ウェディング

1.5次会は形式を自由に選べてコストがかからない!6つメリットを解説

1.5次会とは?

1.5次会とは、「披露宴ほど大規模ではなく、二次会ほどカジュアルではない、1次会と2次会の間を取ったスタイルの結婚式」です。

昨今では、様々な理由で挙式・披露宴・二次会を縮小化したいという新郎新婦が多くなっており、そのようなニーズに応え、貸し切りの1.5次会形式の結婚式パーティープランを用意しているお店やホテルが増えてきています。

1.5次会ができる会場

1.5次会ができる会場とはどのような場所でしょうか。最近ではレストラン、ホテルの多目的ホール、屋外スペースなどをパーティー会場として貸し出すサービスが増えており、規模や人数に合わせて会場を選ぶことが出来ます。

新郎新婦のなじみのお店や、好きな場所を使用することで2人のオリジナリティを出しやすくなるので、希望に合わせて会場を選びましょう。

1.5次会の流れ

基本的に、1.5次会には形式的な決まりはありません。

パーティーの形式にもよりますが、司会者による進行、新郎新婦入場と挨拶、乾杯の挨拶、ケーキ入刀やお色直し、写真撮影、両親への手紙など、新郎新婦が必要と判断した工程で、1.5次会のプログラムを組んでいきます。

費用相場

1.5次会の費用の相場は、会費制にするかご祝儀制にするかにより異なります。会費制とは、新郎新婦が定めた金額の会費を集めることで、ご祝儀制とはゲストに頂く金額をゆだねることです。

会費制の場合は、一人当たり10,000〜15,000円が相場と言われています。ご祝儀制にする場合は、ご祝儀の相場が30,000円程といわれるので、きちんと引き出物も含めたおもてなしをすることが大前提です。

1.5次会のメリット6つ

ここからは1.5次会のスタイルで挙げる結婚式には、どのようなメリットがあるのかをみていきましょう。

1.5次会を開催するにあたってかかるコストや提供する料理、会場選びについての6つのメリットをご紹介してきます。

1.5次会のメリット1:コストを抑えられる

一般的な結婚式場では、大きな費用がかかります。結婚式場では様々な料金制度が設けられ、自分でドレスやコサージュなどを持ち込んで使用したい場合は、「持ち込み料」が発生するケースなどもあります。

1.5次会スタイルの結婚式ではこのような料金制度が少ない会場を選ぶことが出来るため、コストを抑えることが出来ます。

自分でできることはできるだけ自分で用意するなど、工夫次第で結婚式のコストを削減し、その分ドレスや料理をグレードアップさせることができます。

1.5次会のメリット2:パーティーの形式を自由に選べる

1.5次会には、プランを自由に選べるサービスが多数あります。例えば、屋外での結婚式や一軒家レストランを貸切るハウスウェディングなど、場所を自由に選べたり、会場設営や結婚式のテーマなど自由な選択肢がいくつもあります。

好きな場所、演出、規模などを自由に選択しやすいのが1.5次会の魅力の1つです。ご親族の年配の方への配慮をしたバリアフリーの結婚式場など、1.5次会は幅広いプランから選択できるため、多くの新郎新婦から人気があります。

1.5次会のメリット3:レストランでの1.5次会は料理が美味しい

結婚式はお祝いの場でもありますが、招待したゲストへのおもてなしの場でもあります。美味しい料理を出してくれるレストランで1.5次会をすることで、新郎新婦だけではなくゲストも幸せな気持ちになります。

例えば、ミシュランの星付きレストランなど、有名シェフのレストランや二人の好きな店、思い出の店など、提供する料理の味を自分たちで選ぶという楽しさがあります。

また、会場のレストランへ事前に足を運び、二人で食事を楽しみながらプランを練る時間も楽しくなります。

1.5次会のメリット4:パーティー感覚で楽しめる

次の1.5次会のメリットは、パーティー感覚で楽しめるというところです。カジュアルさがある分、ゲストも気軽な気持ちで参加できます。

結婚式場などでの披露宴は、テンプレート化されたスケジュールやマナーに沿うことが多いですが、1.5次会では立食式のパーティーにしたりドレスコードをカジュアルに指定するなど、新郎新婦の個性を活かしたパーティーを開催することが可能です。

1.5次会のメリット5:人前式が好きな人におすすめ

1.5次会は、人前式が好きな人におすすめです。教会や神社で神主さんや神父さんが結婚式では証人となりますが、人前式ではゲスト全員が証人です。

1.5次会で人前式を行えば、ゲスト全員から祝福された気持ちが伝わります。1.5次会の人前式の演出として多いのが、リングをリボンに通して全員で新郎新婦につないでいくスタイルです。会場にいるゲスト全員が結婚の証人になり、思い出深い結婚式になります。

1.5次会のメリット6:貸し切りできる会場もある

最後の1.5次会のメリットは、貸し切りできる会場です。

例えば、船を貸し切ってクルージングをしながら、プライベートな空間で1.5次会を行うプランもあります。非日常の感覚を味わい、船からの景色を見ながら結婚式を行いたいと思うカップルには最適です。

