初乳が出るのはいつまで?赤ちゃんにとって大事な理由5つも紹介

初回公開日:2021年01月30日

更新日:2020年12月18日

記載されている内容は2021年01月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

初乳には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、赤ちゃんの免疫力を上げ、感染症を防ぎ、黄疸を防ぐなどの働きがあります。乳頭マッサージを行なうなど、赤ちゃんにしっかり吸ってもらって分泌を促しながら、赤ちゃんにとって大事な初乳を与えましょう。

初乳が出るのはいつまで?赤ちゃんにとって大事な理由5つも紹介

初乳とは

初乳は、出産後3日から6日くらいの期間、生まれてすぐに出る母乳です。

非常に消化が良く、タンパク質が主で脂肪や炭水化物が少なく栄養価が高いのが特徴です。母乳とは、主なタンパク質の種類のホエイ、カゼインの割合が異なります。

初乳には、赤ちゃんの免疫力を高める抗体が多く含まれています。一方、母乳には、脂肪や糖質が多く含まれていて、成長に必要な栄養成分が多く入っています。

初乳は見た目で見分けられる?

初乳は見た目で見分けられるのでしょうか。初乳は、黄白色で濃厚な乳汁でどろっとした粘り気があります。また、量は少ないですが、徐々に増えていきます。

一方、母乳はさらっとしていて粘着性がなく白っぽい半透明で青みがかっていた色です。量も安定しています。

個人差はあるものの見た目は少し異なります。

【時期別】母乳の変化3つ

母乳は出産直後から、色や濃さ、量、栄養成分など赤ちゃんの成長に合わせてどんどん変化していきます。その時々で必要なものが母乳には備えられているのです。

ここでは、母乳が初乳、移行乳、成乳と移行していく変化と分泌される期間について解説します。

母乳の変化1:出産直後に分泌される初乳

前述したように出産直後に分泌されるのが初乳です。量は少なく黄色がかっていて粘着性があるのが特徴です。

糖質や脂質が少なく、タンパク質が主な成分でとても栄養価が高く赤ちゃんの免疫を高めてくれます。特に免疫細胞に働きかける免疫グロブリンが多く含まれていて、赤ちゃんを感染症などの病気から守ってくれます。

消化吸収もよく赤ちゃんにとって、貴重な栄養源となります。

初乳が出る期間

初乳が出る期間はいつからどのくらいまでなのでしょうか。産後3日目から約5日目までの期間に分泌される母乳のことを初乳といいます。産後すぐの限られた短い期間に分泌される乳汁です。

この期間は、産後の入院中で、助産師さんのアドバイスを受けながら、授乳する練習をします。赤ちゃんにとっては、初めての経験で飲み方が上手でなかったりします。すぐ母乳が出なくても焦らずお母さん自身も少しずつ慣れていきましょう。

母乳の変化2:初乳から移行乳へ

出産後4日目から、母乳は少しずつ変化し、初乳から移行乳へ変化します。移行乳は、徐々に粘性が低くなり、白く濁り量も増えていきます。

免疫グロブリンとタンパク質が減り、糖質と脂質が増えます。移行乳は、初乳が成乳へ向けて変化する準備期間です。赤ちゃんの成長に必要な成分が徐々に多くなってきます。

移行乳が出る期間

出産後、4日目から2週間の期間に出る母乳を移行乳といいます。初乳から成乳になるまでの準備期間です。

出産し、病院を退院して、自宅でお母さんが赤ちゃんと初めて二人きりで向き合います。赤ちゃんもまだ慣れておらず、お母さんも入院中に受けた助産師さんのアドバイスをもとに、試行錯誤で授乳する時期です。

母乳の変化3:移行乳から成乳へ

成乳はサラサラとしていて、半透明で青みがかっているのが特徴です。

どんどん量も増えて安定してきます。糖質はさらに増えて甘くなり脂肪分も増えます。赤ちゃんの成長にあわせて成分もどんどん変化していき、エネルギー量が高くなります。

母乳が成乳へと変化する時期

母乳が成乳へと変化する時期は、出産後16日目以降です。

赤ちゃんも少しずつおっぱいを吸うことに慣れ、お母さんも授乳することに慣れてきて、乳汁の量も段々と安定してくる時期です。

量が安定してくると、おっぱいが溜まりがちになり、詰まりやすくなり乳腺炎などのトラブルが起きやすくなります。食事のバランスを意識し水分を十分にとり、赤ちゃんに頻繁に吸ってもらうことで、トラブルを回避でき安定して授乳できます。

