子育て

【専門家監修】赤ちゃんの虫刺されにおすすめの市販薬4選|選び方と注意点3つを解説

赤ちゃんは虫に刺されやすい?

よく汗をかいてしまう子供は虫に刺されやすいといわれています。もちろん、赤ちゃんも子供と同じく虫に刺されやすいので、大人が適切な処置をしてあげましょう。

赤ちゃんの肌はデリケートなため、虫に刺されたら赤く腫れたり水泡ができたりします。そのかゆみに耐え切れず、赤ちゃんが患部を掻き壊してしまう場合もあるので適切な処置が必要です。

ここでは、なぜ赤ちゃんは虫に刺されやすいのかを詳しく紹介していきます。

体温が高い

赤ちゃんが虫に刺されやすい理由の1つは、体温が高いためです。蚊は、熱を感知する感覚器官を駆使して体温の高い人を好んで刺します。赤ちゃんも基礎代謝が高く、体温が高めのため虫に刺されやすいでしょう。

夏場は特に気温も高く、少し動いただけで体温も上がるので要注意です。

汗をかきやすい

赤ちゃんが虫に刺されやすい2つめの理由は、汗をかきやすいからです。虫は汗に含まれる二酸化炭素や乳酸を感知して、人間の肌へたどり着きます。そのため、汗をかきやすい赤ちゃんは虫刺されが多い傾向にあります。

汗をかいたら、こまめに拭いてあげましょう。

赤ちゃんの虫刺され薬の選び方3つ

赤ちゃんが虫に刺されてしまい、市販で薬を選ぶとき、まず何を気にしたらよいか迷うことがあります。

そんな時は、薬の説明書や箱の裏などを見てみましょう。薬によって、対象年齢や配合されている成分などに違いがあります。

ここでは、虫刺され薬を選ぶときに役立つ3つのポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください

虫刺され薬の選び方1:対象月齢で選ぶ

赤ちゃんの虫刺され薬の選び方1つめは、対象月齢で選ぶことです。市販薬の場合、対象月齢を確認して月齢に合った薬を使用してください。配合されている成分や濃度によっては、対象月齢が設けられている場合もあります。

生後6ヶ月以上であれば、大半の虫刺され時の市販薬は使用可能ですが必ず確認をしましょう。

虫刺され薬の選び方2:ステロイドの有無で選ぶ

赤ちゃんの虫刺され薬の選び方2つめは、ステロイドの有無で選ぶことです。

ステロイドフリーはかゆみ止めの成分が入っているので虫刺されが軽症時であれば使用できますし、ステロイド入りは炎症が悪化する前に使用するとよいでしょう。一般的に症状が軽症の場合には、ステロイドでも弱めの塗り薬を使用します。

ステロイドでもやや強めのものは、短期間で炎症を抑えられて即効性に優れているといわれています。

虫刺され薬の選び方3:香料・着色料等の成分で選ぶ

赤ちゃんの虫刺され薬の選び方3つめは、香料・着色料の成分で選ぶことです。赤ちゃんによってはニオイに敏感で、香料を嫌がる場合があるので、その場合は無香料を選ぶとよいでしょう。

また、お肌に直接使用する薬なので、着色料フリーなどの天然成分を使用している物を選ぶことで、お肌の弱い赤ちゃんにも安心して使用することができるでしょう。

赤ちゃんの虫刺され薬の種類3つ

赤ちゃんの虫刺され薬にもさまざまな種類があります。それぞれタイプによって特徴も違うので、症状の具合や用途によって薬の種類を使い分けましょう。

ここでは、種類別に使用している人たちからの口コミを交えながら、薬の種類を3つご紹介します。

虫刺され薬の種類1:クリームタイプ

虫刺され薬の種類1つめは、クリームタイプです。クリームタイプは、伸びがよいのでベタつきも少なく、お肌によく馴染みます。

水に溶けやすいため簡単に洗い流せますが、軟膏よりも刺激が強いので、ジュクジュクした部位への使用は避けたほうがよいでしょう。

虫刺され薬の種類2:液体タイプ

虫刺され薬の種類2つめは、液体タイプです。液体タイプは、患部に直接触れることなく塗布することができるので、手も汚れませんし浸透するのも早いといわれています。よく動く子供や、塗りなおしにも素早く対応できるため簡単に使用できるでしょう。

液体タイプだとベタつかずサラッとすぐ乾くのも特徴です。

虫刺され薬の種類3:シールタイプ

虫刺され薬の種類3つめは、シールタイプです。シールタイプは、直接患部に貼れるので赤ちゃんが患部を掻いてしまっても、掻き壊しを防ぐことができます。シールが剥がれるまでは、患部を保護しながら治してくれるので便利です。

シールタイプは、枚数も多く入っている物もあり、かつ掻きむしってしまう心配がないのが特徴です。

赤ちゃんの虫刺されにおすすめの市販薬4選

市販薬もさまざまな種類のものがあります。使用シーンや用途、症状や対象年齢など薬によって違うので、赤ちゃんに適した薬を必ず選びましょう。

ここでは、赤ちゃんの虫刺されにおすすめの市販薬を4選ご紹介します。どんな種類があるか知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

