ウェディング

結婚式当日のスケジュールは?披露宴のスケジュール15個・新郎新婦で違う

結婚式当日の知っておきたい全体のスケジュール

まずは結婚式当日のおおまかなスケジュールについて、当日の流れだけでなく、どんなことにどれぐらいの時間が必要なのかも把握しておきましょう。

当日は式特有の厳かな雰囲気に緊張してしまうため、スケジュールを覚えておき、その緊張感に備えていきましょう。良い結婚式を作り上げるためには、スケジュールを確認しておくことが大変重要で、小さなことかもしれませんが大切なことです。

1:挙式

結婚式で最も重要な項目として挙げられるのが、新郎新婦が入場し指輪の交換をする時などではないでしょうか。

挙式に関してはウェディングプランナーや式場のスタッフを中心に行うため、ほとんどスムーズに進んでいくでしょう。また、挙式のリハーサルをすることで、式の流れや動き方などをしっかりと把握することが出来るため、本番で無駄な緊張がなくなります。

2:披露宴

次に行われる結婚披露宴は、招いたゲストによって所要時間や内容などが大きく変わり、親族のみなのか、友人なども招いて行うのかによって様々です。

披露宴も式場のスタッフが中心となって進行していきますが、披露宴中に新郎新婦はゲストと話す機会が多いため、ゲストから次に何が行われるのかを聞かれることもあるので、答えられるように披露宴の流れを確認しておきましょう。

3:二次会

結婚式で行われる際、二次会についても考える必要があり、この二次会の進行は共通の友人や二次会専門の業者に頼むため、式場のスタッフとは、違う人が中心となって行われることが多いでしょう。

披露宴から二次会の流れや引継ぎがスムーズになるよう、スケジュールはよく確認しておく必要があります。

新郎新婦で違う流れ

結婚式当日のスケジュールは、新郎と新婦で異なり、式場には2人で到着する場合や、あるいは新婦だけ早く来る場合があります。

新婦はドレスやメイクなどにかなり時間がかかり、新郎よりも最低1時間は早く支度を始める必要があるため、新婦は新郎と来る際、この点に注意し時間も厳守しましょう。

新郎も、新婦が支度に時間がかかることを踏まえて協力してあげてください。

結婚式当日の挙式前のスケジュール3つ

ここからは結婚式当日はもちろん、式の前にもやることもびっしりとあるので、ここでは式前のスケジュールについて紹介いたします。

結婚式中のスケジュールと同じぐらい、結婚式前のスケジュールは重要なので、事前にこの記事をよく読み、しっかりと確認しておいてください。

式前のスケジュールが遅れたり、滞ったりしてしまうと、結婚式自体に影響が出やすいため、順調に遂行できるように確認しましょう。

1:会場到着・支度スタート

式場に着き次第、式の準備や新郎新婦の支度が始まりますので、オープニングムービーを流す媒体など、持ち込みの荷物のチェックは身支度の前にしておくのが定石です。

不備があると結婚式に影響を及ぼすこともあるので、上手くいくよう前日までに念入りな確認をし、また、先述の通り新婦は身支度に時間がかかるため、新郎は催促などしないで気長に待ちましょう。

2:写真撮影・挙式リハーサル

身支度が済んだら次は写真撮影、そのまま挙式のリハーサルが始まりますが、この本番直前のリハーサルで、式の流れや新郎新婦の動き方を確認します。

よほどのことが無い限り、ここから先のスケジュールはほとんどスムーズに進んでいくことになりますので、式場スタッフの指示に従っていきましょう。

とは言っても、スタッフに任せきりにするのではなく、お互いが気持ちよく結婚式を挙げるためにも、スケジュールはきちんと頭に入れておく必要があります。

3:親族紹介や親族集合写真の撮影を行うこともある

結婚式のリハーサルが終わったら、結婚式当日に初めて会う方もいるので、新郎新婦がお互いの家族を紹介、挨拶をしておく必要があります。

家族と家族の結びつきは重要で、家族全員が集まることも滅多にありませんので、親族で写真を撮るのならば、この時間がチャンスです。

結婚式当日の挙式の4つのスタイル別スケジュール

教会式、神前式、人前式、仏前式によってスケジュールは若干、あるいは大きく変わることが多いので、ここからは結婚式のスタイル別のスケジュールをご紹介していきます。

自分たちが望む結婚式を挙げるために、この点もきちんとチェックしておくことが大切です。

1:教会式

教会式では、新婦の衣装はウェディングドレスが一般的で、身支度やお色直しに時間がかかります。ここからは、教会式のスケジュールのポイントを紹介いたします。

また、ケーキカット、ファーストバイトやフラワーシャワー、テーブルラウンドなどの行程が多く、そのどれもが丁寧に行われることが特徴的です。

充実したスケジュールをこなすためにも、プランナーとの最終打ち合わせをしっかり確認しておきましょう。

2:神前式

続いては、神前式もまた行程が多いため、神前式のスケジュールには念入りな確認が必要です。

教会式とは異なり、行程の名称も「入場」ではなく「参進の儀」などと言い、覚えることが多くあり、衣装は新郎新婦ともに和装を着付けてもらうので、洋装の場合よりも時間がかかります。

