不妊とは?

豆知識の6つ目は、不妊についてです。不妊症とは、1年間避妊をせず性交渉があるにもかかわらず、妊娠をしないことを意味します。

通常、避妊をせずに性交渉がある場合、1年間で約80%の人が妊娠をするといわれています。そして、2年間では約90%になります。

不妊症を疑う場合は、男女ともに不妊専門の医療機関で検査をすることがすすめられています。何が原因で不妊を引き起こしているか判別し、適切な治療を受けましょう。

妊娠しやすい時期に関する豆知識7:性交回数は妊娠に影響するのか?

豆知識の7つ目は、性交回数は妊娠に影響するのかどうかです。性交渉の回数は多くなるほど、妊娠する確率は高くなるといえるでしょう。

確実な排卵日を予測することが難しいため、予測した排卵日ごろだけ性交渉をしても妊娠の確率は上がらないでしょう。

排卵日ごろに性交渉をしなければいけないとプレッシャーを感じることなく、自然に性交渉が増えることが望ましいでしょう。

妊娠しやすい時期に関する豆知識8:精子は新しい方が妊娠しやすい?

豆知識の8つ目は、精子は新しい方が妊娠しやすいのかです。

精子は、毎日作られます。そのため、禁欲期間が長くなると、体内には死んだ精子が混ざる可能性があるといわれています。そうすると、妊娠の可能性が下がる恐れがあります。新しい精子を保つためにも、禁欲期間は長く取らないことが望ましいでしょう。

妊娠しやすい時期に関する豆知識9:妊娠を望む場合の飲酒や服薬は?

豆知識の9つ目は、妊娠を望む場合の飲酒や服薬についてです。

一日アルコール量として15ml以下は妊娠には影響しないことが近年分かってきています。
そのため、たしなむ程度の飲酒は大丈夫ですが、妊娠を望んでいる方の、過度な飲酒は控えたほうがよいでしょう。

過度の飲酒は妊娠の可能性を低下させることや、妊娠している場合は胎児への悪影響を及ぼす恐れがあるため、妊娠発覚後は禁酒が必要です。

また、妊娠を疑う時には、薬の服用にも気をつけましょう。妊娠初期でも、薬の種類によっては胎児へ影響でるものがあります。医療機関で、どの薬であれば服用できるか確認しましょう。

妊娠しやすい時期に関する豆知識10:絶対に妊娠しない日はある?

豆知識の10つ目は、絶対に妊娠しない日はあるかどうかです。絶対に妊娠をしない、いわゆる安全日というものはないといわれています。女性の月経周期が絶対に同じように来ないように、安全日はこの日だという特定をすることができません。

避妊をしない性交渉をした場合は、いつでも妊娠の可能性はあると考えたほうがよいでしょう。

妊娠しやすい時期に関する豆知識11:ピルを飲んでいる場合は?

豆知識の11つ目は、ピルを飲んでいる場合の妊娠についてです。ピルを飲んでいる場合、飲み忘れがあると避妊効果が下がるといわれています。そのため、2錠以上のピルを飲み忘れた時に、避妊なしの性交渉をした場合は、妊娠する可能性が少なからずあります。

また、もしピルを飲み続けていた後に妊娠をした場合でも、ピルは胎児への影響はないといわれています。

妊娠しやすい時期に関する豆知識12:中絶後は妊娠しにくい?

豆知識の12つ目は、中絶後は妊娠しにくいのかどうかです。中絶をした場合、人工的に妊娠を中断させるため、心身ともに影響を受けやすいでしょう。

妊娠した後、女性の体内では自然とホルモン分泌の変化が起こります。中絶では、その変化を人工的に中断するため、中絶手術後のホルモンバランスが安定するまでに時間がかかります。

また、子宮内を掻き出すようにして中絶処置をするため子宮内膜が傷つきやすいです。子宮内膜が傷ついている場合受精卵が着床しにくいことがあります。

中絶が不妊に必ずとも影響するわけではないですが、リスクは少なからずあるといわれています。

妊娠しやすい時期に関する豆知識13:流産後は妊娠しにくい?

豆知識の13つ目は、流産後は妊娠しにくいのかどうかです。

まず、流産は、全妊娠に対して約10〜20%の確率で起こるといわれています。そして、問題がなければ、流産をしても妊娠の可能性は下がらないでしょう。

しかし、もし流産を繰り返す場合は不育症の疑いがあるため、専門の医療機関で検査を受けてみましょう。流産を繰り返す原因を調べて、治療できる可能性があります。

妊娠しやすい時期に関する豆知識14:2人目は妊娠しにくいのか?

