妊娠症状

【専門家監修】妊娠後期のげっぷの原因とは?自分でできるげっぷ対策10選

妊娠するとげっぷが増える?

妊娠後期にげっぷが増えると感じる人も多く、つわりが復活したような違和感が生じるでしょう。

また妊娠中のストレスでもげっぷはでるといわれています。睡眠をしっかりととるようにしましょう。げっぷの回数などが気になる人は、医師に相談してみてもよいでしょう。

そもそもげっぷとは?

普段何気なくしているげっぷがなぜ起きるのか、知らない人も多いでしょう。私達は食事をするときも空気を一緒に吸い込んでしまっています。胃にたまった空気を食道からだす現象がげっぷです。

げっぷがでやすい原因はいろいろ考えられますが、過度なストレスや偏った食生活、姿勢の悪さや体調不良のサインなどです。

妊娠後期のげっぷは子宮が胃を圧迫することでおこる胸焼けなど、胃酸が逆流しておこることがあるようです。

妊娠後期にげっぷが出る3つの原因

ここからは妊娠後期にげっぷが出る主な3つの原因についてみてきます。ホルモンバランスがくずれてしまったり、つわりが影響していることなどがあげられます。

またつわりの影響やにおいづわりでもげっぷはでます。ただ妊娠後期のげっぷが体調不良のサインということもあるので、ゲップの回数が多かったり、胃酸が逆流して気持ち悪くなったりした時は迷わず医師に相談しましょう。

げっぷが出る原因1:ホルモンバランス

妊娠後期にげっぷが出る原因に、プロゲステロンとエストロゲンの分泌が増えることが関係しているといわれています。肌が荒れるなどの不調が出たり、空腹時に吐き気がしたり、げっぷが何度も出る人もいます。

また胃を圧迫して胃酸が逆流し、気分が悪くなるケースもあります。妊娠後期は体調を維持するのが難しいことがあるでしょう。無理をせず快眠、快食を心がけてストレスを緩和するようにし、一気に沢山食べずにこまめに少量ずつ食事をとるように気をつけましょう。

げっぷが出る原因2:つわりの影響

げっぷが出る原因に、つわりの影響があります。つわりというと妊娠初期によくありますが、妊婦さんによっては妊娠後期の後期づわりに苦しむ人もいます。つわりにはいくつかの種類があり、空腹時に吐き気がしたり、いつもより食べ過ぎてしまうなど症状はさまざまです。

また胎児の成長とともに子宮が広がり胃が圧迫されることで胸焼けがしたり、げっぷがでたりすることもつわりの1つだといわれています。

つわりの種類

つわりの種類にげっぷつわりやにおいづわりなどがあります。においづわりはある特定のにおいが妊娠を期にダメになるケースで、スーパーに行くと吐き気がしたり、冷蔵庫を開けた時の匂いでも気分が悪くなる人もいます。

またげっぷつわりは消化器官の不調で起きるといわれています。妊娠期間中にはつわりの影響で胃に負担がかかりやすくなっているので、げっぷも多く出てしまうようです。

げっぷが出る原因3:病気の可能性

げっぷが出る原因は罹患している可能性があります。げっぷがでるときに胃酸が胃から食道にかけて逆流するようだと、逆流性食道炎などを疑った方がいいかもしれません。

妊娠後期のげっぷは妊婦さんはお通じが滞ることが多くそれが原因で腹部の膨満感を感じる方もいます。また、出産の不安からマタニティーブルーになる人も多いです。

不安はマイナートラブルを誘発するため食生活を見直したり生活のリズムを整えるようにしましょう。妊娠後期はつい甘いものを食べすぎてしまうので、気をつけましょう。

妊娠後期のげっぷ対策10選

ここからは妊娠後期の主なげっぷ対策について詳しくみていきます。食事の回数を増やして胃に負担をかけない、ゆっくり食べるなどいつもの食事を少し見直すことで改善できることがあります。

少しでもげっぷの回数をを減らして快適に過ごしていけるように、ぜひ参考にしてみてください。

妊娠後期のげっぷ対策1:小分けにして食べる

妊娠後期のげっぷ対策の1つ目に、小分けにして食べることがあげられます。食べ物や飲み物を小分けにして胃が膨れないようにするとよいでしょう。

また妊娠後期は赤ちゃんの成長とともに子宮が大きくなり胃を圧迫します。1度にたくさん食べることなく少量ずつゆっくり噛んで食べるとよいでしょう。1日に食べる回数を増やし、1回の食事の量を減らして5食にすると、げっぷが改善した妊婦さんもるようです。

妊娠後期のげっぷ対策2:ゆっくりよく噛んで食べる

妊娠後期のげっぷ対策の2つ目に、ゆっくりよく噛んで食べることがあげられます。食事と一緒に空気も取り込んでしまうため、空気を食べないように早食いを控えることなどが大切です。

その他妊娠後期は出産などの不安もあり、ストレスを抱えがちです。リラックスして呼吸を整えるようにしましょう。

妊娠後期のげっぷ対策3:消化のよい食べ物を選ぶ

妊娠後期のげっぷ対策の3つ目に、消化のよい食べ物を選ぶことがあげられます。油っぽい食べ物などは控えるように心がけましょう。

また食事については、ゆっくりよく噛んで食べることを常に心がけましょう。唾液も消化を助けてくれるといわれています。

その他プロゲステロンの分泌物の影響で、胃の働きが鈍くなる妊婦さんもいます。冷たいものを食べてお腹を冷やさないようにしましょう。

妊娠後期のげっぷ対策4:背中を軽くたたく

妊娠後期のげっぷ対策の4つ目に、背中を軽くたたくことがあげられます。げっぷが出そうで出ないときは、パートナーや家族に手伝ってもらって、背中の中央あたりを優しくさすってもらいましょう。軽くたたいてもらうだけでも楽になるでしょう。

