結婚準備

結婚の流れを14個のステップに分けて解説!挙式後の注意点もご紹介

結婚の流れとは

結婚とは、ふたりの意思が固まってから、入籍日や結婚式の日程を決めるだけではありません。いくつもの段階を踏んで、流れを経て準備をする必要があります。

結婚は両家の結びつきという意味も大きいため、ふたりの希望や考え方とあわせて、家族、職場の都合など、幅広い視点から日程などを調整することも必要ではないでしょうか。

プロポーズから結婚式までの間にすることを、順番に確認していきましょう。

かかった長さはどのくらいか

結婚の流れでいう「かかった長さ」とは、プロポーズから挙式の日までの期間を指すのが一般的です。この期間の平均は、約3ヶ月~約12ヶ月とカップルによって大きく幅があるでしょう。

一つひとつ丁寧にステップを踏んで、流れにそって準備できる場合は、1年程度かけることも多いのではないでしょうか。

余裕があってじっくりと準備できる場合も、短期間で準備をしなければならない場合も、必要な手順や流れを把握して、できることから順番に進めていく必要があります。

結婚までの流れ14ステップ

プロポーズから結婚までの流れを、順番に細かく確認しましょう。やることが満載なので、どういう順番で結婚式当日を迎えればよいのか、とりかかる前に流れを整理しておくことは重要です。

目安となる、おおよそのスケジュールもあわせて記載します。式場探しに手間取り、予約の関係で予定よりも先の日程で結婚式をあげることになるなど、スケジュールは変動しやすいため、柔軟に調整することがおすすめでしょう。

結婚までの流れステップ1:プロポーズ

結婚式当日までの流れの最初のステップは、プロポーズからスタートします。従来は、男性からプロポーズするのが一般的でしたが、最近では女性からするケースも増えており、婚約指輪をふたりで用意するカップルも多いようです。

プロポーズをするタイミングは、年齢を意識した時や、昇進などで社会的地位が向上して仕事が安定した時、妊娠がわかった時など、身の回りで起こる何らかのきっかけに、後押しされることも少なくないでしょう。

結婚までの流れステップ2:両方の両親にご挨拶

ふたりの間で結婚の意思が固まったら、両方の両親に挨拶に行きましょう。一般的に、挙式の8ヶ月~6ヶ月前までには挨拶に行くことが多いようです。

まずは自分の親に、プロポーズをされたこと・したことを報告します。そして、相手に会ってほしい旨を伝えたうえで、お互いの家に挨拶に行きましょう。女性の家にふたりで挨拶に行ってから、男性の家に挨拶にいくという順番が基本ではないでしょうか。

結婚までの流れステップ3:婚約記念品の購入

結納や顔合わせのタイミングに合わせて、婚約記念品を購入しましょう。婚約記念品は、指輪のほかにネックレスや時計なども人気です。

なお、婚約指輪は注文してから手元に届くまでに、1ヶ月~2ヶ月程かかる場合があることを、留意しておきましょう。

また、プロポーズの際に婚約指輪を用意していなければ、一緒に買いに行くのもおすすめでしょう。既に婚約指輪を男性から女性に手渡している場合でなければ、この流れで婚約指輪を買うカップルも増えているようです。

結婚までの流れステップ4:結納または両家での会合・ご挨拶

両家の両親から結婚の許しを得ることができたら、結納や顔合わせのための場を設けましょう。挙式の6ヶ月~5ヶ月前に行うのが一般的な流れですが、すぐにできない場合でも、3ヶ月前にはしておきたいものです。

結納は、婚約を正式なものにする儀式で、昔から日本で行われてきた婚礼行事でしょう。また、地域や家庭によってしきたりが異なり、両家の結びつきを深めるという意味もあります。最近では、結納はせずに食事会のみという家も増えているといわれています。

