子育て

【専門家監修】赤ちゃんにおすすめのりんごジュース11選|手作りする手順は?

赤ちゃんにジュースをあげるタイミングとは?

2003年にWHO(世界保健機関)が発表した内容では、生後6か月前の赤ちゃんはミルクや母乳以外は必要ないとしています。その後の生後6ヶ月頃から、離乳食を始めることが多いといわれています。

赤ちゃんにジュースを与える時期も、同じく生後6か月頃が多いでようです。生後6か月頃は、赤ちゃんの体重の増え方も緩やかになります。赤ちゃんの体重や体質などに合わせて、調整しながら、りんごジュースを始めてみましょう。

赤ちゃんにりんごジュースを与えるときのポイント5つ

フルーツのりんごは栄養価が高く、消化吸収も良いので、大人にも赤ちゃんにも取り入れたい食品の1つです。りんごをすり潰したものを離乳食として、取り入れている方も多いようです。

そこで、手に入りやすいりんごジュースをどのように扱えばいいのか、紹介していきます。赤ちゃんにりんごジュースを与える時のポイント5つを解説しますので、ぜひご参考にしてみてください。

りんごジュースを与えるポイント1:白湯で薄める

そのままのりんごジュースは、赤ちゃんにとって糖分も味も濃いので、離乳食の完了時期ころまでは、薄めたものを与えましょう。

薄め方は、ジュースの2倍の白湯とりんごジュースを混ぜ合わせます。ちなみに、白湯というのは、水を沸騰させた後冷ましたもののことです。

薄めることで、慣れている離乳食の薄い味から少しずつ慣らせていくことができるでしょう。濃い味に慣れ、離乳食を食べなくなる場合もありますので、気をつけましょう。

りんごジュースを与えるポイント2:商品の成分を確認する

りんごジュースを選ぶ時は、素材や成分表示の確認をおすすめします。どんなものを赤ちゃんに与えたいかを考える時に、素材、成分表示は重要な情報です。

例えば、素材表記には、果汁100%や濃縮還元などがあります。果汁は絞ったそのもので、濃縮還元は、果汁の水分をとばして濃縮したペーストを一旦保存して、再び水分を加えたものです。含まれる添加物などは、成分表示で確認するとよいでしょう。

りんごジュースを与えるポイント3:ジュースをおやつにする

りんごをすりおろしたザラザラ感が気になって、あまりすすまない場合でも、飲み込みやすいジュースにすると反応が変わるかもしれません。りんごジュースの取り入れ方については、おやつとして始めてみましょう。

また、少量で栄養価のいいものを与えたい場合などにも、りんごジュースはよいでしょう。市販の赤ちゃん向けりんごジュースも、いろいろなものがありますので、試してみましょう。

りんごジュースを与えるポイント4:常温で与える

りんごジュースに限らず、赤ちゃんに飲みものを与えるときは、冷たい状態ではなく常温にしてから与えましょう。

冷えは万病のもととも言いますが、冷たいものが体に入ると、小さな赤ちゃんの体が冷えてしまいます。また、内臓など各器官未熟な赤ちゃんには、熱い、冷たいなど強い刺激は避けた方がよいでしょう。

一般的に、赤ちゃんに冷たいもの与えてもいい時期は、1歳以降とされています。

りんごジュースを与えるポイント5:短時間で飲む

りんごジュースなどのおやつをだらだらと続けることは、虫歯になりやすいといわれているので、短時間で済ませることをおすすめします。

これは、おやつだけでなく食事にも当てはまります。特に、ジュースなどの甘い食べ物は、回数や時間をきめ、与え過ぎないことがポイントです。

乳歯が生え始めたら、歯磨きなどの虫歯予防が必要とされていますので、赤ちゃんの歯の健康についても考えましょう。

赤ちゃんにおすすめのりんごジュース11選

赤ちゃん向けのりんごジュースをどのように選べばいいのか、悩んでいる方も多いでしょう。市販の赤ちゃん向けのりんごジュースは、特徴豊かで、種類がそろっています。

そこで、赤ちゃんにおすすめのりんごジュース11種類を取り上げて、くわしくご紹介します。お気に入りのりんごジュースをぜひ選んでみてください。

おすすめのりんごジュース1:「幼児のみもの こどもスムージー りんごとぶどう」グリコ乳業

「幼児のみもの こどもスムージー りんごとぶどう」は、お菓子でおなじみの江崎グリコの子会社である、グリコ乳業のベビー向け商品の1つです。

りんごとぶどうの果実をメインに使用した、小腹も満たせるりんごペーストたっぷりのスムージーな食感です。生後1歳以降の赤ちゃんを対象にした飲料で、着色料、香料、保存料、人工甘味料は無添加で、乳児用規格適用商品です。

おすすめのりんごジュース2:「幼児りんご」グリコ乳業

「幼児りんご」も、グリコ乳業のベビー向け商品の1つです。こくがあって香りが高い、複数種のりんご果汁をブレンドしている濃縮還元果汁100%のジュースです。

砂糖や香料を使用しないで、果実本来の風味を大切に作られているので、はじめての果汁にもおすすめです。乳児用規格適用商品で、メーカーの推奨月齢は6ヶ月以降です。

おすすめのりんごジュース3:「それいけ!アンパンマンの完熟りんご」明治

チョコレートやお菓子の製造で有名な明治のそれいけ!アンパンマンシリーズの飲料の1つです。「それいけ!アンパンマンの完熟りんご100」は、濃縮還元果汁100%のりんごジュースです。

未開封の状態で長期保存がきくのでストックしやすく、紙パック入りなので持ち運びしやすいでしょう。パッケージは、アンパンマンのキャラクターがプリントされているので、赤ちゃんの興味を引けるでしょう。

