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ブライダルローンとは?ブライダルローンの知識6つとメリットとデメリット

ブライダルローンとは

結婚式は一生の思い出になります。そのため、こだわりを持ってやりたいことを詰め込んでしまいがちです。しかし、希望条件を全て満たす結婚式をしようとしても、見積もり額を見て、資金不足に悩まされてしまうカップルもいます。

結婚式の内容に妥協をしたくない場合、結婚式や新婚旅行など、使用目的がブライダル関連費用に限定された「ブライダルローン」を利用するカップルもいます。

結婚式にかかる費用はどれぐらい?

結婚式の費用には、まとまったお金が必要となります。挙式や披露宴の費用の全国平均は約354.9万円(2019年調査)と言われています。

これだけのまとまったお金を用意することができないカップルは多く、費用や手間を抑える目的で「家族婚」や「スマート婚」を選択する人が多くなってきています。

しかし、費用が足りなくても結婚式にこだわりたいというカップルには、ブライダルローンが必要となります。

ブライダルローンを組む前に必要な知識6選

ブライダルローンは、申し込みをすればすぐにお金の借り入れができるというわけではありません。

ブライダルローンを組むためには、いくつかクリアしておくべき条件があります。それらを十分に把握しておかないと、必要な時までに借り入れができなかったり、返済ができなくなってしまう可能性もあります。

知識1:審査が厳しい

ブライダルローンを組む際には、まず金融機関の審査を受けることになります。審査基準は基本的にカードローンと同じで、「安定した収入があること」「年齢」「勤続年数」「収入額」「信用情報」などです。

ただし、ローン商品や借入額などによって変わりますが、ブライダルローンはカードローンよりも審査が厳しいといわれています。

知識2:限度額がある

ブライダルローンは、いろいろな金融機関が取り扱っています。それぞれの金融機関によって借入限度額が決まっています。

ブライダルローンを組む際には、希望する借入額によって最適の金融機関を選ぶ必要があります。ただし、誰でも設定された限度額を借り入れができるわけではなく、借り入れ限度額は審査によって決まるので注意しましょう。

知識3:保証人や担保が必要な場合が多い

ローン商品や金融機関ごとによって多少の違いはありますが、ブライダルローンは基本的に保証人や担保を必要とする場合が多いようです。

ただし、審査結果によっては保証人や担保が不要となったり、ローン商品や金融機関などによっては審査結果に関係なく不要となるところもあるので、事前に確認しておくようにしましょう。

知識4:返済期間が限られている

ブライダルローンの返済期間もローン商品や金融機関によって異なります。しかし、どこから借り入れても必ず設定した返済期間内に返済をしなくてはなりません。

早く完済すれば、それだけ利息が抑えられるので、借入額や収入額、金利などから返済計画を立てましょう。また、たいていの場合は借り入れをする際に返済計画を相談することになるので、金融機関側から返済期間や毎月の返済額などの提案をされることが多いです。

知識5:金利

当然ながらブライダルローンの借り入れをすれば、金利が発生します。金利は金融機関によって異なり、また審査によって金利が決定します。

ブライダルローンの金利の目安としては3%〜10%ほどが相場となっています。カードローンの金利は1.8〜18%ほどなので、ブライダルローンの金利の方が幅は狭いです。ブライダルローンは、お金の利用目的が制限されていることから、このような設定になっているといえます。

知識6:一括で借りる

カードローンでは契約をしておけば、限度額までは何度でも借り入れをすることができます。しかし、ブライダルローンは一括で借り入れをするため、カードローンのように何度も借り入れをすることはできません。

また、場合によっては式場の方に直接振り込まれたり、お金の使い道が結婚式のみに限定されていたりなど、ブライダルローンならではの注意点がいくつかあるので、事前に把握しておきましょう。

ブライダルローンを組むメリット

ブライダルローンはカードローンより審査が厳しかったり、使い道が決まっていたりなどのデメリットを感じることがあります。

しかし、それでもブライダルローンを利用する人がいるということは、それだけブライダルローンを利用することで得られるメリットがあるということです。

貯金額以上の結婚式ができる

ブライダルには大きな費用がかかるので、結婚資金が足りなくて満足のできる結婚式が挙げられないというカップルもいます。しかし、不足している資金はブライダルローンで補うことで、理想の結婚式を挙げることが可能となります。

また、結婚式の資金が足りない場合に、両親に援助してもらうというカップルもいますが、両親に借りを作りたくない、金銭面で負担をかけたくないなどの理由でブライダルローンを利用するカップルもいます。

一括で大きな費用を払わなくても良い

結婚式の費用は大きな金額のため、一括で支払いをすると日常生活に負担がかかってしまう可能性があります。しかし、ブライダルローンを組めば、月々数万円の返済をしていくことになります。

大きな額を一気に支払うのではなく、月々の返済にすることで経済的負担を軽減できます。また、負担が大きい支払いだけを部分的にローンするという方法もあります。

ブライダルローンを組むデメリット

ブライダルローンにはメリットだけでなくデメリットもあります。ブライダルローンを利用するのであれば、どんなデメリットがあるのかを把握しておく必要があります。

デメリットを把握していなければ、結婚式の予定を組みづらくなってしまったり、結婚式が終わった後に想定外の苦労をしてしまう可能性があります。

利息がかかる

先に述べた通り、ブライダルローンには金利がかかります。金利はローン商品や金融機関、審査結果などによって変わります。

ブライダルローンは、カードローンよりも金利の上限が低く設定されていますが、やはりローンを利用する場合は、ローンを使用しない場合よりも利息分の出費が多くなります。

ブライダルローンを完済する頃には、利息だけでも大きな額になってしまっていることがあります。

審査に落ちる場合もある

ブライダルローンの審査はカードローンの審査と比べると少し厳しいです。そのため、審査に落ちてしまう可能性もあります。

審査に落ちてしまうと、結婚式費用の不足分を補うことができず、想定していた結婚式のプランを立て直す必要があります。

ブライダルローンは金融機関で金利が違う

ブライダルローンはローン商品や金融機関によって金利が異なります。

ブライダルローンではまとまった金額を借り入れすることも多いので、金利には注意が必要です。結婚式費用の確保に焦ってしまい、安易に金利が高いブライダルローンを利用しないように注意しましょう。

  • 楽天銀行「目的型ローンブライダル」
  • 株式会社ジャックス「プレシャンテ」
  • 株式会社オリエントコーポレーション「ブライダルプラン」
  • 株式会社ツヴァイ「イオンアシストプラン」

ブライダルローンは用途が制限される

ブライダルローンでは、お金の使い道が限定されています。ブライダルローンの対象となる費用は、結婚式に関する費用だけだと思っている人もいるかもしれません。

金融機関により条件は異なりますが、ブライダルローンでは新婚旅行や新生活に必要な費用の対象となる場合があります。他にも対象となる費用はあるので、事前に確認しておくようにしましょう。

ブライダルローンを組む前に結婚式費用を見直してみよう

一生の思い出となる結婚式は妥協をしたくないと思うカップルは多いです。しかし、希望条件を詰め込むと結婚式の費用が想像以上に高くなってしまうこともあります。

そのような場合には、ブライダルローンを利用することで不足する資金を補うことができます。しかし、結婚式が終わった後には夫婦での生活があります。結婚式も大切ですが、その後の生活のことも考えて結婚式の費用を見直してみましょう。