子育て

赤ちゃんに使用するタオル枕の作り方2つ!タオル枕を使用するメリット

そもそも赤ちゃんに枕は必要?

赤ちゃんの場合、大人のように枕で首を支えてあげなくても、寝る姿勢によって体への負担はないとされています。ですが、赤ちゃんは一日のほとんどを寝ています。寝姿勢や向きによって、呼吸の仕方や、頭のかたちに影響がでることを気にする人は多いかもしれません。

赤ちゃんの枕は、大人の枕の使い方とは違って、姿勢や頭の向きを支える道具として必要でしょう。

赤ちゃんにタオル枕を使用するメリット

赤ちゃんが枕を使うときは、頭や顔が沈み、鼻や口が埋まってしまうものは危険です。赤ちゃんの枕は、柔らかさより、頭を安全に固定できることを第一に考えた方がいいでしょう。

おすすめなのが、タオルを使ったタオル枕です。タオルは形を自在に変えられ、厚みの調整も簡単です。タオル枕のメリットについてとりあげます。

赤ちゃんの成長に応じて枕の高さを調節できる

赤ちゃんは成長がはやいので、洋服のサイズが合わなくなることが頻繁でしょう。タオル枕を使うと、折りたたみ方の工夫で、枕の高さを調整できるので、赤ちゃんの成長に合わせられます。

寝返りをするようになると、寝姿勢の癖などが出てきますが、タオル枕の形を調節することで、正しい姿勢をキープすることができます。また、タオル枕を使って顔や首を呼吸しやすい姿勢に調整することで、吐き戻しも緩和できます。

清潔に使用できる

赤ちゃんは、大人と比べると平熱が高く、寝ている間も汗をたくさんかきます。赤ちゃんの汗が多いことは、一般的で心配いりませんが、赤ちゃんの周囲の環境を清潔に保つことに、気を配ることが必要です。

寝具もたくさん汗を吸いますので、いつも清潔を保つためには、洗いやすいものがおすすめです。その点、タオル枕は洗い替えも用意が簡単で、清潔に使用できます。

赤ちゃんに使用するタオル枕の作り方2つ

赤ちゃんに使用するタオル枕につかうタオルは、ふかふかの柔らか過ぎるタオルは避けましょう。

柔らかすぎると、赤ちゃんの頭や顔がタオルに埋もれてしまって、呼吸に影響がでやすくなります。タオル枕用のタオルは、折って使っても高さが出ない、薄めの生地のものを使うことがおすすめです。

後頭部枕の作り方

赤ちゃんの成長によって、頭、首、肩幅などのサイズも変わりますので、タオル枕の作り方を変えていきましょう。

後頭部枕は、やわらかい赤ちゃんの頭がきれいな形に成長するための、サポートとして使えます。すでに寝姿勢の癖で頭の左右の形に差がある場合も、枕の形の工夫で、寝姿勢の癖が出にくいように支えることができます。

タオルの折り方

後頭部枕は、タオルを棒状にぐるぐると丸めたものを曲げて、Uの字か、ドーナツ型がおすすめです。

枕の真ん中に凹み作れるので、凹みに赤ちゃんの頭が立体的にフィットして、ぐらぐら動きづらくなります。後頭部枕を使うことで、正しい寝姿勢を保てるでしょう。

タオルの高さ

新生児の場合、気をつける点は枕の高さをつけないことです。

タオルを使うときは、新生児はフェイスタオルを1枚そのまま使うくらいがちょうどいいでしょう。そして、首がすわってくる頃から成長に合わせて折り方を変えて、高さを調整します。赤ちゃんの体格に合った、ちょうどいい高さを見つけていきましょう。

首枕の作り方

首枕は、首を支える目的で使うもので、首の後ろに入れることで、仰向けの寝姿勢を保てるようにサポートできます。

市販の首枕もたくさんありますが、タオルを使ってオリジナルの首枕を作ってみましょう。

タオルの折り方

首枕の折り方は、タオルをぐるぐる丸めて、棒状のものを作ります。

使用中も棒状が保てるように、両端を縛ったり、棒状に丸めたタオルをストッキングの中に入れて形を固定する方法があります。赤ちゃんの頭や肩幅のサイズに合う幅のタオルを使って、作ってみましょう。

