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新婦が妊婦の結婚式を安心して挙げるには?準備と当日に気をつけること5選

妊婦が結婚式をあげる時期

妊娠中に結婚式を挙げる場合、結婚式の時期はいつが良いのか、どのような点に注意をしなければいけないのかなど不安な部分は多いでしょう。

本記事では、新婦が妊婦の結婚式を安心して挙げるにはどうしたら良いか、準備と当日に気をつけることについて紹介していきます。

一般的に妊婦が結婚式をあげる時期は、安定期に入る5ヶ月から7ヶ月目くらいが良いといわれています。

結婚式準備中に妊娠がわかるケース

結婚式準備中に妊娠がわかるケースでは、まず出産予定日と今が妊娠何ヵ月なのか、ということを明らかにする必要があります。妊娠検査薬で陽性反応が出たら産婦人科へいきましょう。

臨月に入る妊娠10ヵ月(36週以降)に結婚式を控えている場合は、キャンセルを検討する必要がでてくるでしょう。出産予定日はあくまで予定であり、早産の場合もあります。産婦人科で医師に結婚式の日取りを伝え、指示を受けましょう。

結婚式場を決める前に妊娠がわかるケース

結婚式場を決める前に妊娠がわかるケースでは、出産前か出産後のどちらに結婚式を行ったほうがいいか検討しましょう。式場を決める前なのでキャンセル料の心配はいりません。

出産前に結婚式を挙げる場合は、結婚式後の出産に向けて集中できるというメリットがあります。出産後に結婚式を挙げる場合は、ゲストに子どものお披露目ができたり、花嫁は自分の好きなドレスを選ぶことができます。

結婚式直前に妊娠がわかるケース

結婚式直前に妊娠がわかるケースでは、結婚式準備中に妊娠がわかるケース同様、出産予定日と結婚式が行われる日が妊娠何ヶ月(何週目あたり)なのか調べる必要があります。妊娠検査薬で陽性反応が出たら産婦人科へいきましょう。

妊娠10週頃までは流産の危険性が高いといわれています。妊娠の週数やつわりの状況によって、結婚式を中止するか、このまま決行するか、延期して出産後結婚式を行うかの選択肢が生まれるでしょう。

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント5つ

次は、新婦が妊婦である場合の結婚式準備のポイント5つについて紹介していきます。

妊婦の場合は、妊婦の体調を優先しつつ結婚式の準備内容を考えていく必要があります。お腹の赤ちゃんのためにも、妊娠期間は慎重に行動すべきです。

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイントには、出産予定日の確認と日取りの調整・マタニティプランの活用・結婚式場へのアクセス・ブライダルエステの受け方・出産を考慮した資金準備、などがあります。

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント1:出産予定日の確認と日取りの調整

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント1つ目は、出産予定日の確認と日取りの調整です。どのような時期で妊娠したとしても、まずは出産予定日の確認が必要です。産婦人科へ行き、医師の診断を仰ぎましょう。

出産予定日がわかったら、式の日取りの調整を行います。結婚式を挙げるのにベストなのは、妊娠5~7ヵ月の間です。臨月に入る妊娠36週以降であれば、日程の変更か万が一のことを考えてキャンセルしたほうが良いでしょう。

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント2:マタニティプランの活用

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント2つ目は、マタニティプランの活用です。結婚式場によっては、妊娠時期の結婚ということでマタニティプランが用意されていることもあります。

結婚式の準備段階は何度も会場に行ったり打ち合わせが多くなりがちですが、マタニティプランであれば、会場での打ち合わせ回数を最低限に抑えたり、妊婦の体調に気遣って短い期間で結婚式を実現できたりする内容になっています。

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント3:結婚式場へのアクセス

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント3つ目は、結婚式場へのアクセスです。妊婦は長距離の移動は不向きです。長時間の移動で人込みや環境の変化もあり、体に負担がかかってしまうことがあります。

移動の負担を軽減するために、結婚式場は駅からのアクセスが良い結婚式場を選びましょう。つわりが酷い場合は、乗り物で酔ってしまうこともあるので、できれば自宅から遠くない結婚式場が良いでしょう。

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント4:ブライダルエステの受け方

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント4つ目は、ブライダルエステの受け方です。マタニティ専門のブライダルエステを行っているお店はあるので施術を受けることは可能です。

ただ、妊娠中は母子への影響を考えて、受けられるエステの施術が限られてきます。フェイシャルトリートメントやシェービングはうけることはできても、超音波などのマシンを使用したメニューや、強いもみほぐしなど刺激の強いものは難しいでしょう。

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント5:出産を考慮した資金準備

新婦が妊婦の場合の結婚式準備のポイント5つ目は、出産を考慮した資金準備です。

出産で負担する金額は、国民健康保険中央会の調査によると、助成金を差し引いた額から約8.6万円の負担といわれています。出産前は生まれてくる赤ちゃんの準備で更にお金がかかるでしょう。

結婚式は規模にもよりますがお金がかかります。出産を考慮した資金を用意しておかないとお金がたりなくて式ができない、という事態も起こりうるでしょう。

新婦が妊婦の結婚式当日に気をつけること5選

次は、新婦が妊婦の結婚式当日に気をつけること5選について紹介していきます。当日、体調に問題なく元気であっても、妊娠中は急に具合が悪くなってしまうことや、慣れないドレスでバランスを崩して転んでしまう可能性もあります。

新婦が妊婦の結婚式当日に気をつけることには、余裕をもった進行スケジュール・導線の確保・会場スタッフへのフォロー依頼・休めるスペースを確保する・食事の摂り方を工夫する、などがあるでしょう。