新郎は1時間、新婦は2時間を目安に身支度を行いますが、結婚式自体の長さは教会式より短いでしょう。

3:人前式

次は、人前式のスケジュールですが、他の結婚式と違い自由度が高く、時間の設定も新郎新婦とプランナーとの相談によって決められます。

おおまかに、参列者入場、新郎新婦入場、開会の宣言、誓いの言葉、指輪の交換、結婚証明書に新郎新婦が署名、結婚の成立宣言、閉会の宣言という行程になっています。

さらに、新郎新婦がどのような演出をしたいのかによって、時間も変わり、かなりのスケジュールの確認が必要になる式です。

4:仏前式

最後は仏前式のスケジュールですが、仏前式もまた他の結婚式のスタイルと違うので、よく確認しておく必要があります。

仏前式は教会式の神父の代わりに僧侶が来られ、式中に僧侶に法話をしていただくため、行程の時間が読めないことが多いです。

とはいえ、仏前式は行程が少ないことが特徴として挙げられ、そして結婚式自体は他のスタイルと比べて短いです。また、お寺での仏前式は披露宴が別会場になることが多いので、移動にかかる時間も考慮しましょう。

結婚式当日の披露宴のスケジュール15個

結婚式よりも膨大な時間がかかり、その行程もみっちり詰まっているため、入念な打ち合わせが必要です。

ここからは、結婚式の後に行われる結婚披露宴のスケジュールについてご紹介していきます。また、先述の通り、スケジュールをゲストに聞かれることが多々ありますので、正確に答えられるように、新郎新婦できちんとスケジュールを覚えておく必要があります。

この記事では教会式のスタイルを中心に、一般的な結婚披露宴のスケジュールをご紹介します。

1:ゲストが披露宴会場へ移動

この移動にかかる時間は、結婚式のスタイルによって変わるため、ゲストが結婚式場から披露宴の会場に移動、到着するところから始まります。

教会式、人前式は式場の近くに披露宴の会場がある場合、もしくは併設されている場合が多いため、ゲストの移動にさほど時間はかかりません。

神前式や仏前式の会場に挙げられる神社やお寺には結婚披露宴を行う場所が無いため、ホテルなどに移動する必要があり、そして移動にはかなり時間がかかることもあるでしょう。

2:新郎新婦入場

次は新郎新婦が披露宴の会場に入場します。

入場前に披露宴の入場でよくあるのが、オープニングムービーを流す演出です。

このオープニングムービーは新郎新婦によって作られることが多く、一般的にオープニングムービーは5分程度が望ましく、どれぐらいの時間をムービーにかけたのかを覚えておきましょう。

3:開宴挨拶・新郎新婦紹介

次の開宴の挨拶と新郎新婦の紹介は、新郎と司会者によって行われ、披露宴に先立って、新郎が開宴の挨拶をし、その後に司会者が新郎新婦の紹介をするという流れになっています。

開宴の挨拶はゲストへ向けて礼儀を尽くすものの、手短であるところが多くあります。そして、新郎新婦の紹介は、司会者が新郎新婦のプロフィールを紹介するため、この行程は10分ほどかかるため、念頭に入れておいてください。

4:来賓挨拶

次は来賓挨拶ですが、この行程の所要時間は、結婚式のスタイルやゲストの人数によって大きく変わってきます。

これまでに紹介してきた中で、来賓挨拶がある結婚式のスタイルは教会式のみで、人前式は行程に加えれば来賓挨拶があります。神前式、仏前式には来賓挨拶がありません。

また、当然ながらゲストの人数が多ければ多いほど来賓挨拶は時間がかかり、式の前半に大きく余裕をもって時間をとる必要があるでしょう。

5:乾杯

次に一般的に多く行われるのが乾杯ですが、披露宴開始前にウェルカムドリンクを用意し、挙式後のアフターパーティーで乾杯の場を設けるパターンもあります。また、乾杯はゲストの中から選ばれた代表の人が挨拶をします。

