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ブライズメイドって何?知っておきたい役割7つと依頼するポイント5選

ブライズメイドとは

ブライズメイドとは、花嫁の介添えをする未婚の女性、立会人として花嫁側に立つ女性のことを指します。

一般的に人数は2人、多くても5人などですが決まりはありません。花嫁の友人、または姉妹や親族の未婚の女性が務めるのが多いといわれています。

本記事では、ブライズメイドとは何か、知っておきたい役割と依頼するポイントについて紹介していきます。ブライズメイドを行いたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

由来

ブライズメイドの歴史は古く、中世ヨーロッパまで遡ります。ブライズメイドは、結婚するカップルに対して幸せを妬む悪霊から守るため行われた習わしです。

花嫁と同年代の女性に似ている服装で付き添わせ、悪霊の目を眩ませることで、花嫁を守った伝説がブライズメイドの由来とされています。

ブライズメイドと同じ役割で、花婿の周りにいるおそろいのスーツを着た男性をアッシャーといいます。

日本のブライズメイド

海外のブライズメイドはドレス選びやブライダルシャワーの企画、当日のドレスの着付けなど花嫁をサポートする役割がありますが日本の場合、これらは全て式場の担当者が行うことが一般的です。

日本では挙式や披露宴の最中に、新婦の身の回りのサポートを専任している式場スタッフのことを「ブライズメイド」と呼ぶ場合があります。

近年では、ブライズメイドを頼まれたゲストの女性たちが統一された衣裳を着るなどして、結婚式を盛り上げるイベントの1つとして広まりつつあります。

ブライズメイドの役割7つ

ではブライズメイドの具体的な役割について見ていきましょう。ここでは、ブライズメイドの役割7つについて紹介していきます。

ブライズメイドの役割には、花嫁の身の回りの手伝い・バージンロードを花嫁より先行して歩く・結婚式の証人・受付・ゲスト案内・ウェディングフォト撮影に参加・ブライダルシャワーの企画、などがあります。

ブライズメイドの役割1:花嫁の身の回りの手伝い

ブライズメイドの役割の1つ目は、花嫁の身の回りの手伝いです。ウェディングドレスを着て行動することは、普段ドレスを着慣れていない新婦にとっては一苦労です。

ベールの調整やドレスの後ろの裾が長いタイプのウェディングドレスであればトレーンを直したり、花嫁の行動の手助けを行います。

トレーンが長くないタイプのドレスでも、歩き方を工夫しないとドレスの裾を靴で踏んでしまうこともあり、サポート役がいないと大変です。

ブライズメイドの役割2:バージンロードを花嫁より先行して歩く

ブライズメイドの役割の2つ目は、バージンロードを花嫁より先行して歩くことです。バージンロードをアッシャーが敷き、その後ブライズメイドが一定の間隔を空けて一人ずつ入場、新郎新婦を迎えるという形をとります。

挙式が終わり新郎新婦が会場を出てから、ブライズメイドはアッシャーとペアになりに退場していきます。主役を引き立てる演出ということで式が一層華やかになるでしょう。

ブライズメイドの役割3:結婚式の証人

ブライズメイドの役割の3つ目は、結婚式の証人です。ブライズメイドは、新郎新婦2人の結婚の証人という役割も持っています。

結婚式の証人は、新郎新婦のそばで誓いを見守ったり、結婚証明書に署名したり、代表としてスピーチをする仕事があります。

ブライズメイドは、結婚式の証人という特別な役割があるため、通常のゲストとは違うという特別感があり、花嫁との信頼の証にもなるでしょう。

ブライズメイドの役割4:受付

ブライズメイドの役割の4つ目は、受付です。受付は、新郎新婦や両家に代わってゲストをお出迎えし、挨拶をするという役目があります。

招待する側の一員という意識を持ち、明るく礼儀正しく対応しましょう。また、ゲストからのご祝儀を預かる仕事でもあるので、特に親しい友人に依頼するのが良いでしょう。

ブライズメイドの役割5:ゲスト案内

ブライズメイドの役割として5つ目は、ゲストを案内することです。挙式・披露宴を円滑にすすめるため、必要に応じてゲストの案内役もブライズメイドの仕事です。あらかじめ、事前に式の進行やある程度場所の把握をしておかなければいけないでしょう。

挙式では、ゲストがチャペルなどに入場する時、挙式から披露宴への移動時に集合写真を撮る時、引き出物をゲストに渡す時など、状況に応じて列席者の方々のご案内役も努めます。

ブライズメイドの役割6:ウェディングフォト撮影に参加

ブライズメイドの役割として6つ目は、ウェディングフォト撮影に参加することです。統一感ある衣装や小物をまとったブライズメイドは、写真映えするでしょう。

ブライズメイドの衣装は、花嫁のドレスとも合うように考えているので、一緒に素敵な写真が撮れるのも魅力です。前撮りの時に参加をお願いされれば、参加してあげると喜ばれるでしょう。

ブライズメイドの役割7:ブライダルシャワーの企画

ブライズメイドの役割として7つ目は、ブライダルシャワーの企画です。ブライダルシャワーは、結婚式の2ヶ月から2週間前あたりに結婚する女性を祝福するパーティのことをいいます。

ブライダルシャワーに参加出来るのは女性だけで、ブライズメイドが企画し、取り仕切って開催します。結婚祝いとなるギフトを花嫁に贈ったり、料理を食べながら花嫁の幸せを楽しくお祝いするパーティを考えるのもブライズメイドの役割です。