ホテルや結婚式場などの式では、同時に他のカップルの挙式が行われることも多いため、貸し切り会場を使用する結婚式には、ゆとりや贅沢感を味わうことが出来ます。

1.5次会を開くための準備3つ

1.5次会を選択するカップルは、結婚式場での挙式に比べ、自分たちで準備や手配をすることが多くなります。

ここからは、1.5次会を開くためにどのような準備が必要かを3つのポイントに分けてみていきましょう。

開くための準備1:会場のサービス・設備を確認

1.5次会を開くための準備1つ目は、会場のサービス・設備を確認する事です。

重要なのは、新郎新婦がやりたいことを実現できる会場であるかを確認する事です。どのような演出をしたいのか、音響にはどの程度こだわるのかなどによって、会場に必要な設備は変わってきます。

どのような結婚式を挙げたいか、具体的なイメージをもって会場のサービスや設備を確認しましょう。

開くための準備2:「会費制」か「ご祝儀制」かを選ぶ

1.5次会を開くための準備2つ目は、会員制かご祝儀制かを選ぶことについてです。

まずは大まかな参加者の人数を把握し、1.5次会の予算を決定します。新郎新婦が自己負担する金額はどの程度にするのか、ゲストから頂く金額は会費制にするか祝儀制にするかなどを選択します。

選択する際に大切なことは、ゲストの特徴をよく考えるということです。例えば、ゲストに年配の方が多い場合は、ご祝儀制にする方が無難です。一方、ご祝儀に対して会社の上司に気を使わせたくない、友人たちも含めて平等の費用にしたい場合は、会員制がおすすめです。

開くための準備3:ゲストの年齢層を把握する

1.5次会を開くための準備3つ目は、ゲストの年齢層を把握することです。参加するゲストの年齢層を把握することにより、事前に1.5次会でどのような事を注意すべきか把握できます。

年配のゲストが多い場合、時間帯やバリアフリー、立食にせずテーブルに配膳する形式にした方が良いなど、配慮が必要です。若いゲストが多い場合は、全員で盛り上がれるようなパーティー形式にするなど、ゲストに合ったプランを考えましょう。

1.5次会の予算の節約方法3つ

ここからは、1.5次会に必要な予算を少しでも節約したいという方の為に節約の方法を紹介します。

結婚式には多額の費用がかかるというイメージですが、工夫次第で不要なコストを抑えやすいのが1.5次会スタイルの結婚式の特徴です。以下の3つのポイントをみていきましょう。

予算の節約方法1:趣向に合わせた衣装を用意する

最近では、定番の白いウェディングドレスではなく、趣向に合わせたドレスを着用して結婚式を挙げるカップルが増えています。2人の思い出の衣装や、思い入れのある趣味に関係する衣装など、新郎新婦の個性を重視した衣装を着用する1.5次会が増えてきました。

趣向に合わせると個性を表現することができ、思い出深い結婚式になります。オーダーメイドでドレスを発注したり、自分の気に入ったドレスを見つけてカジュアルに着用することができます。

予算の節約方法2:装花を最小限にする

会場装花の総額は平均17万1000円程と言われています。この装花の費用を最小限にすることで、費用を節約することができます。

会場装花の費用を最小限にするには、自分で直接お花屋さんに依頼したり、友人などにブーケなどの作成を依頼して会場に持ち込みます。

会場によっては、持ち込み料などが発生する場合や、会場が契約するお花屋さんの方がコストを抑えられる場合もありますので、確認をしましょう。

予算の節約方法3:ナイトウェディングにする

最後にご紹介する節約術は、ナイトウェディングです。

ナイトウェディングのメリットは、美しい夜景やロマンティックな夜の雰囲気を味わえたり、仕事終わりの平日開催が可能になることなどです。

ウェディングに人気なシーズンでも、夜なら会場を取りやすくなる他、平日夜や、ナイトウェディングならではのお得なプランを用意している会場も多数あります。

会場を選ぶ時のポイント2つ

1.5次会はカジュアルな雰囲気で結婚式を挙げられることが魅力の1つですが、会場選びは慎重に行いましょう。

ここからは会場選びでチェックしてほしいポイントを2つご紹介します。

フォーマルな雰囲気の会場を探す

1.5次会はあくまでも2次会ではないので、結婚式にふさわしいフォーマルな雰囲気を感じられる会場だと、ゲストに違和感を与えずに挙式することができるかもしれません。

特に、幅広い年齢層のゲストが参加する場合には落ち着いた雰囲気の会場を選ぶと良いでしょう。1.5次会ならではのカジュアルさを持ちつつ、式典としての厳かな雰囲気を無くしたくないという人には、フォーマルな会場を選ぶことをお勧めします。

眺望のよい会場を探す

ゲストの印象に残る1.5次会を開催したい人は、眺望のよい会場を選ぶと良いでしょう。

結婚式では、沢山の写真や映像が撮影されます。結婚式場やホテルなどではなかなか見ることのできない、自然や夜景などが美しい場所を選んで挙式することで素敵な写真を残すことが出来ます。

ロケーションの良い会場で1.5次会をすることで、より一層ゲストに楽しんでもらえるでしょう。

1.5次会を楽しもう!

いかがでしたか?今回は、1.5次会の魅力についてご紹介しました。新郎新婦にとって結婚式は晴れ舞台、大切な思い出の場になります。

従来の結婚式の常識にとらわれることなく、新郎新婦の思い通りの挙式を実現できる形が1.5次会というスタイルです。

これから結婚式を控えているカップルは、ぜひ1.5次会を検討してみてはいかがでしょうか。