結婚までの流れステップ5:入籍日の決定

婚姻届を提出する入籍日をいつにするか検討し、決定しましょう。婚姻届を提出する日取りは、ふたりが夫婦になる大切な日です。

結婚式当日に出すカップルや、結婚式とは別の日でふたりの記念日や誕生日などを選ぶケース、縁起のよい日を選ぶ場合などがあります。

結納や顔合わせの際に、お互いの両親と話し合って決めるのもよいかもしれません。ふたりの希望する日時や季節がある場合は、予め候補日をいくつかあげておきましょう。

結婚までの流れステップ6:結婚式の日取りと式場の決定

結婚式の日取りと式場の決定は、よく吟味して決める必要のある項目でしょう。いつどのような式場で式を挙げたいかを考えてから、結婚式場見学やウェディングフェアに参加して、決める流れが一般的です。

また、ふたりの希望だけでなく、両家両親の意向や職場・友人といったゲストの予定などを、トータルで検討する必要があります。

決定の目安は挙式の6ヶ月~4ヶ月前ではないでしょうか。式場に正式な予約申し込みを入れて契約をし、内容の打ち合わせがスタートします。

結婚までの流れステップ7:結婚指輪を選び・購入

結婚式の日取りが決まったら、儀式で交換し、身につけることになる結婚指輪を準備しましょう。結婚式では、ふたりが夫婦になる証として指輪を交換することが多いです。

また、婚約指輪をプロポーズ後に購入する場合は、同時に結婚指輪を選ぶことも可能です。

婚約指輪を購入しない場合は、できるだけ早めに結婚指輪を探し始めましょう。サイズ直しや刻印などをすると、手元に届くまでに時間がかかるため、遅くとも挙式の2ヶ月前には用意するのがベターです。

結婚までの流れステップ8:結婚式の大まかな内容の決定

挙式の5ヶ月~3ヶ月前くらいまでに、結婚式に関する大まかな内容を決定しましょう。招待するゲストのリストアップや招待状の送付、挙式や披露宴の演出やプログラムを決めること、引き出物を選ぶなどの準備を進めます。

また、ウェディングドレスや衣装を決めるのも、このタイミングがおすすめでしょう。期間に余裕のある人は、ショップや試着会を何軒か巡って、お気に入りのドレスを見つけてみてはいかがでしょうか。

結婚までの流れステップ9:新居探し・新居の購入

新しい家に引っ越す場合は、結婚式の準備と並行して、新居探しや引っ越しをする人も多いでしょう。

新居はこれから長く生活をすることになるふたりの拠点です。忙しいタイミングですが、結婚後の生活を具体的に想像しながら、物件を丁寧に探してみてはいかがでしょうか。

ふたりの職場への通勤や生活スタイル、間取りや日当たり、駅からのアクセスや周辺環境など、チェックする項目はたくさんあります。転勤や転居、出産の予定なども考慮が必要です。

結婚までの流れステップ10:ハネムーン先の決定と現地の情報収集

予算や日数、季節を考慮してハネムーン先を決定し、現地の情報を収集しましょう。場所や地域によっては移動するだけで1日~2日費やしてしまうところもあるため、余裕を持ったスケジューリングがおすすめでしょう。

ハネムーンの捉え方は、新郎新婦によってさまざまではないでしょうか。結婚式後すぐにハネムーンに行くカップルや、落ち着いた頃に行くケース、前撮りを兼ねて結婚式の前に出かける、海外挙式と新婚旅行を兼ねるケースなどがあります。

結婚までの流れステップ11:結婚のご報告

会社の上司や同僚、親しい友人などへの結婚報告は、挙式の約4ヶ月~3ヶ月前までにするのが目安ではないでしょうか。結婚式へ招待したい場合は、報告をする際に、詳細が決まり次第招待状を送る旨を伝えるのがベターです。

マナーとして、基本的には上司に報告をしてから同僚に報告をするようにしましょう。また、祝辞やスピーチをお願いしたい人がいれば、口頭で打診をするのがおすすめです。さらに、SNSで報告する場合は、誰に先に伝わるかが定かではないので、タイミングに注意しましょう。

