ウェディング

フォトウェディングはロケーション・スタジオどちらで撮影する?それぞれの相場も

2つの種類があるフォトウェディング

フォトウェディングとは、従来のような結婚式場や神社での結婚式を行わずに記念写真のみを撮影することで、「フォト婚」とも言われています。日程や撮影場所の自由さもあり、近年フォトウェディングを選ぶカップルも増えていますが、どのような種類があるのでしょうか。

フォトウェディングは、撮影場所別に大きく分けてスタジオ撮影とロケーション撮影の2種類があります。

スタジオ撮影は、フォトウェディング用のフォトスタジオや、スタジオ併設のチャペル・屋内庭園などでの撮影です。ロケーション撮影は、人気の観光スポットや屋外の緑あふれる空気の中で写真を残せます。海外リゾート地での撮影も可能です。

スタジオとロケーション、どちらにもそれぞれの特徴があります。2つのフォトウェディングの魅力と注意する点を見ていきましょう。

フォトウェディングの「ロケーション撮影」

ロケーション撮影とは、文字通り屋内ではなく屋外の様々な場所で撮影するプランのことです。

専用のスタジオ内での撮影に比べて、色々な場所での撮影が可能です。国内なら軽井沢や沖縄、東京・丸の内の街並みを背景にするなど好きな場所を選ぶことができるでしょう。また、ハネムーンを兼ねて海外リゾート地で撮影するカップルも多いと言われています。

ロケーション撮影の魅力

ロケーション撮影の魅力は、何といっても自然の中で開放感たっぷりの写真を残せることでしょう。春の桜や秋の紅葉など、四季を通してその季節ならではの美しい自然の中で撮影をすることができます。

ロケ地のバリエーションも豊富で、撮影禁止でない限り2人の好きな場所を選ぶことができます。

ロケーション撮影の注意点

自然の光の中でのびのびと撮影できるロケーション撮影ですが、反面、天候に左右されやすいため注意が必要です。撮影日が必ずしも晴天とは限らず、気温が低かったり、雨や曇りの中で撮影をしたりする可能性もあります。

また、希望するロケ地が撮影禁止だったり、入場料などのオプション料金が別途追加されたりする場合があるため、事前に調べておくと良いでしょう。

ロケーション撮影にかかる時間の目安

ロケーション撮影の場合、撮影前後の移動時間がかかるため、屋内での撮影より時間がかかると考えておく必要があります。

ヘアメイクと着付けに約1.5時間、撮影時間1~1.5時間に移動時間を加えて4~5時間程度ですが、ロケ地によっては半日から1日見ておいたほうが良いでしょう。

ロケーション撮影にかかる費用の目安

ロケーション撮影にかかる費用の目安は、大体10~25万円前後です。衣装によっても金額は多少変わり、洋装が約10~15万円、和装が約15万円、洋装+和装が約25万円です。

また、2人の好きな場所を選べるのがロケーション撮影の魅力ですが、移動費や施設利用費などで追加料金がかかる場合があるため、プランを選ぶときに確認したほうが良いでしょう。

フォトウェディングの「スタジオ撮影」

スタジオ撮影とは、専用のスタジオや式場など屋内で撮影を行う方法です。フォトスタジオや写真専門業者、最近では結婚式場でもフォトウェディングを行うことが増えており、チャペルや庭園などの施設を備えているスタジオや結婚式場もあります。

カメラマンと必要なスタッフのみの少人数で撮影が多く、アットホームな雰囲気で撮影することができるでしょう。

スタジオ撮影の魅力

スタジオ撮影は室内での撮影のため、天候に左右されることなくスケジュール通りに撮影をすすめることができます。ロケーション撮影のような移動や施設利用のオプション料金の心配がなく、費用が抑えられることもメリットのひとつです。

また、人に見られることもあるロケーション撮影と違って、カメラマンと少人数のスタッフだけで撮影を行うことが多いため、撮影に集中できるというメリットもあります。

スタジオ撮影の注意点

スタジオ撮影でのフォトウェディングは、雨や暑さなどの天候に左右されないというメリットの反面、桜や紅葉など季節感のある写真になりにくい、背景のバリエーションが少ないなどのデメリットがあります。

また、少ない人数とはいえ室内空間でカメラマンやスタッフが見ている中での撮影のため、緊張してしまい、自然体の写真を残しづらい場合もあるでしょう。

スタジオ撮影にかかる時間の目安

スタジオ撮影の場合、ヘアメイクと着付けに約1.5~2時間、撮影に約30分~1.5時間で、全体で約2~3時間が目安です。洋装より和装のほうが着付けに時間がかかります。

スタジオ撮影にかかる費用の目安

スタジオ撮影での費用の目安は、洋装と和装の両方を着用した場合は約10~15万円、洋装のみは約3万円~、和装のみは約4万円~と比較的リーズナブルなプランが多いとされます。スナップ撮影と記念写真撮影があり、どちらの撮影かによって費用も異なってきます。

大体の内訳は、台紙付き写真xポーズ数(記念写真)、撮影データ(スナップ撮影)、衣装レンタル代、衣装小物、着付けとヘアメイクです。

フォトウェディングなら両方を採用するのもおすすめ

スタジオ撮影とロケーション撮影、どちらも捨てがたいというカップルも多いでしょう。それぞれ魅力があるスタジオ撮影とロケーション撮影、迷ったら両方選ぶのもおすすめです。

両方で撮影することによってそれぞれのメリットを活かすことができます。スタジオでゆっくり撮影した後に2人の思い出の場所やおしゃれな人気スポットで撮影をすれば、色々な表情や雰囲気の写真を残すことができるでしょう。