ブライズメイドを依頼するポイント5選

ブライズメイドの依頼についても考えていきましょう。次は、ブライズメイドを依頼するポイント5選について紹介していきます。

ブライズメイドを依頼するポイントには、誰に頼むのか・いつ頼むか・何を頼むか・費用はどうするのか・衣装と小物についてなど、しっかりと決めておくべき内容があります。 

トラブルにならないよう、依頼する側としてあらかじめお願いする内容を整理しておきましょう。

ブライズメイドを依頼するポイント1:誰に頼むか

ブライズメイドを依頼するポイント1つ目は、誰に頼むかということです。ブライズメイドは、花嫁と同年代の女性に似ている服装で付き添わせ、悪霊の目を眩ませることで花嫁を守るという由来から、花嫁と同年代の友人や親族が望ましいでしょう。

未婚の女性がブライズメイドを行うイメージはありますが、結婚する年齢によっては周りが先に結婚していることもあるので、花嫁が信頼を置いている大切なゲストにお願いしましょう。

ブライズメイドを依頼するポイント2:いつ頼むか

ブライズメイドを依頼するポイント2つ目は、いつ頼むかということです。依頼する時期は、ブライズメイド用のドレスを用意するためにも、遅くても式の3ヵ月前には伝えておきましょう。

実際、お願いしても絶対に受けてもらえるとは限りません。ブライズメイドの人数には特に決まりはありませんが、早めに頼まないと予定していた人数より足りないという事態もありえます。

ブライズメイドを依頼するポイント3:何を頼むか

ブライズメイドを依頼するポイント3つ目は、何を頼むかということです。何を頼むかというのは、衣装のみお願いをするのか、受付や余興もお願いするのか、花嫁の先にバージンロードを歩いてもらうなど欧米式のような部分を入れるのか、などです。

花嫁として自分の希望もありますが、依頼される友人側の気持ちも大切なので事前にどの辺までお願いできるのか聞いておきましょう。

ブライズメイドを依頼するポイント4:費用

ブライズメイドを依頼するポイント4つ目は、費用です。欧米の場合は、新婦とブライズメイドで、ドレスや小物などを選び、ブライズメイド側でドレス代を負担するケースが一般的です。

日本の場合は、依頼をした新婦側が衣装や小物などの費用を負担する形が望ましいでしょう。ご祝儀を頂く代わりに新郎新婦側がドレスを贈ったり、レンタルするという形をとることが多いようです。

ブライズメイドを依頼するポイント5:衣装と小物

ブライズメイドを依頼するポイント5つ目は、衣装と小物です。衣装や小物はブライズメイド側が決めても花嫁が決めてもOKですが、ブライズメイド側に任せてしまったことにより、もめ事にもなりえる部分です。

ブライズメイド側で衣装や小物を選んでもらう場合は、花嫁はドレスの希望をブライズメイド側にしっかりと伝えたり、購入前に衣装の写メを送ってもらうなどイメージとぶれないよう選んでもらいましょう。

ブライズメイドドレスを手作りしたい方におすすめの1冊『手作りドレスでウェディング』

『手作りドレスでウェディング』は、シンプルで上品なウェディングドレスの作り方が紹介されています。

紹介されているドレスはどれもシンプルなデザインなので、アレンジもしやすくブライズメイドドレスとして作成するのもおすすめです。

ソーイングに慣れていない人も洋裁経験があれば十分に理解できる内容です。手間や時間はかかりますが、材料費ですむのでコスト的には負担が減り、一生の思い出になるでしょう。

ブライズメイドのドレスの選び方3つ

ブライズメイドのドレスというとどのようなドレスを思い浮かべますか。同じような色で揃えたり、デザインに共通する部分を持たせたりするイメージがあるのではないでしょうか。最後に、ブライズメイドのドレスの選び方3つについて紹介していきます。

ブライズメイドのドレスの選び方には、新郎新婦の雰囲気に合わせる・華やかにする・デザインかカラーを統一する、などのポイントがあります。

ドレスの選び方1:新郎新婦の雰囲気に合わせる

ブライズメイドのドレスの選びとして1つ目は、新郎新婦の雰囲気に合わせることです。あらかじめどのような衣装を着るか新郎新婦に聞いておきましょう。

ブライズメイドは会場の雰囲気に関わってくる存在でもあるので、花嫁の衣裳に合わせたドレスを選ぶ必要があります。

新郎新婦の雰囲気と合わないドレスを選んでしまうと、会場全体として見た時に統一感が損なわれてしまいます。

ドレスの選び方2:華やかにする

ブライズメイドのドレスの選びとして2つ目は、華やかにすることです。ブライズメイドには会場に華を添えるという役割もあります。

式の主役である花嫁より目立ちすぎるのはよくないですが、会場に華を添えるという役割から他のゲストよりも目を引く華やかな印象のドレスを選ぶ必要があるでしょう。

濃淡のある同系色を、2色チョイスしたり、会場が華やぐビビッドカラーなどもおすすめです。

ドレスの選び方3:デザインかカラーを統一する

ブライズメイドのドレスの選びとして3つ目は、ドレスのデザインかカラーを統一することです。

ブライズメイドといえば、お揃いのカラーのドレス、もしくはデザインが似ているドレスや小物を合わせて身に着けて参列するというイメージが日本では定着しています。 

自分がいいと思ったドレスを勝手に選んで着てしまうようなことは控えましょう。結婚式を作り上げる立場としてブライズメイド同士の協力は必要です。

ブライズメイドと一緒に思い出に残る最高の結婚式を作り上げよう

ブライズメイドとは何か、知っておきたい役割7つと依頼するポイント5選について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

一生の思い出に残る結婚式で、友人などにブライズメイドをしてもらうとオリジナリティが生まれ特別感がさらに増すでしょう。

ブライズメイドの仕事量が多い場合は、お揃いの衣装を着てもらうだけという形もおすすめです。無理のない形で、ブライズメイドと一緒に思い出に残る最高の結婚式を作り上げましょう。