タオルの高さ

首枕の高さは、敷き布団と首の隙間の大きさに合わせて、タオルの丸め方を調節します。タオル枕で隙間をきれいに埋めることで、首が安定し、きれいな仰向けの姿勢がキープできます。

仰向けの寝姿勢は、体内の循環がスムーズになる、呼吸しやすくなるなどのメリットがあります。赤ちゃんの体形に合わせて、隙間を埋める調節をしてみましょう。

枕にするタオル素材の選び方3つ

私たちの日常でにあるタオルの種類は、さまざまで、コットン、ガーゼ、マイクロファイバーなどの素材などがポピュラーです。

赤ちゃんのために作る枕には、どんなタオルを使うといいのか?3つのポイントについて、解説します。

タオル素材の選び方1:天然素材のものを選ぶ

タオルの素材で天然のものは、綿、麻、絹などが一般的です。天然素材は、吸水性や通気性に優れていますので、赤ちゃんの寝具に向いているいえるでしょう。

天然素材のタオルはさまざまな種類のものが市販されていますので、お気に入りを見つけてください。

タオル素材の選び方2:オーガニックコットンを選ぶ

オーガニックコットンの基準は、国によって違います。日本の基準は、ルールに沿って2~3年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で作ること、さらに、使う農薬や肥料の基準をきちんと守って栽培された綿花のことを、オーガニックコットンとしています。

赤ちゃんには安全な素材で作った、オーガニックコットンのタオルを使ってあげたいと思う方は多いでしょう。

タオル素材の選び方3:吸収性の良い生地を選ぶ

タオル素材の選び方のひとつの基準で、機能性を重視する考え方があります。タオルの人気ランキングなどによると、今治タオルの人気の理由は、天然素材でありながら、吸水性が非常に高いという点のようです。

赤ちゃんは寝ている間にたくさんの汗をかきますし、ときどき寝具を汚すこともあるでしょう。赤ちゃんが気持ちよく眠れるように、吸収性のよい生地のタオルを選ぶことをおすすめします。

タオル枕を使用するときの注意点

赤ちゃんに使うとメリットがたくさんあるタオル枕ですが、使用するときの注意点がいくつかあります。

日ごろのニュースなどでも見聞きしますが、一日のほとんどを寝ている赤ちゃんに起こる事故は、やはり睡眠中に起こることが多いようです。赤ちゃんの安全を考えて、睡眠環境を整えるように気をつけましょう。

窒息には十分な注意を!

0歳の赤ちゃんの悲しい事故の原因はほとんどが窒息で、消費者庁の資料によると31.9%は赤ちゃんが寝ている間に発生しています。

赤ちゃんは大人のように自由に動けないので、鼻や口の周りを塞ぐものがあっても、うまく取り除くことができず、事故につながる場合があります。

睡眠中の赤ちゃんの周りに、余計なものを置かないことはもちろんですが、寝具なども事故の原因になることを知っておきましょう。

顔周りにおもちゃを置かない

顔の周りに置いたぬいぐるみやおもちゃが、赤ちゃんの呼吸を妨げる原因になる場合があります。

固いおもちゃは、ぶつかると痛いし、怪我をする可能性がので、枕元には置かないことが多いでしょう。一方、やわらかいぬいぐるみのような、柔らかいものは安全だと思いがちです。

赤ちゃんが寝がえりなどで、動いた拍子に、柔らかいおもちゃが赤ちゃんの口や鼻を塞ぐ可能性があることを知っておきましょう。

赤ちゃんには清潔なタオル枕を使用しよう

赤ちゃんは、大人よりも体温が高く、起きてても寝ていても、汗をたくさんかきます。また、排泄や吐き戻しなどで、寝具が汚れやすいでしょう。

汚れたら洗えて、洗い替えの用意も簡単なタオル枕を使ってみましょう。赤ちゃんの成長に合わせて、形や高さを自在に変えられるのも、おすすめポイントです。