子育て

【専門家監修】赤ちゃんが声出して笑うのはいつ?笑いを引き出す方法も紹介

「我が子が声を出して笑うのいつから?」
「赤ちゃんが声を出して笑わないけど大丈夫なの?」
「どうやったら赤ちゃんは笑うの?」

このように、赤ちゃんがどのようにすれば笑うのかと疑問に思ったり、不安になったりしたことはないでしょうか。

本記事では、赤ちゃんが声を出して笑うようになる時期に加え、赤ちゃんの笑い方の種類、赤ちゃんの笑いを引き出す方法6選を詳しく解説しています。

この記事を読むことで、赤ちゃんにはどのような笑いの種類があるのか、声を出して笑う時期はいつ頃なのかを認識できます。笑い始める時期などを知ることで、もしも赤ちゃんがあまり笑わないというような状況が起こった場合の対応もできるようになるでしょう。

赤ちゃんが声を出して笑うようになるのはいつなのか詳しく知りたい方は、ぜひ読んでみて下さい。

赤ちゃんが初めて笑うのはいつ?

赤ちゃんが笑い始めるのは生後間もなくしてからですが、赤ちゃんの笑い方は成長と共に変化していきます。

大きく分けて、生後2ヶ月頃から4ヶ月頃までにみられる新生児微笑と生後3ヶ月頃からみられる社会的微笑があり、この記事でもこの2つの笑い方について詳しく解説していきます。

赤ちゃんが声出して笑うのはいつから?

「赤ちゃんが声を出して笑うのはいつ頃なのか」と思っている方もいるでしょう。本記事では、赤ちゃんが声を出して笑う場面7つと、声を出して笑う時期はいつからなのかという点について紹介していきます。

赤ちゃんが声を出して笑うのは、生後2~3ヶ月頃からといわれています。赤ちゃんは産まれてすぐ声を出して笑うということはあまりなく、2~3ヶ月経つと段々声を出して笑ってくれるようになるでしょう。

赤ちゃんの笑い方には3つの種類がある

赤ちゃんが笑った時に、なぜにっこりしたのだろうと考える時もあるでしょう。赤ちゃんの笑顔は成長段階によって種類があります。

ここからは、赤ちゃんの笑い方について3種類紹介していきます。笑いの種類を知ることで、「今こんな理由で笑ったのかな」という赤ちゃんの成長を知ることができるでしょう。

1:新生児微笑

生後4周目頃までの新生児の赤ちゃんが眠っている時に数秒ほどにっこりとする時がありますが、それを新生児微笑と呼びます。

この新生児微笑が起こる時は、授乳後で満足したり、気持ちよく眠っている時によくみられるでしょう。

また、この新生児微笑は赤ちゃんの意思ではなく、反射神経が働き、笑っているように見えるという考えもあります。

2:社会的微笑

赤ちゃんが大きくなってくると、社会的微笑という笑いをするようになります。

社会的微笑とは、生後1〜2ヶ月を過ぎた頃の赤ちゃんが外部の刺激に触れ、反応して笑うことです。初期段階では、人形などや写真などに反応して笑い、段々とお父さんお母さんの顔を認識して笑うようになります。

2ヶ月頃を過ぎてくると、ミラーニューロンという他人の動きなどを自分も真似してみようとする神経細胞が発達してくることから、この社会的微笑が起こると考えられています。

3:顔の反射神経によるもの

生後2ヶ月頃を過ぎても、寝ている時に笑っているような表情を見せてくれることがあります。

新生児微笑と似ていますが、2ヶ月頃を過ぎても顔の神経反射でニコッとしているように見えることもあります。

赤ちゃんは2ヶ月を過ぎた頃から夢を見始めるということが研究で分かっており、夢を見てニコッとしている場合もあるでしょう。

赤ちゃんに笑いのツボはある?

