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ウェルカムボードを手作りするうえでのポイント3つ!手作りアイデアを紹介

ウェルカムボードとは?

結婚式に来られたゲストを最初に迎えるのが、ウェルカムボードです。ウェルカムボードは、新郎新婦からのメッセージや写真などが入ったものが主流で、結婚式のテーマに合わせて手作りされます。

また、ウェルカムボードは、結婚式で使用したものを二次会の会場でも使用する場合が多いため、新郎新婦の共通の趣味にちなんだものなどを使う、といったアレンジも好まれています。

ウェルカムボードを手作りするうえでのポイント3つ

結婚式は、新郎新婦にとって大切なお祝いの式になります。そのため、ゲストを迎えるためのウェルカムアイテムを手作りする方も少なくありません。

初めてウェルカムボードを手作りする方には、特に押さえてほしい3つのポイント(「会場を下見する」、「グルーガンを使う」、「テンプレートを使う」)があります。

以下で、この3つのポイントを詳しく紹介していきましょう。

手作りするうえでのポイント1:会場を下見する

ウェルカムボードは結婚式を象徴する役目もあるため、式会場の雰囲気やテーマと合わせることが大切です。そのため、事前に設置場所を下見しておくことが肝要になります。

また、このウェルカムボードは式会場の受付横に飾ることが多いため、サイズについてもプランナーの方に確認するようにしましょう。ボードサイズがA2サイズを超えるような場合には、ボードを載せるイーゼルを用意してもらえるのかといった確認も必要になります。

手作りするうえでのポイント2:グルーガンを使う

グルーガンは、スティック状の樹脂を溶かし数十秒程度で再び固まる性質があり、紙や木などに対して接着しやすいというのが特徴です。そのため、ウェルカムボードの手作りでも重宝されています。

また、スティックのカラーは透明なものが主流ですが、なかにはブラックやブラウン、ホワイトなどのカラースティックもあります。さまざまなウェルカムボードのデザインに合わせることができるのもおすすめのポイントです。

手作りするうえでのポイント3:テンプレートを利用する

ウェルカムボードの印象を左右するのが、メッセージなどのデザインです。ウェルカムボードを手作りする場合には、テンプレートを利用することで思い通りのものへと仕上げることができます。

さらに、このテンプレートは、フリーのネット素材集から気軽にダウンロードすることができるのもおすすめポイントです。

ウェルカムボードを手作りする手順6つ

ウェルカムボードを手作りするポイントを押さえたら、次はその手順をみていきます。手順としては、6つあります。

まずウェルカムボードの全体イメージを定め、次に予算を決めていきましょう。そして、サイズや使用する素材、デザインを考えて最後に実際にデコレーションします。

以下で、それぞれの手順を詳しく紹介していますのでチェックしてください。

手作りする手順1:イメージを決める

ウェルカムボードの手作りを考える際には、まずデザイン性なのか、実用性なのか、どこに重点を置くかをポイントにしてみましょう。

たとえば、教会での式なのか、あるいは神前式や人前式なのかといった式のタイプでもデザインが変わってきます。また、2人の思い出の写真やアイテムを使ったり、最近のトレンドを入れたりすると式後に新居のインテリアとしても使うことができます。

手作りする手順2:予算を決める

ウェルカムボードのイメージが決まったら、次に予算を考えましょう。ウェルカムボードを手作りする予算は1,000円未満が特に多く、1,000円~3,000円未満もまた多いです。

ただ、使用する素材やボードの額縁にこだわりたい場合には、5,000円~10,000円といったケースもあります。

最近はコストを抑えつつも、手作りでゲストへの感謝の気持ちを込めるといった傾向が増えてきています。

手作りする手順3:適切なサイズを決める

ウェルカムボードのデザインや予算が決まったら、次に忘れてはいけないのがボードサイズです。

ウェルカムボードは最初にゲストを迎える大切な役目があるため、多くの場合、会場入り口や受付の横に置かれます。設置スペースやイーゼルの高さを事前に確認し、それに合わせたボードサイズにしましょう。

たとえば、受付の横に置く場合にはA4サイズ、会場入り口の場合にはA2サイズがおすすめです。

手作りする手順4:使う素材を決める

手作りウェルカムボードの基本素材は、土台・テンプレート(メッセージや日付などのデザイン)・写真、ドライフラワーや造花、リボンなどの飾りです。

たとえば、最近人気のナチュラル系ウェルカムボードでは、土台にはウッドボードや木目調の額縁、飾りにはドライフラワーやアーティフィシャルフラワーのスワッグなどが選ばれています。使う素材ひとつで印象が変わってくるので、さまざまなアイテムを試してみましょう。

手作りする手順5:デザインを考える

イメージが決まり必要な素材が揃ったら、ウェルカムボードの青写真ともいえる配置を考えていきましょう。

まず、選んだ土台にテンプレートを描く位置を決め、マスキングテープなどで仮止めします。次に、素材を仮止めで配置していきます。同じ素材でも向きや位置によって見せる雰囲気が変わるので、何通りかの配置を決めてそれぞれ写真に撮っておくのがおすすめです。