豆知識の14つ目は、2人目は妊娠しにくいのかどうかです。

1人目の子供は問題なく妊娠できたけれど、2人目はなかなか妊娠できないというご夫婦もいらっしゃるでしょう。その理由は様々ですが、特に年齢が上がっていることや、子育てが忙しく性交渉の回数が減少することなどが考えられます。

35歳以下であれば1年間以上、35歳以上であれば半年、妊娠しなければ、医療機関で診察を受けることがおすすめです。

妊娠しやすい時期を知る方法6つ

妊娠を望んでいるご夫婦は、妊娠しやすい時期がいつなのか気になるでしょう。ここからは、妊娠しやすい時期を知る6つの方法をご紹介します。

妊娠を望んでいる方は、以下でご紹介する方法を参考に妊娠しやすい時期の予測をしてみてください。

妊娠しやすい時期を知る方法1:基礎体温を測る

方法の1つ目は、基礎体温を測ることです。基礎体温とは、起床後起き上がる前に検温する体温を指します。この基礎体温を測ることで、月経周期、排卵があるかどうか、排卵日などを予測することができるといわれています。

通常、基礎体温は低温期と高温期の2層に分かれています。そして、低温期の最終日が、排卵日に当たるといわれています。

基礎体温を記録するスマホアプリもあるため、毎朝基礎体温をつけてみましょう。

妊娠しやすい時期を知る方法2:生理が始まった日から排卵日を予想する

方法の2つ目は、生理が始まった日から排卵日を予想することです。月経周期が安定している女性は、生理が始まった日から約12〜16日後に排卵するといわれています。

しかし、月経周期が不安定な場合は、生理日から排卵日を予想するのは難しいでしょう。さらに、生理日だけで排卵日を予想するのは難しいため、基礎体温表と合わせて予想するのがおすすめです。

妊娠しやすい時期を知る方法3:おりものの状態

方法の3つ目は、おりものの状態を確認することです。月経周期に合わせて、おりものの状態は変化します。そのため、おりものの変化を確認することで、妊娠しやすいであろう排卵期を予想することができます。

排卵日が近づくと、おりものの量が増えて、とろみのある状態になります。色は無色透明で、匂いは強くないといわれています。

このようにおりものが変化するのは、精子が子宮の入り口を通りやすくするためなのです。

妊娠しやすい時期を知る方法4:排卵日の腹痛

方法の4つ目は、排卵日の腹痛です。女性の中には、排卵日に腹痛や乳房の痛みを感じる人がいます。排卵日に腹痛がある理由は、排卵によって子宮や卵巣が収縮することなどが挙げられます。

しかし、腹痛があるからといって排卵日と予想するのは難しいため、基礎体温と一緒に照らし合わせることがおすすめです。そのため、基礎体温表には、体調の変化も記録しておくと、今後の妊娠しやすい日の予想に役立つでしょう。

妊娠しやすい時期を知る方法5:排卵日予測検査薬

方法の5つ目は、排卵日予測検査薬を使用することです。排卵予測検査薬とは、検査薬に尿をかけて排卵日に近いことを確認できる検査薬です。

排卵日の前日ごろになると、黄体形成ホルモンが急激に分泌されるといわれています。排卵予測検査薬では、その黄体形成ホルモンの分泌が増えると陽性反応を出すため、翌日に排卵することが予想できるのです。

基礎体温や生理日から排卵日の予想が難しい人は、排卵日予測検査薬の使用がおすすめです。

妊娠しやすい時期を知る方法6:卵胞チェック

方法の6つ目は、卵胞チェックをすることです。卵胞チェックは超音波検査で卵胞の大きさを確認し、ある程度の大きさになると排卵日が近いと診断されます。

妊娠しやすい時期を確実に知りたい場合は、専門の医療機関で診察をするのがおすすめです。専門の医療機関では、卵胞チェックをすることが可能で、より正確に排卵日を予想することができるでしょう。

妊娠しやすい時期を知ろう

妊娠を望んでいる方は、妊娠しやすい時期を知りたいことでしょう。妊娠しやすい時期は、排卵日の前後といわれています。なぜなら、卵子と精子にはそれぞれ寿命があるからです。

そのため、排卵日を予想して、妊娠しやすい時期に性交渉をするのが重要となります。排卵日を予想するには、基礎体温を測る、排卵予測検査薬の使用、卵胞チェックをすることなどがあります。

妊娠しやすい時期を予想して、妊娠の可能性を高めましょう。