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チャペルでの結婚式は生歌や生演奏付き!チャペルの6つの特徴を解説

チャペルとは

「チャペル(礼拝堂)」の本来の意味は、キリスト教徒が礼拝を行うために建てられた礼拝堂のことです。

「チャーチ(教会)」との違いは、船舶の内部や学校、病院の中など建物内部に作られている点です。教会といえば大きな建物のイメージですが、チャペルだと比較的小さな、こぢんまりとしたイメージになります。

どちらも、礼拝に使われる施設だというのは共通しています。

チャペルのタイプ3つ

一般的なチャペルの意味については上で紹介しましたが、実は日本で言う「チャペル」は意味がまったく違っています。日本でのチャペルは、一般的にはキリスト教とはまったく関係がなく、結婚式用に建てられた商用チャペルのことを言います。

このように日本式のチャペルは結婚式のために作られているというだけあって、現代風のチャペルからクラシックなアンティークチャペル、景観重視のチャペルなど、様々な種類があります。

チャペルのタイプ1:現代風チャペル

現代風チャペルとは、結婚式場に付属して建てられているような現代風のお洒落なチャペルのことです。

ガラス張りになっているなど、普通のチャペルにはないようなお洒落さが現代風チャペルの魅力の1つでしょう。基本的に結婚式場のチャペルを利用する場合、現代風チャペルが多くなる傾向にあります。

チャペルのタイプ2:アンティークチャペル

アンティークチャペルとは、クラシックな雰囲気の漂う正統派のチャペルのことです。

今にも礼拝がはじまりそうな、パイプオルガンを備えた本格的なチャペルもあります。こういったアンティークチャペルの場合は、独立して建てられているチャペルが多いでしょう。

なかには、ヨーロッパから移築された、本物の教会を使用しているアンティークチャペルも存在します。

チャペルのタイプ3:景色重視のチャペル

景色重視のチャペルとは、絶景がのぞめる場所に建てられたチャペルのことです。

完全に屋外で行う形式になっているチャペルもあります。こういった景色重視のチャペルは、悪天候に弱いという弱点があります。冬場はあまり景色が良くない場合もあるため、料金が安くなっていたり、空いていたりすることもあるでしょう。

チャペルの特徴6つ

日本は、決してキリスト教徒が多いという訳ではありません。むしろ、キリスト教があまり広まらなかった国として世界に認知されているほどです。しかしチャペルでの結婚式は大変人気があります。

そこで、ここからはどうして日本ではチャペルでの結婚式が人気なのか、チャペルだけがもつ6つの特徴について紹介しますので、見ていきましょう。

チャペルの特徴1:長いバージンロード

チャペルでの結婚式というと、誰もが長い絨毯の敷かれた「バージンロード」を思い浮かべるのではないでしょうか。

長いバージンロードの上を、父親にエスコートしてもらいながら花嫁がウェディングドレス姿でゆっくりと歩いていく光景はお馴染みでしょう。バージンロードは大変人気が高く、年配の男性の中にも、バージンロードで娘の手をとって歩くのが夢、と語る人がいるほどです。

チャペルの特徴2:祭壇の位置が高くなっている

祭壇の位置が高くなっているチャペルが多く、バージンロードを歩いてきた後にその高い位置にのぼって、結婚の誓いをたてることになるでしょう。

祭壇の位置が高くなっているため、新郎・新婦の姿がチャペルの後ろの方の席の人にもよく見えます。ただし全てのチャペルに当てはまるわけではなく、現代風チャペルのように祭壇の高さが他と同じ高さになっている場合もあります。

チャペルの特徴3:天井が高く開放的

チャペルはもともと西洋の建物なので天井が高く開放的で、実際の広さよりも広く見えるという特徴があります。

日本の建物はそこまで天井が高くないものが多いですが、チャペルの中には自分の身長の2倍~3倍以上もの高さがあるという建物も少なくありません。

ただし商用に建てられたチャペルでは、そこまで天井が高くない場合があります。チャペルによって違うため、実際に見てみるとよいでしょう。

チャペルの特徴4:生歌や生演奏付き

チャペルでの結婚式では、聖歌隊やゴスペルによる賛美歌の生歌や、生演奏が行われたりします。

チャペルによって受けられる演出は異なりますが、聖歌隊やゴスペルによって合唱してくれる演出もあれば、参加者全員で賛美歌を歌う場合もあります。より華やかな結婚式を演出することができるでしょう。