妊娠後期のげっぷ対策5:炭酸は控えめに

妊娠後期のげっぷ対策の5つ目に、炭酸を控えめにすることがあげられます。炭酸は胃に溜まりやすく胃の中で膨張するので、控えるか少量にするといったことを心がけましょう。

ストレスが多い時も、空気を吸い込んでいることがあります。深呼吸してリラックスするとよいでしょう。

妊娠後期のげっぷ対策6:腸内環境の改善

妊娠後期のげっぷ対策の6つ目に、腸内環境の改善があります。妊娠後期にお腹の健康を良くするために必要なことはお肉ばかりを食べるのではなく、しっかり野菜も食べて善玉菌を増やしましょう。

また、水分をしっかりとってお通じの改善をしましょう。お通じが改善されないと腸にガスが貯まりやすくなるので、気をつけましょう。

妊娠後期のげっぷ対策7:飲み物はゆっくり飲む

妊娠後期のげっぷ対策の7つ目に、飲み物をゆっくり飲むことがあげられます。ゆっくり飲むことで空気を入りづらくします。炭酸飲料はげっぷがでやすくなるので妊婦さんは避けたほうがいいのですが、少量であれば炭酸ガスが疲れをとってくれるという意見もあります。

また炭酸飲料で注意が必要なのは、糖分が多いことです。白湯をゆっくり飲むことをおすすめします。妊婦さんは水分も必要ですが、冷たい飲み物は循環が悪くなるので気をつけましょう。

妊娠後期のげっぷ対策8:食後に深呼吸する

妊娠後期のげっぷ対策の8つ目に、食後に深呼吸をすることがあげられます。楽な姿勢で深呼吸をするとよいです。横になりにくいときは、クッションや枕を効果的に使いましょう。妊婦さんにとってストレスは大敵です。天気のよい日に散歩をして、新鮮な空気を吸い気分転換をしましょう。

妊婦さんの心が安定するためにはパートナーの協力も必要です。家事を手伝ってもらったり、話を聞いてもらうだけでも気持ちは落ち着くでしょう。

妊娠後期のげっぷ対策9:しっかり睡眠をとる

妊娠後期のげっぷ対策の9つ目に、しっかり睡眠をとることがあげられます。ストレス解消や体調を整える意味でも快食、快便は大切です。睡眠が充分とれないときは、寝室環境の改善などをしてみましょう。

また妊娠後期はおなかが大きくなり横になりにくかったり体勢が整えづらいことも多いです。クッションを腰にあてたり、工夫して楽な姿勢を心がけましょう。快眠は赤ちゃんの健やかなる成長を促進するといわれています。

妊娠後期のげっぷ対策10:ストレスをためずにリラックスする

妊娠後期のげっぷ対策の最後はストレスをためずにリラックスすることです。ストレスは空気を飲みやすくなる原因になります。出産に関する不安からつい溜息をついてしまったり、無意識に唾を飲み込んでしまったりして余分な空気を体内に取り込んでしまうのです。

この妊娠後期のげっぷを解消するためにはストレスケアを上手に行うことです。ストレッチをしたり血流を良くするために、足つぼを刺激したり指ヨガをしてみましょう。

妊娠中げっぷ以外で悩まされがちなこと3つ

妊娠中げっぷ以外で悩まされがちなことは腰の痛みがあります。赤ちゃんの成長とともに子宮も膨らみますが、腰に負担がかかります。骨盤ベルトを使って骨盤と恥骨を安定させて腰を守りましょう。また骨盤ベルトは産後太りを予防するといわれています。

その他妊娠中は足がつったりお通じが悪くなったりします。足の血流も悪くなりますので、マッサージをしたりして不快感を取り除く工夫をしましょう。

妊娠中悩まされがちなこと1:腰痛

妊娠中悩まされがちなことの1つは腰の痛みです。赤ちゃんの成長とともにお腹も重くなり、妊婦さんの腰の負担は日に日に増します。骨盤ベルトで骨盤を支えると腰まわりの負担が軽減出来るといわれています。

また骨盤ベルトは骨盤の開きやズレも矯正してくれます。妊娠中から産後まで使用できるものもあるので、チェックしておくとよいでしょう。

妊娠中悩まされがちなこと2:足がつる

妊娠中悩まされがちなことの1つは足がつることです。妊婦さんの足がつる原因はカルシウム、ナトリウムなどが不足していることが考えられます。バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。

足がつってバランスを崩し転倒などしないように、無理はせず、ゆっくりと治るのを待つようにしましょう。

妊娠中悩まされがちなこと3:便秘

妊娠中悩まされがちなことはお通じが悪くなることです。妊娠後期はお腹が大きくなるため臓器が圧迫されがちです。腸の動きも鈍くなりますので、お通じも悪くなります。

お通じの改善のためには食事も大切です。食物繊維を含む野菜や水分をとるようにしましょう。それでも改善しない場合には、病院で相談するとよいでしょう。

妊娠中のげっぷ対策をしてみよう

ここまで、妊娠中のげっぷや考えられる原因、対策についてみてきました。胃にやさしい、消化しやすい食事をとることや、食事の回数を増やして一回の食事量を減らすなど、工夫をすることで改善できるかもしれません。

この記事を参考に少しでもげっぷつわりをなくし、出産までの時間を楽しめるようにしましょう。また、無理はせず困ったことがあれば家族や病院に相談するようにしましょう。