この挨拶は長くて3分程度にまとめられていることが多く、うまくいけば約10分もかからず乾杯は終わりますが、結婚式によって変わってきます。

6:ケーキ入刀・ファーストバイト

続いて行われるのがケーキ入刀とファーストバイトで、結婚披露宴と言えば誰もが思いつく、メインに近いイベントです。

最近ではファーストバイトだけでなく、お世話になった両親に向けて行うラストバイトや、サンクスバイトといった演出もあり、このような演出も含めると、所要時間はおよそ10~20分ほどになるでしょう。

教会式や人前式にケーキ入刀があるのは一般的ですが、神前式と仏前式にはありません。このように、結婚式のスタイルによって違ってくるスケジュールでもあります。

7:ゲストスピーチ

次に行われるゲストスピーチは、その名の通りゲストの中から代表の1人が指名され、新郎新婦に向けたメッセージをスピーチします。

このスピーチは約10分ほどが望ましいとされるため、その程度の時間を目安とするとよいでしょう。10分ほど話そうとしたのに、涙で全然話せず、長くなってしまったという微笑ましい光景もあるでしょう。

そのような場合も想定して、こちらも時間に余裕をもった方がいいでしょう。

8:新郎新婦お色直し

次の新郎新婦のお色直しには、新婦のお色直しの方が時間がかかるため、先に退場するケースもあります。

2人そろって退場するパターン、新婦が先に退場するパターンにしても、新郎新婦が次にそろって再入場するまでにおよそ30分かかるでしょう。

しかし、新婦のメイクが涙で崩れ、お色直しに時間がかかったという、こともあるので、素敵な結婚式にするためには、こちらも余裕をもって時間を設定しましょう。

9:テーブルラウンド

次はテーブルラウンドですが、お色直し後の再入場で、ゲストのテーブルに新郎新婦が挨拶をしながら周るというものです。

歓談とセットで行われる場合もあります。教会式の披露宴でイメージされるキャンドルサービスやフォトラウンドは、このテーブルラウンドの際に行われ、神前式でも披露宴だけ洋風にするという場合もあります。

また、テーブルラウンドを取り入れることもあり、どのスタイルの結婚式でも、テーブルラウンドは50分ほどかかると考えてよいでしょう。

10:余興

次に予定されている余興は、ゲストが新郎新婦のために、結婚式を盛り上げる歌やダンス、楽器の弾き語りなどを行い、また、新郎新婦が余興を行う場合もあります。

ゲストの人数が多い場合は、余興をお願いしたい人も自然と多くなるため、長めに時間をとり、目安としては両家の招待客を合わせて2~3組程度で、各組5分から10分程度に収めるのが良いとされています。しかし、余興を頼む際には、持ち時間を守ってもらうようにしましょう。

11:祝電紹介

次に祝電紹介は、新郎新婦に届いた祝電が、司会者によって読み上げられます。

全文読まれるのは数通程度で、それ以外の祝電は、差出人の名前のみ読み上げられるため、かかる時間は約10分ほどでしょう。

また、祝電紹介はこの時間ではなく、お色直しより前にスケジュールされていることもあり、後半は楽しい雰囲気にしたいという方は、硬めの祝電を前半に入れてもよいでしょう。

12:新婦手紙朗読・花束と記念品贈呈

次にスケジュールされているのは新婦による手紙の朗読と、新郎新婦から両親に向けての記念品、花束の贈呈は、披露宴のクライマックスとなっていきます。

余興の時間をゲストの方々に守ってもらい、時間に余裕を持つことで、手紙の内容をしっかりと伝えらます。

そして、記念品、花束の贈呈も含めて、およそ10分ほどかかると想定し、きちんと時間をとって、ご両親に感謝の気持ちを伝えましょう。

13:両家代表謝辞

次に両家の代表による謝辞は、新郎の父親など、両家の代表となる方がゲストへ向けたお礼の挨拶をします。

また最近では、この後新郎も挨拶をすることがありますので、ここでの所要時間は約5分から10分ほどです。内容もシンプルなので、あまり時間はかからないことが多いでしょう。

