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フラワーシャワーは生花と造花の2つ!計画するときに確認すること6つ

フラワーシャワーとは

フラワーシャワーとは教会式で結婚式を行ったときに、結婚の誓いをすませて教会から出てきた新郎・新婦に向かって花びらを振りまくセレモニーのことです。

新郎・新婦の上に振りまかれる花びらがとてもきれいで、華やかなので祝福の演出として日本でも人気があります。日本でも華やかな花を使ったフラワーシャワーは人気がありますが、フラワーシャワーの元になったと言われているライスシャワーや、他の物を投げることもあります。

フラワーシャワーの持つ意味

フラワーシャワーの由来は花ではなく、麦や米などの穀物を投げていた「ライスシャワー」が起源と言われています。

ライスシャワーは新郎新婦が将来食べ物に困らないよう、一生豊かに暮らせることを祈って行われていたといいます。

フラワーシャワーは生花と造花の2種類ある

フラワーシャワーのやり方には実際に「生花を使う場合」と「造花を使う場合」との2種類の方法があります。

生花でフラワーシャワーをするには生花なりのメリットやデメリットがありますし、造花で行った場合もメリットもデメリットもあるので、どちらがいいとは一概には言えません。ここでは、生花を使った場合と造花を使った場合のメリット・デメリットについて紹介いたします。

生花を使う場合のメリット

フラワーシャワーに生花を使った場合のメリットは、花ならではの良い香りがすることや、鮮やかな花の色合いから写真写りが良いということがあげられます。

もともと結婚式で花を使うようになったのは、清めの意味があるとされています。造花では生花のような意味を持たせることはできないでしょう。生花にはみずみずしさに溢れる新鮮さなど生花ならではの良さがあります。

生花を使う場合のデメリット

生花を使った場合のデメリットとしては、花を使った後の掃除が大変であることがあげられます。やはり生の花なので、時期によっては花粉症など花によって悪影響を受ける人がいると使うのがむずかしいです。

フラワーシャワーとして投げたあとの花びらは床に落ちますが、そのうえを歩くと当然滑りやすくなったり、汚れたりする可能性があります。レンタルドレスなどの場合、汚れてしまうと大変なので、そのような面でのデメリットが考えられるでしょう。

造花を使う場合のメリット

では、フラワーシャワーを造花で行った場合のメリットはあるのでしょうか。

造花なので、生花よりも花びらの色が鮮やかであること、生花よりも軽いのでふわふわと空中を舞うこと、服についてもはらえば落ちるなどのメリットがあるでしょう。また、造花の場合は汚れる心配がないため、安心です。

他に、生花のフラワーシャワーが禁止されている結婚式場でも、造花なら良いとされていることがあります。生の花ではないので、花が近くにあると体調に問題がでる人でも問題なく使うことができます。

造花を使う場合のデメリット

造花を使った場合のデメリットについてはどうでしょうか。やはり生花ではなく造花であるということで作り物感がある、という印象を持たれる可能性があること、場合によっては生花よりも滑りやすくなることがあるというデメリットがあるでしょう。

フラワーシャワー用の造花の中には、見るからに作り物のようにしか見えない物があります。遠目からなら問題なくても、手に持って投げるゲストにはガッカリされてしまうでしょう。

フラワーシャワーを計画するときに確認すること6つ

結婚式でフラワーシャワーをしたい場合は、いくつか確認しておかなければならないことがありますので、参考にして準備を進めてみてください。

フラワーシャワーを行うにあたって、当日の天気や、フラワーシャワーに参加するゲストの人数や準備にかかる費用、どこで行うのかなど、決めておかなければならないことが多々あります。きちんと準備しておきましょう。

確認すること1:かかる費用

フラワーシャワーをセレモニーとして行う場合は、一般的には20,000円から30,000円くらいの費用がかかることが多いでしょう。

お店や時期にもよりますが、生花なら造花よりも費用が増えると覚悟しておいた方がよいでしょう。ただあまりにも安い造花を選んだ場合、作りが甘い花や安っぽい花が届くこともあるので注意が必要です。

確認すること2:一人あたりの量の目安

フラワーシャワーで使う花、花びらの量は一般的にはゲスト1人が片手に持てるくらいがベスト、と言われています。基本的に片手で花びらや花をもち、フラワーシャワーとして投げることになるからです。

しかし、花の量に決まりはないので、写真の写りなどを考えて調整すると良いでしょう。あまりにも量が少ないと、せっかくフラワーシャワーをしたのに花が少なすぎて寂しい、という印象になってしまうこともあります。適切な一人あたりの量を決めて、実際に必要になる量を計算して注文しておきましょう。

確認すること3:会場に持ち込みできるか

フラワーシャワーを会場に持ち込むことができるのか、まずは確認しておく必要があるでしょう。

フラワーシャワーは後の掃除が大変になるため、会場によってはプランでは選べるけれど持ち込みは禁止、としている場合があります。すでに上でも紹介したように、造花ならば持ち込みOKでも生花はNG、ということがあります。