おすすめのりんごジュース4:「ベビーのじかん ももとりんごのお水」和光堂

「ベビーのじかん ももとりんごのお水」は、ベビー向け食品に長く取り組んでいる和光堂の飲料の1つで、りんごの味がついたお水のイメージです。

おいしいももとりんごの風味づけがされていて、おなかに負担をかけることのないように、浸透圧を調整しています。メーカーによると、5カ月以降の赤ちゃんに推奨されています。

おすすめのりんごジュース5:「りんご果汁100%」和光堂

「りんご果汁100%」も和光堂のベビー向けの飲料で、りんご果汁100%の濃縮還元のジュースです。

甘味と酸味のバランスのよいふじりんごを使用していて、りんご本来のやさしい甘さのが味わえます。メーカーによると、7カ月以降の赤ちゃんにおすすめです。紙パックなので、お出かけに持っていきやすいでしょう。

おすすめのりんごジュース6:「ベビーのじかん アクアライトりんご」和光堂

和光堂の「ベビーのじかん アクアライトりんご」は、水分と電解質の補給に適したイオン飲料です。赤ちゃんに飲みやすい甘さとりんごの風味がつけられています。

外出後や入浴後の汗をかいた時など、水分及び電解質がすばやく体内に吸収されるよう作られています。メーカによると、3か月以降の赤ちゃんにおすすめです。

おすすめのりんごジュース7:「紙パック飲料 りんご100」ピジョン

ピジョンの「紙パック飲料 りんご100」は、食塩、砂糖不使用の、濃縮還元のりんご果汁100%のりんごジュースです。

開封前は、常温保存可能な点が便利です。メーカーによると、5カ月以降の赤ちゃんにおすすめですが、5、6カ月のころは白湯などで2倍に薄めて与えてください。

おすすめのりんごジュース8:「すっきりアクア りんご」ピジョン

「すっきりアクア りんご」は、赤ちゃん向けの食品や生活用品の製造をしているピジョンの、ベビー飲料の1つです。

ジュースというより、りんごの風味がついた電解質イオン飲料です。必要な水分・電解質をしっかり補給できまますので、毎日の水分補給やおふろ上がりになどにおすすめです。

糖分70%オフ(同社イオン飲料ミネラルアクアとの比較)なので、糖分のコントロールをしたい赤ちゃんに嬉しい商品です。

おすすめのりんごジュース9:「アップル&ウォーター」ピジョン

「アップル&ウォーター」もピジョンのベビー飲料の1つで、クリアタイプのりんごジュースです。

青森産のりんごの透明果汁に、ピュアウォーターを加えて作られていて、果汁濃度30パーセントなので、薄めずに、赤ちゃんにそのまま飲ませることができます。そのまま与えられるのは、お出かけのときにも便利でしょう。

メーカーによると、5カ月以降の赤ちゃんにおすすめです。

おすすめのりんごジュース10:「キャロット&アップル100」ピジョン

「キャロット&アップル100」も、ピジョンのベビー飲料の1つで、にんじんとりんごのミックス果汁100%のジュースです。

りんご果汁70%、ニンジンなどの野菜汁30%の構成で、味は赤ちゃんが飲みやすい仕上がりです。メーカーの推奨月齢は、5カ月以降ですが、5、6ヵ月の赤ちゃんに与える場合は、白湯などで2倍程度にうすめて与えてください。

おすすめのりんごジュース11:「飲みたいぶんだけ 果汁3種パック」和光堂

和光堂の「飲みたいぶんだけ 果汁3種パック」は、飲み切れる分だけ作れる、りんご、もも、みかんの3種類の果物を使用した粉末状の飲料です。

必要に応じてお湯やで溶かして作りますので、飲む量が少ない赤ちゃんの水分補給に向いています。メーカーによると、5ケ月以降の赤ちゃんにおすすめです。

りんごジュースを手作りする手順3つ

りんごがあれば、自分で手作りできるのではないかと思う方もいらっしゃるでしょう。りんごの旬の時期で、手軽に買いやす時などに、手作りジュースに挑戦するのはいかがでしょうか。

りんごジュースを作る大きな3つの手順をご紹介します。正しい手順を理解して、ぜひトライしてみてください。

りんごジュースを手作りする手順1:洗ったりんごの芯を取り皮をむく

まず、きれいに水で洗ったりんごの皮をむきます。そして、赤ちゃんの口に入らないよう、芯や種をていねいに取り除きます。

おろし器などでするときに、手で持ちやすいように、りんごを4~6等分のサイズに切るとよいでしょう。

りんごジュースを手作りする手順2:おろし器ですりおろす

りんごは時間が経つと変色しやすいので、大人用で変色防止のために、塩やレモン水を使いますが、赤ちゃんには刺激になる可能性があるので、使わないようにしましょう。

りんごジュースを変色させないために、必要な量だけを、飲ませる直前にすりおろすことをおすすめします。少量のものをすりおろすには、ジューサーでなくおろし器が便利です。

りんごジュースを手作りする手順3:ガーゼやこし器でこす

りんごをすりおろしたものに、果実の大きなかたまり、皮などが残ってしまうことがあります。赤ちゃんが飲むときの負担にならないように、ガーゼやこし器などを使って、すりおろしたものを丁寧にこしましょう。

ガーゼがなければ、キッチンペーパーやふきんを代用するとよいでしょう。

赤ちゃんにジュースを与えるときは気をつけよう

赤ちゃんにりんごジュースを与える時は、常温にして、白湯などで薄めて与えましょう。

市販のジュースで、薄め方などがパッケージに書いているものは、それを参考にしましょう。また、主食としてでなく、おやつなどのサポートとして取り入れるのが理想的です。美味しくて、栄養価の高いりんごのジュースをぜひ赤ちゃんに与えてみてください。