14:新郎新婦退場

次に行われる新郎新婦の退場は、披露宴のすべてのスケジュールが終わると、まず新郎新婦が退場します。

また、新郎新婦が退場した後、両家の両親も退場しますが、この後のスケジュールも大切なので、ここではあまり時間はかけないでしょう。

15:ゲスト退場・お見送り

披露宴の最後にスケジュールされている、ゲストの退場とお見送りは、披露宴に来てくださったゲストのために、新郎新婦と両家の両親でお見送りをします。

二次会までの余裕があれば、お見送りに時間をかけてもいいですが、二次会に行けないという方もいらっしゃいます。

その方々とは、じっくり話したり、プチギフトを渡したりと、ひとりひとりに余裕を持って会話できる時間があるのが望ましいとされています。

結婚式当日の家族のみの披露宴のスケジュール8つ

ここからは、結婚式当日、ゲストの方が親族のみの場合の結婚披露宴のスケジュールを紹介していきます。

全体の時間はゲストの方々に新郎新婦の友人がいる場合とあまり変わりませんが、スケジュールの順番やそれぞれの所要時間に若干異なる点があります。

ここで紹介する披露宴のスケジュールを参考にしてみてください。

1:新郎新婦入場

最初の新郎新婦の入場は、入場前にオープニングムービーを流すことも含めて、あまり先述のスケジュールとの違いはありません。

オープニングムービーを入れる場合は入場前におよそ5分ほど映像が流れます。親族の前で2人の馴れ初めを紹介するのは恥ずかしい、という新郎新婦の場合は、さらに所要時間は短くなるでしょう。

2:開宴挨拶・新郎新婦から挨拶

次にスケジュールされているのは開宴の挨拶と新郎新婦の挨拶ですが、こちらも司会者が開宴の挨拶をし、新郎新婦からゲストへ挨拶をする点は変わりません。

しかし、親族がいる場合は主賓となる方がいらっしゃることもありますので、その方に挨拶していただく場合は、開宴の挨拶と新郎新婦の挨拶の間にしていただきましょう。

3:乾杯

次に行われる乾杯は、先述のゲストに友人を招いている場合は、ゲストの中から代表を指名して乾杯の音頭を取っていただきます。

しかし、親族のみの場合は新郎新婦で乾杯の音頭を取るのも良いとされています。この場合、挨拶が省かれるので、乾杯にもあまり時間がかからず、親族に頼む際は約3分から5分ほど挨拶をしていただきます。

4:ケーキ入刀・ファーストバイト

次に行われるケーキ入刀、ファーストバイトは、こちらのスケジュールは、友人たちをゲストに招いた場合とあまり変わりません。

親族のみをゲストに招いた場合は、ファーストバイトだけでなく、ぜひラストバイトやサンクスバイトを取り入れれば、必ず盛り上がるでしょう。

5:余興・スピーチ

次に余興とスピーチは、親族のみの場合の余興は、しないということもありますが、その場合は親族や家族によるスピーチが行われ、また最近ではその両方でもない、スイーツビュッフェを設けるパターンもあります。

どのパターンにおいても、所要時間は新郎新婦とゲストによる歓談を合わせておよそ50分ほどでしょう。

6:新婦手紙朗読・花束と記念品贈呈

次は花嫁による手紙の朗読、新郎新婦からの花束です。

記念品の贈呈は、親族のみの披露宴の場合、友人たちを招く場合よりも早く感じるかもしれませんが、ここで披露宴の佳境に入ります。

早く感じるのは行程が少ないからであり、それぞれの所要時間は多く取られているため、全体的なスケジュールの時間は友人たちをゲストに招いた場合と変わりなく、手紙の朗読、新郎新婦からの記念品の贈呈は約10分ほどかかります。

7:両家代表謝辞

次の両家代表謝辞は、親族のみをゲストに招待する場合でも、両家を代表して新郎の父親など、1名が他のゲストに向けて挨拶をします。

所要時間も先述のスケジュールと変わらず約10分ほどです。

8:新郎新婦退場

次の新郎新婦の退場は、親族がゲストの場合は友人の場合と違い、時間に余裕があり、そのため、先述のスケジュールよりも退場に時間をかけることで可能です。

お見送りもあるため、時間をかけすぎるのはよくありませんが、感傷に浸りながら退場することができるのは親族がゲストの場合の良いところであると言えます。

結婚式当日の2次会のスケジュール

結婚式の二次会のスケジュールを把握しておくのも、新郎新婦の大切な役割です。

本番の流れを知らないまま行うという方々もおり、覚えておかないと時間配分に失敗して、終了時間に追われることもあります。

結婚式から参加してくださる方もいるので、全体の時間は約2時間以内にし、受付時間30分程度、新郎新婦入場、ウェルカムスピーチ、乾杯、ウェディングケーキ入場、歓談、余興、新郎新婦謝辞、お開きという流れが一般的です。

結婚式当日のタイムスケジュールを把握しておこう

結婚式当日のスケジュールについて紹介してきましたが、結婚式のスタイルによってスケジュールが違うことや、新郎新婦も把握しておくべきことがたくさんあることがわかりましたね。

よりよい結婚式の第一歩のために、スケジュールを確認しておくことはとても大切です。ぜひこの記事を参考にして、素敵な結婚式を作り上げてくださいね。