初乳が赤ちゃんにとって大事な理由5つ

ここからは、感染症の予防、赤ちゃんの免疫機能を高めることをはじめ、初乳が赤ちゃんにとって必要な理由を5つご紹介します。

初乳が必要な理由について興味がある方は参考にしてください。

初乳が大事な理由1:感染症の予防

赤ちゃんは、ウィルスや細菌に対抗できる免疫をほとんど持たない状態で生まれてきます。

初乳は特に免疫細胞や抗体が含まれていて、赤ちゃんをウィルスや細菌から守り感染症を予防できます。

空気中には、いろいろな種類の感染症の原因となるウィルスや細菌があり、母乳育ちの赤ちゃんの場合、感染症や消化器疾患に効果があることがわかってきています。

初乳を与えることは、赤ちゃんを守り、感染症を予防することにつながります。

初乳が大事な理由2:免疫機能を高める

母乳には白血球が多く含まれていますが、特に初乳には、体内に入るとウィルスや細菌から守ってくれる抗体やさまざまな種類の免疫細胞が多く含まれています。

また、赤ちゃん自身の免疫機能を高めるサイトカインを分泌しています。母乳は血液と同じ成分で作られていて、血液中のたんぱく質と白血球だけ取り込まれて作られています。

赤ちゃんは自分自身の免疫機能も高めることができるので病気にかかりにくくなります。

初乳が大事な理由3:黄疸の予防

赤血球が分解されたあとの物質であるビリルビンが増加すると、皮膚や粘膜にたまり黄疸になります。

赤ちゃんは、出生時、赤血球を多くもって生まれてきますが、消化官や肝臓が未熟なため、ビリルビンの処理がうまくいかず黄疸になりやすい面があります。

初乳には、赤ちゃんがうんちを頻繁に出せるように促す下剤のような働きがあり、子宮にいた頃の胎便を排出し、初乳の水分が血液を薄めてくれることで、ビリルビン量が下がり黄疸を防ぎます。

初乳が大事な理由4:ビタミンが豊富

皮膚や免疫系の健全のためビタミンが必要ですが、初乳には、ビタミンが豊富に含まれています。

初乳に多く含まれているのは、ビタミンAやビタミンB1、B12 、C、パントテン酸、ビタミンEです。カロテノイドとビタミンAの含有量が高いため、初乳の色は黄白色になります。

ビタミンAは、赤ちゃんの視覚に影響があり、不足すると盲目の原因となります。出生時は、ビタミンAが少なく、初乳は、補う上でも大切な役割があります。

初乳が大事な理由5:ミネラルが豊富

初乳には、ミネラルも豊富に含まれています。

ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンが多く含まれていますが、微量ミネラルのうち、鉄、亜鉛、ルビジウム、銅は、母乳の中でも初乳に最も多く含まれています。

ミネラルの一種、マグネシウムは赤ちゃんの心臓や骨の発達を、亜鉛は赤ちゃんの免疫機能向上を助けます。

新生児は脳の発達が目覚ましく、亜鉛を多く必要としますが、初乳には成乳の4倍近く含まれています。

初乳が飲ませられなくても大丈夫?

持病により薬を服用していたり、産後すぐになかなか母乳が出なかったりなど、初乳を飲ませることができないケースもあります。

一番大切なことは、母乳を飲ませることができなくても気に病まず、赤ちゃんが健康であることと、お母さん自身が心身健康であることです。

特に初乳が出る時期は産後の入院中なので、医師や、看護師、助産師さんに相談し、母子ともに最善の方法を探りましょう。不安なことは一人で抱えず、周りの人に相談するようにしましょう。

初乳をスムーズに出すための方法2つ

ここからは、乳頭マッサージをはじめとした初乳をスムーズに出すための方法を2つご紹介します。

前述したように、初乳はなかなかうまく出ないことがあるので、スムーズに初乳を出すための方法を知っておきましょう。

乳頭マッサージ

母乳は乳管を通って出ますが、乳管がつまっていると母乳の出が悪く、赤ちゃんがスムーズにおっぱいを飲めなかったり、乳腺炎の原因になってしまったりします。

出産直後はおっぱいが張り、乳輪も固くなりがちなので、スムーズに授乳するために、乳頭部や乳輪部をマッサージすることで、スムーズに授乳できるようにします。

乳頭マッサージはホルモンの分泌を促進し、子宮に影響を与えるので、妊娠中に行う場合は、母体の状態を確認する必要があります。

赤ちゃんにたくさん吸ってもらう

乳腺を発達させ母乳を作るプロラクチンと、母乳を噴出させる働きがあるオキシトシンという2つのホルモンは、赤ちゃんにたくさん乳首を吸ってもらうことを刺激とし、母乳が多く分泌されるようになります。

母乳が出にくいと思っている人も、赤ちゃんに吸ってもらっていくうちに安定して授乳できるようになることがあります。

最初はうまくいかなくても、積極的に赤ちゃんに母乳を与え母乳を分泌するホルモンに働きかけましょう。

赤ちゃんにとって大事な初乳を与えよう!

初乳が大切な理由や、初乳をスムーズに出すための方法を紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

初乳はできる限り与えてあげたいと考える方もいますが、母乳が出なくても栄養のバランスが整った授乳用ミルクがあるので、気に病むことはありません。

何よりも大切なのは、愛情をもって接することなので、赤ちゃんとのスキンシップの時間を楽しみましょう。

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