結婚式当日に気をつけること1:余裕をもった進行スケジュール

結婚式当日に気をつけること1つ目は、余裕をもった進行スケジュールです。妊娠中はちょっとした行動でも疲れやすくなります。進行スケジュール内容について、妊娠中の新婦が立ったままの状態でいることが多くないか、移動が多くないかなど内容をしっかり確認しましょう。

妊娠中は妊娠前よりも疲れやすく、急に体調が悪くなってしまうこともあります。演出を詰め込みすぎると、気分が悪くなってしまう可能性が高くなるでしょう。

結婚式当日に気をつけること2:導線の確保

結婚式当日に気をつけることとして2つ目は、導線の確保です。妊娠中に行う結婚式は、緊張から予期せぬ体調不良も起きかねません。

体の負担がかからないよう、余裕をもった導線を確保することが必要です。体調が万全でも、ドレスを着ていること、お腹が大きいことで足元が見えにくいことがあります。

挙式会場から披露宴会場まで通る導線や、披露宴会場から控室に戻る導線など妊婦が通る導線は必ず確認しておきましょう。

結婚式当日に気をつけること3:会場スタッフへのフォロー依頼

結婚式当日に気をつけること3つ目として、会場スタッフへのフォロー依頼です。会場スタッフに当日の体調を伝え、妊婦の体調が急に悪くなってしまったときも、フォローしてもらえるように、お願いしておきましょう。

妊娠中はアルコールはもちろん、紅茶やコーヒーなどカフェインが含まれている飲み物を控えたほうがいいといわれています。挙式中にうっかり出されないよう、会場スタッフやプランナーに伝えておきましょう。

結婚式当日に気をつけること4:休めるスペースを確保する

結婚式当日に気をつけることとして4つ目は、休めるスペースを確保することです。妊娠中はちょっと動いただけでも疲れてしまったり、妊娠前と比べて足が浮腫んでしまうことがあります。

必ず妊婦が休めるスペースがあるか確認しましょう。万が一具合が悪くなってしまった時、休める場所があるかないかは精神的余裕という意味でも大きな違いがあります。もし二次会を行う場合、二次会前に妊婦が休む場所を確保したほうが良いでしょう。

結婚式当日に気をつけること5:食事の摂り方を工夫する

結婚式当日に気をつけることとして5つ目は、食事の摂り方を工夫することです。披露宴で食事が運ばれてきますが、つわりが酷い方は手をつけなくて大丈夫です。妊娠中でなくても食事をとらない花嫁は多いですし、食事をとらなくても問題ないでしょう。

しかし、食事をとらないままでいるのは、お腹の赤ちゃんに悪いですし、体調が悪くなってしまうこともあるので、控室には簡単に食べられるものなどを用意しておきましょう。

妊婦が結婚式で着るドレスの選び方3つ

最後に、妊婦が結婚式で着るドレスの選び方3つについて紹介してきます。

妊娠初期であれば、体型は変わらないので好きなドレスを着用できますが、妊娠中期からはお腹が大きくなるので、ドレス選びは難しい部分があります。

そこで、ポイントを抑えて素敵なドレスを選びましょう。妊婦が結婚式で着るドレスの選び方には、マタニティ向けドレスを選ぶ・採寸のタイミング・ヒールの低い靴に合わせる、などがあります。

妊婦が結婚式で着るドレスの選び方1:マタニティ向けドレスを選ぶ

妊婦が結婚式で着るドレスの選び方として1つ目は、マタニティ向けドレスを選ぶことです。妊娠1ヶ月〜3ヶ月であれば、体型に変化はありませんが妊娠4ヶ月ごろからお腹が少しづつでてきます。

妊娠5ヵ月以降は、ウエストが絞られているようなデザインではなく、胸下での切り返しのエンパイアラインや、肩紐のあるドレスラインがおすすめです。背中が編み上げのデザインも体形にあわせて調整ができるので良いでしょう。

妊婦が結婚式で着るドレスの選び方2:採寸のタイミング

妊婦が結婚式で着るドレスの選び方として2つ目は、採寸のタイミングです。ドレスの採寸はできるだけ遅めが良いでしょう。

ただ、ドレスを選ぶ時間が少なくなるので気に入ったデザインのドレスを選べなくなる可能性もあります。早めにするならショップに相談して少し大き目のサイズを押さえてもらいましょう。

妊婦が結婚式で着るドレスの選び方3:ヒールの低い靴に合わせる

妊婦が結婚式で着るドレスの選び方として3つ目は、ヒールの低い靴に合わせることです。夫婦の理想の身長差は10cmといわれていますが、妊婦の場合は、自分の体調やお腹の赤ちゃんに気を配ったほうが良いでしょう。

妊娠5ヵ月くらいになると、立ってバランスをとるのが通常の時よりも難しくなります。妊娠中は体調によって足がむくむので、靴はできるだけヒールの低く、底が平らな靴がベターです。

妊婦の新婦さんは体調に気をつけて幸せな結婚式をあげよう

新婦が妊婦の結婚式を安心して挙げるにはどうしたら良いのか、結婚式の準備と当日に気をつけること5選について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。妊娠初期はつわりなど、体調がすぐれない状況に陥ってしまうことがあります。

精神的にもストレスを感じやすいので、マタニティプランを活用するなど式場との打ち合わせは極力少ないほうが良いです。妊婦の新婦さんは体調優先で式の準備をし、幸せな結婚式をあげましょう。