マタニティ婚

結婚式を急ぐカップルが陥りがちな意外な落とし穴|マタニティ婚 結婚式実例

妊娠判明後すぐにお問合せいただいたナオミさんのケース

 妊娠の喜びがわかって間もない頃、私たちに相談をしてきたのはナオミさんという女性でした。ナオミさんは安定期に入る前に、おなかが目立たない範囲で結婚式を挙げたいという夢をお持ちでした。

 彼女が希望する結婚式の時期は、わずか2か月後。ちょうど妊娠4カ月の時期にあたります。おなかが少しずつ膨らみ始める前にキレイな花嫁姿を披露したいをしたいという思いがあったのです。

 しかしこのようなマタニティ婚の場合、結婚式の準備とつわりのピークが重なるという意外な落とし穴が待ち受けています。

マタニティ結婚式をする花嫁が考えがちな落とし穴

 ナオミさんは急いで結婚式を挙げたいという希望から、安定期に入る2か月後に準備を始めたいと考えていました。

 確かに2カ月は、急いで取り組めば充分な期間です。ただし、懸念すべきは妊娠4ヶ月という時期でした。つわりの影響や時期は人によって異なるものの、平均的なピーク時期は妊娠8週目から10週目、妊娠3ヶ月〜4ヶ月の時期です。

 結婚式の準備が一番忙しくなるのは、結婚式の1ヶ月前です。ちょうどその時期にナオミさんのつわりのピークが重なるのです。

ヘアメイクのリハーサルやウエディングドレスの最終フィッティングなど、花嫁自身が結婚式場に出向かなければならない打ち合わせが1か月前に行われます。つわりのピークと打ち合わせが重なることは避けたいものです。

 しかしナオミさんは「わたしはつわりが軽いので大丈夫!これまであまり病気にかかったことがなく、母が私を妊娠したときもつわりはあまりなかったと言っていたので」とおっしゃいました。少し気分が悪くなる時があっても、それほどひどい症状ではないというのです。

 妊娠初期の体調の変化を甘く見積もるのは避けるべきです。つわりの症状はたとえ親子であっても人によって異なりますし、妊娠中はこれまでに体験したことがない身体の変化が起きています。実際に変化が感じられなくても、女性の身体の内側では確実に進行しているのです。

ウエディングドレスに関する大きな誤解

 ナオミさんがなるべく早く結婚式をしたい理由は、お姫様みたいにキレイなウエディングドレス姿になることが幼いころからの憧れだったから。おなかが大きくなる前に、理想の花嫁像に少しでも近づけたいという思いからでした。

 ウエディングドレスはくびれを強調したタイトなイメージがあるので、おなかが大きくなると着られないと思われがちですが、実際には多くのウエディングドレスがおなかのふくらみをカバーするデザインになっています。

特にAラインやプリンセスラインのドレスはスカートのふくらみがふくらみ始めたおなかをキレイに隠してくれます。また、ドレスやブライダルインナーには体型のサポート機能も備わっており、妊娠7カ月ごろまでなら理想に近い花嫁姿を実現することができるでしょう。

 幸いなことにナオミさんがイメージしていたドレスはAラインのドレスでした。体型の変化に対応できるドレスがたくさんあることを知り、ナオミさんは結婚式の時期を妊娠7カ月に変更しました。

 結婚式の申し込みが完了し、日程が確定した後、ナオミさんのつわりはピークに達し一時的に結婚準備はストップしました。しかし、結婚式の日程が決まっているという安心感があります。ゲストのリストアップや招待状の準備などは、自宅で体調が落ち着いているタイミングを見計らって自分のペースでゆっくりコツコツと進めることができます。

妊娠中に結婚式を準備する際のポイント

 マタニティ婚で結婚式を準備する際のポイントは、結婚式の本番だけでなく、結婚式の打合せや準備期間とつわりのピークが重ならないようにすることです。マタニティ婚特有の悩みや制約は、結婚式の時期を少し調整することで解決できることがたくさんあります。せっかくの結婚式ですから準備期間もふくめて幸せな思い出にしたいですよね。

 もちろん人それぞれに譲れない理想や条件、状況があります。そのなかで最善のルートを選択しながら、ふたりにとって最上の結婚式の日を迎えられるようにしていきましょう!

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