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結婚式は必要?結婚式をやりたくない理由9つとメリット・デメリット

結婚式は本当に必要?

結婚式は、本当に必要でしょうか。結婚は、婚姻関係を結ぶ意志のある2人が婚姻届を役所に提出することで成立します。ですので、「結婚するためには、絶対に結婚式を挙げなくてはならない」というわけではありません。

そのため「結婚はするけど、式は挙げない」というカップルが増えています。

結婚式をやりたくない理由9つ

「結婚式では、必ず可愛いウェディングドレスが着たい」「海の見える式場でロマンティックな結婚式を挙げたい」など、結婚式に憧れを抱く人はたくさんいます。しかしその一方で、結婚式を挙げたくないという人も、実は一定数います。

なぜ結婚式をやりたくないのでしょうか。ここでは、結婚式をやりたくない理由を9つに絞り、それぞれ詳しく紹介します。

結婚式をやりたくない理由1:夫・妻がやりたくない

「自分の夫や妻がやりたくないから」という理由で、結婚式をやりたくないケースがあります。結婚式は、結婚する2人が望んで挙げるものです。ですから、2人のうちどちらかが結婚式をやりたくない場合は、式を挙げることが難しくなります。

結婚式をやりたくない理由は、人によってさまざまです。もし相手の理由に納得できないのであれば、2人でよく話し合う必要があります。結婚式の規模を縮小するなど、お互いの妥協点を見つけ、後悔しないようにしましょう。

結婚式をやりたくない理由2:結婚式の必要性を感じない

結婚式をやりたくない理由として、「結婚式の必要性を感じないから」というものがあります。前述したように、結婚式を挙げなくても婚姻届けを出すだけで、結婚は成立します。そのため、結婚式を不要に感じる人がいるのも自然なことだと言えます。

結婚する当事者が式を要らないと感じているならば、無理やり式を挙げる必要はありません。仮に必要性を感じないまま式を挙げたとしても、かえって出席するゲストに対して失礼に当たるでしょう。

結婚式をやりたくない理由3:友人関係

友人関係を理由に、結婚式をやりたくないという人もいます。中でも多いのが、「結婚式に呼びたいと思えるほど親しい友人がいない」というケースです。

また、自分のゲストの人数がパートナーと比べて少なすぎると感じることで、式を挙げることをためらう人もいます。他には、交友関係が広くてゲストを絞るのが難しいため、式を挙げるのが億劫になるという場合もあります。

結婚式をやりたくない理由4:注目されるのが嫌に感じる

「注目されるのが嫌だ」と感じているために、結婚式をやりたくない場合もあります。というのも、結婚式では新郎新婦に対して大勢の人からの視線が常に注がれることになり、目立つのが苦手な人にとっては、かなり苦痛な時間となるからです。

人目が気になって、式の間ずっとストレスを感じる状態なのであれば、幸せな結婚式にはならないため、わざわざ式を挙げる意味がないと言えます。

結婚式をやりたくない理由5:ゲストへの配慮

ゲストへの配慮により、結婚式をやりたくないというカップルもいます。出席者の多くが遠方に住んでいたり、親戚の年齢層が高い場合、ゲストにかかる負担を考えて、結婚式を挙げることを遠慮するというケースです。

結婚式は主催者側だけでなく、出席者も費用がかかります。ご祝儀はもちろん、式場が遠ければ交通費も多くかかるでしょう。また、準備や移動の時間を含めると、結婚式の出席に1日の大部分の時間を割くことになるので、年配の方には大きな負荷になります。

結婚式をやりたくない理由6:準備を面倒に感じる

「準備を面倒に感じる」ということも、結婚式をやりたくない理由の1つとして挙げられます。結婚式は、式場選びや衣装合わせ、ゲストの選定など、たくさんのことを2人で決めるため大きな苦労を伴います。

しかもお互いの好みや式への思い入れの違いなどで、パートナーとケンカになることも珍しくはありません。ですから、「結婚式の準備は、とにかく大変だった」といった周囲からの情報によって、結婚式を挙げるのに気が進まない場合があります。

結婚式をやりたくない理由7:再婚であるため

再婚であるため、結婚式をやりたくないという人もいます。カップルのうちのどちらか、もしくは両方が2度目の結婚である場合、結婚式を挙げないことが多い傾向にあります。

「世間体が良くない」「親族や友人に2度もご祝儀を頂くのは気が引ける」というのが、その理由です。また、支払いなどで結婚式を挙げる余裕がないというケースもあります。

結婚式をやりたくない理由8:費用面の不安

費用面の不安も、結婚式をやりたくない理由に挙げられます。全国的に見て、結婚式にかける費用の総額は平均354.9万円です。かけがえのない儀式とはいえ、1日で使う金額としてはかなり高額になります。

ご祝儀や親からの援助を考慮しても、費用面で大きな負担がかかることは否めません。新婚旅行や新居など、結婚には他にもたくさんのお金が必要になります。そのため、式よりも他の面でお金を使いたいと考える人もいます。