チャペルの特徴5:ステンドグラスが付いている

ステンドグラスが付いているチャペルもあり、人気が高いです。色鮮やかな光が差し込み、式場を華やかにしてくれるでしょう。

結婚式で使用するチャペルの多くにステンドグラスが取り入れられているのですが、現代風のチャペルの場合はステンドグラスがないという場合もあるようですので、確認してみましょう。

チャペルの特徴6:眺めや周辺環境が良い

もともと結婚式で使うために建てられている日本のチャペルは、景観や周辺環境が良い場所に建てられていることが多いという特徴があります。

季節と天候が良ければ、見晴らしがよい場所に建てられたチャペルの近くでオープンスタイルの結婚式を執り行っている結婚式場もあります。結婚式の景観にこだわりたいなら、そうした景色重視のチャペルを利用するのもよいでしょう。

チャペルを利用するうえで確認すること2つ

結婚式をチャペルで行いたいと考えている場合は、いくつか確認しておかなければならないことがあります。特に、チャペルの収容人数のバランスや行える結婚式の挙式スタイルについては、希望があればあらかじめ確認しておくほうがよいでしょう。

ここでは、それぞれの確認事項について個別に解説していきます。

確認すること1:収容人数のバランス

結婚式で使用するチャペルの大きさを確認し、収容人数がどの程度になるか、多すぎず少なすぎないようにバランスを考えて招待客の数を決める必要があります。

日本の場合、チャペルというのは結婚式場としては小規模な建物であることが多いです。あまり広い建物ではないため、大勢を呼んでしまうとチャペル内部が窮屈になってしまいかねません。あらかじめ、収容可能な人数については確認しておくとよいでしょう。

確認すること2:可能な挙式スタイルを確認

基本的にチャペルで行う結婚式はキリスト教式の結婚式であるため、他の挙式スタイルを希望しているなら、行えるかどうか確認しておきましょう。

日本で一般的な挙式スタイルはキリスト教式の他に神前式、仏前式、人前式があります。もともとチャペルはキリスト教の礼拝堂ですから、一般的な用途はキリスト教式の結婚式でしょう。他の挙式スタイルが可能かどうかは、問い合わせてみることをおすすめします。

本格的な教会で結婚式を挙げたいなら

本格的な教会で結婚式を挙げたい方におすすめなのが、「結婚の手続きと典礼準備のハンドブック―カトリック教会での挙式を希望されるお二人とその準備」です。

カトリック教会で結婚式を挙げるためにはあらかじめ礼拝に参加する必要があるなど、条件つきの場合もあります。

しかしキリスト教徒でない人でも、カトリック教会で結婚式を挙げられる場合があります。カトリック教会で式を挙げたい方は、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

全国の特徴的なチャペル3つ

ここからは、日本全国にある特徴的なチャペルを3つ紹介いたします。

チャペルで結婚式を挙げたいけれど、どこで挙げたらよいのか決めかねている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

チャペル1:正面の大階段が豪華!ルミアモーレ【東京都】

ルミアモーレ【東京都】のチャペルは非常に開放的で、光と緑にあふれたお洒落な現代風チャペルとなっているのが特徴です。正面にある大階段は豪華で非常に目立ち、ここを降りてくるタイミングがシャッターチャンスになります。

ルミアモーレ【東京都】ではチャペルを利用した教会式の他に、和装人前式や芝大神宮挙式などの挙式スタイルを執り行なっています。

チャペル2:2つのチャペル!デゼーロ【兵庫県】

デゼーロ【兵庫県】では、まったく雰囲気の違う2つのチャペルが挙式会場として用意されています。

白と緑が基調の光あふれる「シュプリーム」と、ハイビジョンでハイレベルの映像を映し出すことができる「オウ」です。どちらもチャペルとは思えないほどお洒落な空間なので、ぜひご自分の好みで選んでみてください。

チャペル3:貸切感を味わえる!インフィニート名古屋【愛知県】

インフィニート名古屋【愛知県】はチャペルやパーティ会場などを当日は貸切で利用できるという特徴があります。

名古屋駅から徒歩5分という好立地にある結婚式場です。最上階にあるチャペルは現代的で洗練されており、独特の幻想的な空間になっています。貸切で利用できるため、いろいろなおもてなしをすることができるでしょう。

チャペルで結婚式を楽しもう

チャペルでの結婚式に憧れている人は多いです。ウェディングドレスを着て長いバージンロードを歩き、結婚の誓いをたてた後は、チャペルの外でフラワーシャワーというのは女性の憧れそのものでしょう。

チャペルには多くの魅力があります。ぜひお気に入りのチャペルを見つけて、結婚式を楽しみましょう。