最後に、テンプレートに使うカラーも決めましょう。多くの場合、ブラックやホワイトが選ばれています。

手作りする手順6:デコレーションを考える

ウェルカムボードのデザインが決まったら、実際に作っていきましょう。まず、メインデザインのテンプレートをカーボン紙の上に置き、土台に転写します。転写した文字や絵柄の輪郭をペンでなぞり、最後に中を塗りつぶしていきます。

次に、仮止めしておいた素材を、グルーガンで土台に貼り付けていきます。この時、グルーガンから溶け出ている樹脂は高温になっているため、火傷しないように注意しましょう。

最後に、全体のバランスを整えれば、手作りウェルカムボードの完成です。

ウェルカムボードの手作りアイデア集4つ

ゲストが結婚式場に着いたら、まず目に入るのがウェルカムアイテムです。多くのウェルカムアイテムの中でも、ウェルカムボードは高い人気があります。

また最近のDIYブームもあり、このウェルカムボードを手作りする新郎新婦の方が増えてきています。そんなウェルカムボードにはさまざまなアイデアが詰まったものもあり、初めてのDIYをする方にとっては、一体どんなものを作ればいいかで悩んでしまうこともあります。

以下では、おすすめの手作りアイデアを4つ紹介していますので参考にしてみてください。

手作りアイデア集1:写真を使ったデザイン

手作りウェルカムボードのタイプの中でも特に人気があるのが、写真タイプです。写真タイプなら、2人の思い出の写真はもちろんのこと、結婚式当日とは異なる衣装で前撮りした写真を使用することができます。

また、写真にメッセージやイラストを印刷することも可能なので、手軽にウェルカムボードを作ることができます。さらに、同じ写真でもフルカラーだけでなく、セピアやモノトーンなどウェルカムボードの雰囲気に合わせられるのも魅力の1つです。

手作りアイデア集2:木製の質感を重視したデザイン

手作りでナチュラル系を目指す方に支持されているのが、木の質感を活かしたデザインです。

たとえば、木目が特徴的な土台に、ドライフラワーやアーティフィシャルフラワーを飾り付ければ、落ち着いた華やかさを演出することができます。

また、ウッドボードをペインティングしアンティーク調に仕上げることで、深みのあるシックな印象を醸し出してくれます。

木製ボードはナチュラル素材だけでなく、タッセルやリボン、レースなどのアクセサリーパーツとも相性がいい点も人気の理由です。

手作りアイデア集3:似顔絵イラストを使ったデザイン

似顔絵イラストのウェルカムボードは最近注目されており、1.5次会などカジュアルな式におすすめです。

ユニークな似顔絵やリアルな似顔絵などを目指したい場合には、プロのクリエイターに描いてもらうのがおすすめです。また、新郎新婦が似顔絵やイラストが得意な場合、自分たちで手書きの似顔絵を描くことで、より思い出深いウェルカムボードになるでしょう。

手作りアイデア集4:刺繍を使ったデザイン

刺繍を使ったウェルカムボードの魅力は、温もりを感じることができる点です。結婚式当日までの日々を想い、ひと針ひと針を縫うことができるのでより印象深いウェルカムボードになるでしょう。

また、ひと針ごと縫うので、思い通りの曲線や色使いをしやすいのも嬉しいポイントです。さらに、家族や親しい友人に刺繍を手伝ってもらうことで、世界に1つしかないウェルカムボードを手作りすることもできます。

ウェルカムボードを手作りするときの注意点2つ

ウェルカムボードは、大切な結婚式の象徴ともいえる存在です。そのウェルカムボードを手作りする際に、手作りがゆえの注意しておきたいポイントが2つあります。

以下で紹介する「文字の剥がれ対策」や「保管方法」は、意外と見落としがちなポイントでもあるのでしっかりと押さえておくのがおすすめです。

注意点1:文字が剥がれないようにする

ウェルカムボードを手作りする際には、文字や飾りが剥がれないように気を付けましょう。

特に、メッセージ部分の文字を土台に張り付けている場合には、グルーガンなどでしっかりと張り付けておく必要があります。理由としては、結婚式当日はウェルカムボードの設置を行なうのが式場スタッフになり、直接、新郎新婦が確認することは難しいためです。

また、当日に剥がれや欠けがあっても判断できるように、事前に完成した状態の写真を式場スタッフやプランナーの方に渡しておくのもおすすめです。

注意点2:保管方法は慎重に

ウェルカムボードで意外と忘れられがちなのが、使用後の保管方法です。ウェルカムボードの設置や後片付けは基本的に式場スタッフが行なうため、飾り付けの時だけでなく使用後についても指示をしておく必要があります。

そのため、ウェルカムボードを片付ける箱や入れ物を用意し、式終了後に式場スタッフに必ずしまってもらえるように指示書を用意しておくのがおすすめです。また、しまった箱などを受け取ってもらえるように、事前に親族にお願いするのも忘れないようにしましょう。

ウェルカムボードを手作りしよう

今回、結婚式でのウェルカムボードを手作りする際のポイントや手順などを紹介しました。一見すると難しそうなウェルカムボード作りですが、ポイントや手順をしっかりと押さえておくことで、満足のいく作品になることでしょう。

世界に1つしかない手作りウェルカムボードで、結婚式をより華やかにしてみてください。