結婚式をやりたくない理由9:結婚式にあてる時間がもったいない

結婚式にあてる時間がもったいないという理由で、結婚式をやりたくない人もいます。というのも、結婚式の準備には手間が取られる分、時間も多くかかるからです。

式の準備は、たいてい数カ月、長ければ1年かける人もいます。仕事や趣味などで多忙な人や、結婚式にそれほど重要性を感じていない人にとって、それだけの長期間を結婚式のために費やすのは重荷になるでしょう。

結婚式をやらないメリット・デメリット7つ

結婚式を挙げることに抵抗があっても、「本当に結婚式をやらなくても、何も問題はないのだろうか」と心配な方もいるのではないでしょうか。

ここでは、結婚式をやらないことによるメリットとデメリットについて、それぞれ説明していきます。ぜひ参考にしてみてください。

結婚式をやらないメリット1:結婚式の手間と時間が掛からない

結婚式をやらないメリットとして、「結婚式に関する手間や時間がかからない」ということが挙げられます。結婚式を挙げるためには、式の何カ月も前からたくさんの準備を2人でこなさなくてはなりません。

また、忙しい中でお互いが時間を作って準備を進めるのは、かなりの負荷がかかります。しかし結婚式を挙げなければ、そのための手間や時間が不要になるので、新婚生活のための準備などに力を入れることができます。

結婚式をやらないメリット2:結婚式費用を貯金に回せる

結婚式の費用を貯金に回せることも、結婚式をやらないメリットの1つです。結婚式にかかる費用の総額は、全国平均で354.9万円とかなり大きい金額になり、式を挙げない場合は、その分のお金を貯蓄したり、新居にかかる費用に充てることもできます。

また、ご祝儀を頂くこともないため、親族や友人に対して金銭面で負担をかけなくて済むという利点もあります。

結婚式をやらないデメリット1:親などに花嫁姿を見せられない

結婚式をやらないデメリットとしては、「親や保護者に花嫁姿を見せられない」ということが挙げられます。結婚式で娘の花嫁姿を見るのを楽しみにしている親は多いでしょう。

ですから、結婚式を挙げないことに対して表立って反対はしなくても、内心では娘の花嫁姿が見られないことにがっかりしている親も少なくありません。

親が悲しむ姿を見たくないという人は、パートナーだけでなく、親ともよく話し合ってから結婚式の有無を決めるようにしましょう。

結婚式をやらないデメリット2:結婚報告が面倒

結婚式をやらないデメリットでは、「結婚報告が面倒」というものもあります。結婚式は、自分達の周囲の方々が一堂に会する中で、2人が結婚したことをお披露目できる貴重な場です。

しかし結婚式がなければ、親類縁者や友人、職場の人達に対してそれぞれ結婚報告をしなくてはなりません。ハガキで報告するだけで済む場合もありますが、人によっては相手の自宅へ挨拶回りに出向く必要があるため、手間がかかります。

結婚式をやらないデメリット3:思い出が残らない寂しさがある

思い出が残らない寂しさがあるのも、結婚式をやらないデメリットの1つに数えられます。結婚式はお金がかかり、準備に苦労もしますが大変な思いをした分だけ思い出は残ります。

結婚した当初は感じなくても、時間が経つにつれて結婚の思い出がないことを物足りなく思う可能性はあります。

結婚式をやらないデメリット4:結婚した実感がない

結婚式をやらないデメリットの中には「結婚した実感がない」というものもあります。結婚式は一生に一度の晴れ舞台のため、婚礼衣装を身につけて周囲の祝福を受けることで、結婚を強く実感することができます。その反面、式を挙げなければ結婚したという実感が得にくくなります。

また、結婚する前から一緒に暮らしていたカップルの場合、生活面での変化が少ないせいで、特に結婚したという実感を持ちづらいケースが多くみられます。

結婚式をやらないデメリット5:友人への紹介のタイミングを失う

友人への紹介のタイミングを失うのも、結婚式をやらないデメリットに挙げられます。社会人になると仕事や家庭の都合により、学生時代の友人と会える機会は少ないため、結婚相手を友人へ紹介するのも難しくなります。

結婚してから時間が経つほど紹介しにくくなるので、親しい友人には結婚することが決まった時点でハガキやメールでの結婚報告だけでも行うようにしましょう。

結婚式をやりたくない場合の解決策

「結婚式をやりたくない」という意見はなかなか変えられそうにないイメージがありますが、工夫次第で解決できる場合もあります。

「友人関係」「準備が面倒」「費用がかかる」「時間がもったいない」という理由であれば、スモールウェディングのような少人数制の結婚式にすると、問題が解消されるでしょう。

また注目されるのが嫌な場合は、結婚式の代わりに写真撮影を行う「フォトウェディング」がおすすめです。挙式で緊張するということがなく、記念の写真が手元に残ります。

結婚式をやりたくない場合もきちんと2人で話し合おう

結婚式を挙げないということは、メリットもあれば、デメリットもあります。結婚式の有無は最終的に当事者である2人が決めることですが、これまでお世話になった自分達の親に対して一定の配慮をする必要はあるでしょう。

ですから、結婚式をしたくない場合は2人できちんと話し合い、ぜひ最善の選択をするようにしてください。