フォトウェディングで追加料金がかかる場合がある内容

フォトウェディングの基本プランにアイテムを追加するときには、追加料金が必要かどうか、その場合いくらかかるのかをしっかりチェックしておきましょう。

撮影カット数や納品される撮影データ、衣装の種類や着用点数など、追加料金がかかる場合があります。また、土・日・祝日の撮影などもオプションになるのか確認したほうが良いでしょう。

ここでは、衣装やアルバム、撮影場所や日程など、追加料金が発生する可能性がある内容について紹介します。

衣装に関すること

自分たちが選んだプラン内でどのような衣装を何点着用できるのかを確認しましょう。

衣装や小物の持ち込みが可能か、その際追加料金が発生するのかなども確認が必要です。また、衣装をグレードアップした場合に追加料金が発生するのかなど、スタジオによって料金設定も異なるため事前に確認すると良いでしょう。

写真やアルバムに関すること

プランを選ぶときは、写真データやアルバムをどうするかも確認しましょう。スタジオやプランによって1~2カットの撮影データ付きや全データ付きなど様々です。スタジオによりますが、アルバム作成の追加料金は5万円~10万円程度が多いとされています。

撮影場所に関すること

ロケーション撮影の場合、ロケ地までの移動費に加えて撮影場所によっては入園料や利用料がかかります。こういった費用はプランに含まれていない可能性もあるため確認が必要です。

日程に関するもの

日程についても注意が必要です。土・日・祝日の撮影は、割増し料金になるスタジオが多いとされています。また、ロケーション撮影で春の桜や秋の紅葉など人気のシーズンや、早朝やサンセットでの撮影を希望するなど、時間帯によって追加料金になる場合もあります。

フォトウェディングの費用を節約するポイント

ここからは「費用をできるだけ抑えたい」というカップルのために、節約するポイントをいくつか紹介します。スタジオによってプランは様々ですが、衣装や日程、スタジオ撮影かロケーション撮影かの選択で費用が異ってくるため、是非参考にしてみてください。

  • 和装ではなく洋装を選ぶ
  • 衣装を一着に絞る
  • 土日祝日の撮影を避ける
  • スタジオ撮影を選ぶ
  • フォトブックを自作する
  • 持ち込み料が安い場合は小物やアクセサリーを用意する
  • キャンペーンを活用する
  • 割引特典があるサイトを利用する
  • 割引特典があるサイトを利用する

和装ではなく洋装を選ぶ

基本的に和装より洋装のほうが費用は抑えられるとされています。どうしても和装にしたいなど強いこだわりがなければ、洋装を選ぶのも節約するポイントです。

また、衣装そのものだけでなく、和装・洋装それぞれのブーケやヘアアクセサリーなど小物も変更や追加で料金が変わることがあります。

衣装を一着に絞る

着用する衣装が増えるほど費用もかかるため、衣装を一着に絞ることが節約に繋がるでしょう。一着のみの衣装であれば基本料金に含まれているスタジオが多く、追加料金が発生しないことがほとんどとされています。また、追加料金が発生する衣装を選ばないことも大切です。

土日祝日の撮影を避ける

スタジオにもよりますが、土・日・祝日より平日に撮影するほうが料金が抑えられるケースが多いとされています。

土・日・祝日の撮影や、春の桜・初夏の新緑・秋の紅葉などのハイシーズンでも割増し料金になっているプランもあるため注意が必要です。

スタジオ撮影を選ぶ

ロケーション撮影は雨などでキャンセルになった場合、追加料金が発生することもあり、延期の場合はその分ダブルで料金がかかってしまう場合もあります。スタジオ撮影なら天候に左右されることなく撮影できるため、そのような心配はありません。

撮影場所にこだわりがない場合はスタジオ撮影を選ぶと良いでしょう。

フォトブックを自作する

撮影した業者からデータとアルバムを納品してもらうのではなく、写真データのみ受け取ってフォトブックを作成することで費用を抑えることができます。

アルバムは安くても約5~10万円かかりますが、プリントショップやネットプリントを利用して自作のフォトブックを作れば費用は数千円程度に収められるでしょう。

デジタルアルバムで保存すれば、いつでもパソコンやスマートフォンで見ることも可能です。

持ち込み料が安い場合は小物やアクセサリーを用意する

小物やアクセサリーは手作りしたり、気に入ったものを購入したりして持ち込むのもひとつの方法です。特に小物のレンタルに追加料金が発生する場合は、自分で用意したほうが費用を抑えられる可能性があります。

ただ、小物やアクセサリーの持ち込み料金はかからないことも多いですが、スタジオによっては持ち込み料が発生する場合もあり、高額な場合は逆に出費になってしまうため確認が必要です。

キャンペーンを活用する

各スタジオでは、シーズン限定のキャンペーンや割引など独自のプランを揃えています。それぞれのスタジオのプランをじっくり確認して、そういったお得なキャンペーンや割引プランを利用することも費用を抑えるポイントです。

たとえば、夏や冬などローシーズンでのロケーション撮影や、過去に利用したカップルからの紹介キャンペーンなどがあります。

割引特典があるサイトを利用する

各スタジオのキャンペーンの他に、Web予約するだけで割引特典がもらえるサイトなどを利用するのも費用を抑える良い方法です。

一例として、サイトからのWeb予約で実際に撮影をすると「全員に〇万円分のご祝儀プレゼント」などの割引特典があるサイトなどもあるため、事前に調べてみるのも良いでしょう。

それぞれの魅力や注意点を知って素敵なフォトウェディングにしよう

フォトウエディングにはスタジオ撮影と、ロケーション撮影の2つがあり、それぞれの魅力や注意点、費用について紹介してきました。

どちらの場合でも、スタジオや条件によっては追加料金がかかってしまう場合もあります。そのため、それぞれの注意点や特徴を事前に確認し、一生の思い出に残る素敵なフォトウェディングにしましょう。