結婚までの流れステップ12:結婚式の内容や流れの最終決定

結婚式の最終決定は、挙式の1ヶ月~2週間前までに行うのがベターです。招待状の返信確認や席次の決定は、1ヶ月前には行っておきましょう。その際は、名前や肩書にまちがいがないことを念入りに確認します。

また、当日着付けや宿泊が必要なゲストがいる場合は、準備の流れの早い段階で手配をしておきましょう。

2週間前に、披露宴の演出の確認やヘアメイクのリハーサル、ドレスの最終フィッティング、司会者との打ち合わせなどの最終準備を行うのが一般的です。

結婚までの流れステップ13:婚姻届けの提出

婚姻届は、日本全国の役所で365日いつでも受け付けてもらえます。最近は、結婚の手続きや流れをスムーズに行えることから、結婚式より前に婚姻届を提出するカップルも増えているようです。

婚姻届提出に必要なものは、婚姻届1通・ふたりの印鑑・ふたりの戸籍謄本・本人確認書類の4種類が一般的です。なお、婚姻届は記入と押印済みの状態で持っていきましょう。

提出する役所によって必要書類や提出可能な時間が異なる可能性もあるため、事前に確認してみてはいかがでしょうか。

結婚までの流れステップ14:結婚式当日を迎える

結婚式当日は、身支度だけでなく、挨拶まわりや親族紹介、記念写真の撮影など次々と予定が組まれています。ゲストと一緒に幸せを堪能できるよう、少し早めに起きて一日の流れを把握しておきましょう。

また、当日は忘れ物をしないようにチェックをしてから、時間に余裕をもって出発するのがベターです。実家から出かける人は、親や家族にきちんと挨拶をしてから出発してみてはいかがでしょうか。

結婚式の後に忘れがちな大事なこと2つ

結婚式当日を無事に迎えることができたら、結婚の流れがすべて完了というわけではありません。これからの新しい生活に向けて、感謝の気持ちや、今後もよろしくおねがいしますという気持ちを、結婚式の後に伝えることは大切でしょう。

ここでは、結婚式の後に忘れがちなことを、どのようなタイミングで何を行えばよいのか解説します。

結婚式の後に忘れがちな大事なこと1:お礼・報告のハガキの郵送

結婚式やハネムーンが終わって落ち着いたころに、改めてお礼を伝えたり、結婚報告のハガキを送ったりします。

お礼は、会社関係者には職場で会った時に直接伝えるのがベターです。また、お礼の連絡は結婚式から1週間以内が目安でしょう。両親や親族には電話でお礼を伝えてみてはいかがでしょうか。

結婚報告のハガキや内祝いを送付するのは、結婚式から1ヶ月以内が目安でしょう。結婚報告のハガキは、基本的に結婚式に参列していない人に送ります。

結婚式の後に忘れがちな大事なこと2:後撮り

ブライダルフォトの別撮りを、結婚式の後の流れで行うことを、後撮りといいます。新しい環境での生活で、忙しく過ごしていると忘れがちかもしれません。写真を後撮りしようと考えている人は、忘れないように気をつけましょう。

前撮りと同様、スタジオ撮影かロケーション撮影が可能です。挙式のみ行った場合の披露宴代わりに、改めて後撮りをするカップルも多いようです。ふたりの一生の思い出に残る、素敵な写真を撮りましょう。

結婚までの流れを把握して素敵な結婚式にしよう

結婚は、当人ふたりだけのものではなく、家と家のものであるため、段取りや流れがたくさんあります。プロポーズをされてから結婚式までは、スケジュールが詰まっていてあっという間でしょう。両家の両親に相談しながら、ふたりで協力して準備を進めることが大切です。

準備の流れを把握して、たくさんの祝福を受けてゲストにも喜んでもらえるような、素敵な結婚式にしましょう。