赤ちゃんには様々な笑いのツボがあります。

普段笑わせようと色々な工夫をしてみたり、鉄板ネタをやってみたりすると声を出して笑う瞬間があるでしょう。何をしたら笑ってくれたのかを覚えておくと役立ちます。

しかし、赤ちゃんの笑いのツボはその時々で変わるため、日頃からスキンシップをたくさん取ることが大切です。

赤ちゃんが声を出して笑う時にしゃっくりが出ることがありますが、声を出して笑うとしゃっくりが出やすくなります。赤ちゃんにとってしゃっくりは苦しいものではないため、無理やり止めようとするのではなく、自然に止まるのを待ちましょう。

赤ちゃんの笑いを引き出す方法

赤ちゃんが笑ってくれる瞬間はたくさんあり、少しくすぐっただけで笑ったり、いないいないばぁをした時、普段聞きなれない音を聞いた時など様々です。

ここからは、赤ちゃんの笑いを引き出す方法6選を紹介していきます。笑いの引き出し方を知っておくことで、思い出の写真や動画を撮るチャンスが増えるでしょう。

絵本を読んだり歌ったりする

赤ちゃんは濁音や擬音が大好きです。絵本を選ぶ際も、濁音や擬音が多く連続で出てくる方が赤ちゃんの笑いを引き出すことができます。

歌を歌う時も赤ちゃんの手足を持ち、リズムに合わせながら歌うと笑ってくれるでしょう。お母さんお父さんの即興の歌でも赤ちゃんは笑ってくれます。

笑顔であやしたり声をかけたりする

赤ちゃんとスキンシップを取る時に、お父さんお母さんがニコニコした笑顔でいるだけで赤ちゃんが声を出して笑うということもあります。楽しい雰囲気が赤ちゃんに伝わっているからでしょう。

他にも、こそこそ話をするように赤ちゃんの耳元で話しかけるようにすると、息がくすぐったい、といったように笑ってくれます。また、普通に赤ちゃんに話しかけるだけで、声を出さないで笑う、というようにニコニコしてくれる場合もあるでしょう。

積極的にスキンシップを取るようにする

日頃からスキンシップを取ることで、赤ちゃんが笑ってくれることはたくさんあります。

生後2~3ヶ月の頃は些細な刺激にも反応するため、足の裏をくすぐったり、脇をくすぐったりすることで赤ちゃんは声を出して笑ってくれます。そのため、積極的にスキンシップを取ることが大切です。

うちわなどで優しく風を当てる

うちわやストローなどで、赤ちゃんの首筋や顔に風を当ててあげるだけでも、くすっぐたさから笑ってくれます。

うちわやストローがない場合には、直接息を吹きかけてあげるだけでも赤ちゃんは反応してくれます。

しかし、強く風や息を吹きかけるのではなく、そよ風のように優しく風を当ててあげることが大切です。

いないいないばぁをする

誰もが知っている定番のいないいないばぁはいつでもできる方法です。「いないいない」と手を覆い隠しながら言い、「ばあ」と言いながら顔を見せるというシンプルなものです。

隠れたところから顔が出てくるという期待から笑ってくれると考えられます。また、このいないいないばぁは赤ちゃんの記憶力が発達してくる5ヶ月頃以降が効果的でしょう。

効果音などを鳴らす

赤ちゃんはまだ自分の聞いたことのない音に敏感なため、聴覚が発達してくる生後2〜3ヶ月頃は知らない音を聞いた時には笑って反応してくれる可能性があります。

また、赤ちゃんのお腹にお母さんお父さんの口を当て「ぶー」というような音を出す、という笑いを引き出す方法もあります。

例として、くしゃみをする真似をして笑わせる、キーホルダーなどの鈴を鳴らしてみる、というような方法です。

生後2ヶ月を過ぎてもあまり笑わない場合は?

これまで赤ちゃんが笑う時について解説してきましたが、2〜3ヶ月頃を過ぎても笑う頻度が少ないという場合でも、焦らず心配し過ぎないということが大切です。

過度に心配しすぎることで赤ちゃんにも不安が伝わってしまいます。赤ちゃんにも個人差があるため、安心できて笑いやすい環境を作ってあげる工夫をしてあげることが重要です。

赤ちゃんの様子や反応が少し気になるという人は、抱え込まず早めにかかりつけの医者に相談することもオススメです。

赤ちゃんが声出して笑う時期や方法を知ろう

赤ちゃんがどのような時に笑うのか、何をしたら笑うのかなど、笑いのツボを覚えてあげることで、赤ちゃんが笑顔になる回数が増えます。

笑顔になることで、α波という脳波が発生するため、記憶力や集中力、想像力アップが期待できると言われています。また、リラックスにも繋がるため、親子で日々スキンシップを取り、笑顔が絶えない雰囲気作りをすることが大切でしょう。

今回紹介した、赤ちゃんの笑いを引き出す方法を使ってみるのも大切でしょう。