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結婚式の招待にメールはありか?メールを利用するメリット3つと書き方

結婚式の招待にメールは失礼か?

結婚式の招待状は返信ハガキや手紙で届き、その招待状に返信することが一般的な流れでした。しかし、招待状を送る際にはゲストの住所を把握しておく必要があり、住所を書く労力と、招待状を送る費用がかかっていました。

しかし、今ではメールやメッセージアプリを使ってのWEB招待状を送るケースも増えてきています。メールで結婚式の招待状を送ることにはいくつかのメリットがありますが、注意すべき点もあります。

メールで招待しても良い相手と悪い相手

メールで招待状を送れば手間も費用も大きく削減できるので、結婚式の招待状をメールで送るケースは増えてきています。

ただし、メールで結婚式の招待状を送るというカジュアルなスタイルは、招待状を送る相手によっては失礼になってしまう場合もあります。

そのため、メールで結婚式の招待状を送る場合は、メールで招待しても良い相手かどうか判断しなければいけません。

メールで招待しても良い相手

結婚式の招待状をメールで送ることも増えてきていますが、やはり基本は紙ベースとなります。

結婚式の招待状をメールで送ることができるのは、親しい友人を集めてのカジュアルスタイルでの結婚式や、お披露目会や1.5次会、二次会など、正式な挙式というよりもパーティに近い場合になります。

また、これらの場合であっても、メールの送り方や文面などにはマナーはありますので注意が必要です。

メールで招待すべきでない相手

結婚式の招待状をメールで送る場合、相手を選ばないと失礼なことになってしまう可能性があります。

結婚式の招待をメールですべきでない相手には、職場の上司や学校の恩師、年長者、親族関係者などが挙げられます。基本的に目上の人や、仕事関係の人などにはメールでの招待はしないようにしましょう。

結婚式の招待にメールを利用するメリット3つ

結婚式の招待にメールを利用する人は増えてきています。メールで結婚式に招待をする場合は、相手を選ぶ必要があったり、送り方のマナーなど、紙での招待状とはまた違った注意点がいくつかあります。

しかし、それでも結婚式の招待にメールを利用する人が増えてきているのは、メールで招待することに、それだけのメリットがあるということです。

利用するメリット1:大勢に素早く送れる

招待状を紙で送る場合には住所を書く必要があります。そのため、ゲストの数が多いと招待状を送るだけでも時間と手間が非常にかかります。また、招待状を送ったあとはゲストの手元に届くまでにも時間がかかります。

しかし、メールでの招待であれば、大勢に一斉送信することができ、送ればすぐにゲストの元にメールを届けることができます。

利用するメリット2:準備費用の削減

招待状を購入した場合、費用がかかってしまいます。また、郵送料も必要となります。そのため、ゲスト全員に招待状を送るだけでもかなりの費用がかかってしまいます。

しかし、メールで招待をすれば、招待状のセットを購入する費用がなくなり、郵送料もかかりません。また、綺麗なデザインでメールを送りたいという場合でも、有料デザインを1つ購入すればすべてのゲストへのメールで使うことができます。

利用するメリット3:出欠の確認・集計がスムーズにできる

招待状を紙で送るとゲストの手元に届くまでに時間がかかります。また、ゲストが返信してくれてから新郎新婦の手元に戻ってくるまでにも時間がかかります。

なかなか返信がないゲストがいる場合もあるため、出欠の確認や集計がなかなか終わらないということはよくあります。

しかし、メールであれば手軽に返信することができ、ゲストが返信をしてくれればすぐにその内容は新郎新婦の元に届くので、出欠の確認や集計がスムーズに行えます。

結婚式の招待メールの書き方4つ

結婚式の招待メールはカジュアルスタイルでの結婚式の場合や、親しい関係の人に対して送ることができます。

しかし、カジュアルであっても、親しい関係であっても、やはり結婚式への招待なのでメールでのマナーは必要です。そのため、結婚式の招待メールはマナーを守って書きましょう。

招待メールの書き方1:文頭に断りを入れる

カジュアルスタイルの結婚式であったり、親しい関係であったとしても、メールで招待されたことにゲストから失礼と思われてしまう可能性もあります。

ゲストに不快な思いをさせないためにも、招待メールでは文面に「直接ご連絡すべきところ、メールにて失礼いたします」のように一言添えるようにしましょう。また、「返信で負担をかけたくない」、「大げさにしたくない」などの理由も説明しましょう。