虫刺されにおすすめの市販薬1:ムヒ・ベビーb

ムヒ・ベビーbは、生後1ヶ月から使えるやさしいクリームです。子供のデリケートなお肌にも、メントールやステロイド成分を配合していないので、しみることもないでしょう。

コンパクトサイズのラミネートチューブで、お出かけ時の持ち運びにもかさばることなく便利です。

かゆみ、虫刺され、あせも、かぶれ、しっしん、じんましん、皮ふ炎、しもやけ、ただれに効果があるといわれています。用法・用量は、1日数回、適量を患部に塗布してください。

虫刺されにおすすめの市販薬2:ポリベビー

ポリベビーは、かゆみを鎮める抗ヒスタミン剤や、患部の治りを助けるビタミンA、D₂、酸化亜鉛や、細菌の感染を防ぐ殺菌剤を配合しています。また、鉱物性は使用しておらず、ステロイド成分を含んでいないので、赤ちゃんにも安心して使用できるでしょう。

おむつかぶれ、あせも、湿疹、皮膚炎、ただれ、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫刺され、じんま疹に効果があるといわれています。用法・用量は、1日1〜2回適量を患部に塗布します。

虫刺されにおすすめの市販薬3:液体ムヒベビー

液体ムヒベビーは、手を汚さずに、動き回る子供にも手早く簡単に塗ってあげられるスポンジヘッド容器です。

かゆみ止め成分と液体ならではの浸透力で、かゆみを止めるといわれています。子供が苦手なアルコールやメントールを配合していないので、敏感なお肌の子供にもおすすめです。

かゆみ、虫刺され、あせも、かぶれ、しっしん、じんましん、皮ふ炎、しもやけ、ただれに効果があるといわれています。用法・用量は、1日数回、適量を患部に塗布してください。

虫刺されにおすすめの市販薬4:マキロンかゆみどめパッチP

マキロンかゆみどめパッチPは、使用する年齢制限のない、かわいいイラスト入りパッチです。虫刺され、しもやけ等のかゆみを抑えて搔き壊しを防ぎます。

水にぬれてもはがれにくく患部にフィットするパッチ剤で、有効成分が取れることなく効果を発揮するといわれています。また、汗を吸収・放散するのでムレにくくなっています。

虫刺され、かゆみ、しもやけに効果があるといわれています。用法・用量は、パッチを台紙からはがし、1日数回患部に貼ってください。また、お子さんが自分でシールをとって口に入れたりしないように気をつけて見てあげましょう。

赤ちゃんに虫刺され薬を使用するときの注意点3つ

赤ちゃんに虫刺され薬を使用するときは、必ず注意書きや使用方法などを読んでください。自己判断で使用を続けていたら、逆に悪化してしまうこともあります。

ここでは、使用するときの注意点を3つご紹介します。虫刺され薬を使うことに心配のある方はぜひ参考にしてみてください。

虫刺され薬を使用する注意点1:注意書きを読む

虫刺され薬を使用する注意点1つめは、注意書きを読むことです。

使用上の注意を守らなければ、副作用が生じる場合もあるので要注意です。赤ちゃんに使用できると書いてあっても、対象年齢が細かく決められていたりするので、条件が合わないのであれば使用は止めた方がよいでしょう。薬を処方する際には、きちんと注意書きを読みましょう。

虫刺され薬を使用する注意点2:1日の使用回数を守る

虫刺され薬を使用する注意点2つめは、1日の使用回数を守ることです。

なかなか症状がよくならないからといって、自己判断で使用回数などを増やしたりしてはいけません。かえって症状が悪化してしまう場合もありますので、使用回数は必ず守りましょう。

虫刺され薬を使用する注意点3:腫れがひどい時は病院に行く

虫刺され薬を使用する注意点3つめは、腫れがひどい時は病院に行くことです。

アレルギーもあるので、経過をよく観察して、症状が酷いようでしたら検査を受けましょう。腫れがひどい場合には冷湿布をすることもありますし、症状が強い場合には、抗ヒスタミン薬やストロイドの内服薬が処方されることもあります。

症状がよくならないまま自宅でのケアを続けていると、症状が長引いたり跡が残ったり悪化する原因になるでしょう。

赤ちゃんの虫刺されは薬を活用して早めに対処しよう

赤ちゃん虫刺されにおすすめの市販薬や選び方をご紹介しましたが、いかがでしょうか。

赤ちゃんの肌はとても敏感なので自己判断せずに、症状に合った効能・用法の薬を活用して、早めに対処するようにしてください。また、菌が繁殖しないように、必ず患部を拭きとってから清潔な状態で薬を使用してください。

赤ちゃんのストレスをなくすためにも、大人がしっかりと赤ちゃんを見て適切な判断をしましょう。