フラワーシャワーを計画している場合には、あらかじめ会場への持ち込みが可能かどうか確認しておきましょう。

確認すること4:ゲストの人数

フラワーシャワーで使う花は、ゲストの人数分必要であるため、ゲストの人数についてしっかり把握しておきましょう。

うっかり人数より花の量が多すぎるとまくのが大変になったり、少なすぎると寂しい風情になったりします。基本的には結婚式にお招きするゲストの数が決まってから、その人数に必要なフラワーシャワーの量を計算して注文することになるでしょう。

確認すること5:ゲストへのフラワーの渡し方

実際にフラワーシャワーを行うために、ゲストにどうやって花を渡すのか、段取りを決めておく必要もあるでしょう。

フラワーシャワーに使う花はネットなどで安く注文できます。しかし、この価格の中にバスケットなど入れ物を含んでいる場合もあれば、入れ物を別に用意する必要がある場合もあります。

フラワーシャワーに必要となる入れ物を用意して、それをどのようにゲストに渡してもらうか決めておきましょう。

確認すること6:当日の天気をチェック

結婚式当日の天気についてもチェックしておいて、雨が降った場合はどうするかなど決めておくとよいでしょう。しかし、天候は当日にならないと分からないことなので、事前に考えておきましょう。

結婚式の準備は一般的に数か月前からはじめるので、当日の天気がどうなるのかは分かりにくいです。外でフラワーシャワーをする場合、天気が悪いと無理でしょう。風が強い日や雨が降ってしまうようならどうするのか、いろいろなパターンを想定しておきましょう。

フラワーシャワーの代わりとなれるセレモニー5つ

フラワーシャワーは会場によっては禁止されているということから、実行するにはハードルが高いという場合には、花ではない他の物を使って同じようなセレモニーを行うことができます。

フラワーシャワーでは花びらや花を直接まくので、フラワーシャワーを禁じている会場はありますが、それでも同じようなセレモニーをしたい場合には、バブルシャワーやリボンシャワー、フェザーシャワーなど代わりになるセレモニーを検討してみてください。

代わりとなれるセレモニー1:バブルシャワー

フラワーシャワーの代わりとして人気のあるセレモニーが、バブルガンなどを使った「バブルシャワー」です。

ゲストにバブルガンを配ってバブルを作ってもらうことで、ゲストにも主体的に参加してもらえます。作られたバブルは虹色に輝いてきれいですし、幻想的な結婚式を演出することができます。

フラワーシャワーと違ってすぐに下に落ちることなく、空中に漂っているのでシャッターチャンスが長いです。

代わりとなれるセレモニー2:リボンシャワー

リボンシャワーは比較的にフラワーシャワーよりも安価でできること、床に落ちても汚すことなく、きれいなままなので人気があります。

100均などを利用して安く材料を購入すれば、自分でリボンを作ることができて、フラワーシャワーよりも安く仕上げられます。ただ、リボンシャワーに必要となる量は、ゲストの人数によってはなかなか膨大です。

家族や親族に頼んだり、親しい友だちに声をかけて作成のお手伝いをしてもらってもよい思い出になるでしょう。

代わりとなれるセレモニー3:フェザーシャワー

空に舞う羽を使った、フェザーシャワーもフラワーシャワーの代わりとして人気のあるセレモニーです。

フェザーは羽なので、空中に長い時間ふわりふわりと浮かんでいます。それだけにシャッターチャンスも多くなること、近くで見ても遠くで見てもきれいなことがおすすめポイントです。

ただ、フェザーシャワーはあまり距離を飛ばないという問題があります。新郎新婦との距離によっては、他の物と一緒に投げるなど工夫が必要でしょう。

代わりとなれるセレモニー4:スターシャワー

フラワーシャワーの代わりとして、キラキラしたスターを使ったスターシャワーというセレモニーもあります。スターシャワーで使うスターは、花嫁さんや他の人が手作りすることで安価に仕上げることができます。

作り方はいくつかあります。まずは、金色や銀色の紙を星形に切り抜いて使う方法です。他に、折り紙として星形を作ってスターシャワーに使うという方法もあります。どんなスターを使うのか、考えてみるのも楽しいでしょう。

代わりとなれるセレモニー5:折り鶴シャワー

フラワーシャワーといえば教会式結婚式やウェディングドレスで行うというイメージが強いですが、和装での結婚式では折り鶴シャワーをするのがおすすめです。

折り鶴は、折り紙で折って作るものです。千羽鶴が有名なので、一度は作ったことがあるという人や、作れる人が多いのが特徴でしょう。ただやはり、折り鶴シャワーとなるとかなりの数が必要になってきます。花嫁花婿だけで作るのは大変な場合は、手伝ってもらいましょう。

フラワーシャワーで結婚式を楽しもう

ここまで、フラワーシャワーについてや、生花と造花を使うことのメリットデメリット、計画するときに確認すること、フラワーシャワー以外のセレモニーなどについて詳しく紹介してきました。いかがでしたでしょうか。

フラワーシャワーは長い歴史のある結婚式のセレモニーであり、工夫次第によってはいろいろな形で行うことができます。

ぜひ参考にして、結婚式を盛り上げてみましょう。