招待メールの書き方2:本文の構成

結婚式の招待メールと、紙での招待状では基本的な書き方は変わらず、頭語、時候の挨拶、結語という流れで書きます。

ただし、メールで招待する場合はカジュアルスタイルな結婚式や、ゲストが親しい関係であることなどから、あまり堅苦しくなりすぎないようにしても良いでしょう。

招待メールの書き方3:パーティ案内の内容

結婚式の招待状をメールで送る場合には、堅苦しい印象にならないように注意しながらメールでゲストに伝えます。

ただし、ゲストによって送り分けをしている場合でも、招待状に必ず記載する日時や会場、会費などの「パーティ案内の内容」は共通記載部分となります。そのため、書式は統一して、しっかりと間違いのないように書く必要があります。

招待メールの書き方4:メッセージ欄を設ける

招待メールはゲストに参加の有無を返信してもらうことになります。その際に、小さな子供を連れて来るかどうか、妊娠中かどうか、宿泊施設の手配など、ゲストの要望や希望、質問も確認できるようにメッセージ欄を設けておきましょう。

ゲストの出欠と要望を同時に確認することで、結婚式の準備をスムーズに行うことができます。

結婚式の招待メールの送り方2つ

結婚式の招待メールはカジュアルスタイルな結婚式の場合や、親しい関係の人に対して送ります。しかし、カジュアルであったり、親しい関係であったとしても、結婚式の招待に関する連絡のため、マナーを守ったメールの書き方をする必要があります。

また、招待メールは書き方だけでなく、送り方にもいくつか注意するべきことがあります。

招待メールの送り方1:送るタイミング

結婚式の招待状をメールで送れば、素早く出欠の確認ができます。しかし、素早く出欠の確認ができるからと言って、招待メールを送るタイミングを遅らせても良いというわけではありません。

ゲストも結婚式の日のためにスケジュールを調整する必要があります。そのため、結婚式の招待状は結婚式の2ヶ月から3ヶ月前に送るのが好ましいです。招待メールの場合も同様で、2ヶ月から3ヶ月前には送るようにしましょう。

招待メールの送り方2:ツールを活用しよう

結婚式の招待をメールで行うケースは増えてきています。また、結婚式の招待をメールで行うカップルが増えていることから、WEB招待状に関するサービスを扱う企業も増えてきています。

WEB招待状のサービスを利用することで、オリジナルデザインのWEB招待状を作ることができたり、出欠の確認や保留のゲストを把握したり、事前決算や経費の自動計算など、結婚式や二次会などの準備に役立つツールがたくさんあります。

結婚式の招待メールの書き方の文例2つ

結婚式の招待メールは堅苦しくならないように書くことも大切ですが、カジュアルに書きすぎることもマナー違反となってしまうことがあります。そのため、招待する相手によって、書き方を変えなければいけない場合もあります。

また、フォーマルな結婚式では年配の人や、目上の人、仕事関係の人などもゲストとして参加するので、基本的にはメールでの招待は避け、紙での招待状を用意するようにしましょう。

メールの書き方文例1:フォーマルな結婚式の場合

拝啓 初秋の候 
皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

このたび、私たちは結婚式を挙げることになりました。

つきましては末永くご懇情をいただきたく、
ささやかではございますが粗餐を差し上げたく存じます。

ご多用中 まことに恐縮ではございますが
ぜひご出席賜りますようお願い申し上げます。
敬白

メールの書き方文例2:カジュアルな結婚式の場合

拝啓 初秋の候 
皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

このたび、わたしたちは結婚式を挙げることになりました。

ふたりの思い出のレストランにて
ささやかではありますが披露パーティを催したいと思います。

ご多用中まことに恐縮ではございますが
ぜひご出席くださいますようお願い申し上げます。

なお、当日は会費制といたしましたので
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます。
敬具

結婚式の招待メールの書き方を理解しよう

結婚式の招待をメールで行うケースは増えてきています。しかし、結婚式のスタイルや、招待する相手、メールの書き方などに注意しなければマナー違反となってしまうこともあります。

結婚式の招待をメールで行うことで得られるメリットは大きいので、マナー違反とならないように、しっかりと招待メールの書き方を理解して、うまく活用しましょう。