ウェディングツリーとは？
ウェディングツリーとは、結婚式のウェルカムアイテムの1つです。
葉が描かれていない木のイラストを用意して、結婚式に参加したゲストに葉に見立てたフィンガースタンプを押してもらうことで木のイラストを完成させます。
フィンガースタンプと一緒に署名やメッセージも残してもらう場合もあります。完成後は額に入れて、一生の思い出の品として残します。
ウェディングツリーの持つ意味
ウェディングツリーは、もともと海外の結婚式のウェルカムアイテムで、新郎新婦の結婚をゲストが承認するという意味で拇印してもらっていました。
人によって指の大きさや形が異なることから、拇印が葉に見立てられるようになりました。今ではツリーだけでなく、海のイラストや音符など、イラストを工夫されたものも増えてきています。
ウェディングツリーを作る流れ4つ
ウェディングツリーは、日本でも人気が高まってきたウェルカムアイテムの一つです。結婚式によく取り入れられるようになってきました。
ウェディングツリーは、必要な道具がセットになった商品もあるので購入もできます。しかし、ウェディングツリーは結婚式でゲストを迎えるためのアイテムでもあるので、手作りしたいと考える人もいるでしょう。
ウェディングツリーを手作りにする場合には、いくつかの手順があるので紹介していきます。
流れ1：ツリーのデザインを考える
ウェディングツリーを手作りする場合は、まずツリーのデザインを考えましょう。ツリーのデザインに決まりはないため、自由に作れます。
ウェディングツリーのデザインは、木のデザインにする必要もありません。また、手書きでなく、テンプレートを使うという選択肢もあります。
ただし、参加するゲストの人数に合わせてデザインやキャンバスの大きさを決める必要があるでしょう。
テンプレートを使う場合
ウェディングツリーを手作りしようと思っても、絵を描くことが苦手という人もいるでしょう。そのような場合は、ネットでウェディングツリーのデザインを探してみましょう。
ウェディングツリーのデザインテンプレートはたくさんあるので、イメージに合ったものが見つかるでしょう。
イメージに合うデザインがなければ、近いイメージのものを選び、自分で少し画像に手を加えるなど工夫しましょう。
手書きの場合
絵を描くことが得意という人は、自分でウェディングツリーを描くと良いでしょう。
手書きであればテンプレートに比べて自由度が高く、さまざまなデザインのウェディングツリーを作れるでしょう。
流れ2：説明文を用意する
ウェディングツリーは、日本でも取り入れられるようになってきましたが、結婚式に参加するゲストの中には、ウェディングツリーのことを知らない人もいるでしょう。
そのため、ウェディングツリーとはどのような物で、どのようなことをして欲しいのかを、わかりやすくするために説明文を用意しておきましょう。
流れ3：用紙を選び印刷する
ウェディングツリーのデザインをパソコンなどで作成した場合、印刷する必要があります。その際、普通紙を使ってしまうと紙の厚みがなく、折れてしまったり、見栄えが悪くなったりしてしまうでしょう。
そのため、ウェディングツリーを印刷する場合には、厚みのある上質紙を選ぶようにしましょう。適切な紙の種類や大きさがわからないという場合には、印刷会社や担当のプランナーなどに相談してみましょう。
流れ4：新郎新婦のスタンプと署名
ウェディングツリーの準備ができたら、ウェルカムアイテムとして設置する前に、新郎新婦が先にスタンプと署名をしておきましょう。
これは新郎新婦が主役なので、2人のスタンプを好きな場所に並べて押しておくという意味があります。
さらに、先に新郎新婦がスタンプと署名をするのは、結婚式に参加したゲストの人たちへの手本としての意味もあります。
ウェディングツリーを作るポイント3つ
ウェディングツリーは、日本でもよく取り入れられるようになってきていますが、まだまだウェディングツリーのことを知らないという人もいるでしょう。
ウェディングツリーを作ろうと考えている人は、ポイントをしっかりと押さえておかないと、完成品が思ったような出来栄えになっていないという可能性もあります。
ウェディングツリーを作るポイントをご紹介していきますので、参考にしてみてください。
ポイント1：会場のどこに置くか確認する
ウェディングツリーは、ゲストの人たちに参加してもらわないと完成しないので、ゲストがウェディングツリーに気がつくように目立つ場所に置く必要があります。
しかし、ウェディングツリーで渋滞がおきない場所、拇印の際に力がかかっても大丈夫な場所、拇印するための十分なスペースがある場所など、意外に気にすべき点は多いでしょう。
必ず会場と相談して、設置スペースなどを事前に確認した上で条件を満たすウェディングツリーを作成しましょう。
ポイント2：インクではなくシールや付箋でも可能
ウェディングツリーにフィンガースタンプをする際、指にインクを付けるので、必ず指を拭くための物を用意しましょう。また、結婚式では綺麗なドレスを着ていることもあり、ゲストの中には指を汚したくないと考える人もいるでしょう。
ウェディングツリーは、必ずフィンガースタンプである必要はないので、場合によってはシールや付箋などでツリーを完成させるようなデザインにしても良いでしょう。
ポイント3：完成見本のイメージを添えておく
ゲストの中にはウェディングツリーを知らない人もいるでしょう。また、ウェディングツリーのことを知っていても、新郎新婦がイメージするウェディングツリーとゲストがイメージしたウェディングツリーが異なる場合もあります。
このような場合、完成品は新郎新婦が想像していた通りのウェディングツリーにならないことが考えられます。新郎新婦がイメージする完成見本を説明文に添えておき、どのようなツリーを作りたいかゲストに伝えられるようにしましょう。
ゲストへ準備するもの3つ
結婚式は、多くのものを準備する必要があります。そのため、ウェディングツリーのためだけに時間をかけることはできないでしょう。
特に、当日はバタバタするのでしっかり準備をしてきたとしても、忘れてしまいがちな物がいくつかあります。
うっかり忘れてしまわないように注意しましょう。
1つ目：スタンプ台
ウェディングツリーは、ゲストの人にフィンガースタンプをしてもらうためのスタンプ台が必要となります。
しかし、ウェディングツリーやその周辺に設置する小物など、いろいろな物を準備する必要があるため、当日になって肝心のスタンプ台を忘れてしまいがちです。
また、カラフルなウェディングツリーを作ろうとして、いろいろなカラーのスタンプ台を用意すると、そのうち何色か忘れてしまうことがあるので注意しましょう。
2つ目：ウェットティッシュ
フィンガースタンプをしてもらう際には、指にインクを付けてもらうことになります。そのため、指を拭くためのウェットティッシュやおしぼりなどを用意しておく必要があるでしょう。
使い終わったウェットティッシュを捨てるためのゴミ箱は忘れがちなので注意しましょう。また、ゴミ箱がいっぱいになって見た目が悪くならないように、十分な大きさの物を用意したり、蓋付きの物を用意したりするなど配慮しましょう。
3つ目：署名用のペン
スタンプ台と同じく、署名用のペンも忘れやすいので注意しましょう。
ペンの設置を忘れていることに気がつかないままだと、ウェディングツリーが完成した後で、誰がウェディングツリーの作成に協力してくれたのか把握できなくなってしまいます。
ウェディングツリーは、スタンプしてもらうことが醍醐味で、その準備に気を取られがちですので、署名用のペンの準備を忘れないようにしましょう。
ウェディングツリーを作ろう
結婚式は一生の思い出となるでしょう。ウェディングツリーは、その結婚式の思い出の形として残ってくれます。
結婚式の素敵な思い出をいつまでも持っておけるように、素敵なウェディングツリーを完成させましょう。