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結婚式のスピーチは誰に頼む?友人に頼むときのポイント10個とお礼の仕方

結婚式のスピーチは誰に頼む?

一生に何度も挙げることのない結婚式でのスピーチは重要なものですが、スピーチをいったい誰にお願いしたらよいのか、ご存じでしょうか。

 

結婚式でのスピーチは「主賓のあいさつ」や「乾杯のあいさつ」などのことで、「主賓」というのは基本的に、その場で地位の高い人を指しています。それを参考にして、誰にスピーチをお願いするか検討してみましょう。

上司

主賓のスピーチを頼む相手として、可能性が高いのは上司でしょう。

 

現在の上司にスピーチを依頼するというのが、一般的ではないでしょうか。しかし、これまでとくにお世話になった上司がいるなら、その人にお願いする、また異動して間がないなら、以前の上司にお願いするという場合もあります。

友人

会社関係の人をあまり招かず、身内や親しい友人たちのみで行う結婚式では、友人にスピーチを依頼することもあるでしょう。

 

結婚式で友人に頼むスピーチは「友人代表スピーチ」がよくありますが、こちらは主賓のあいさつや、乾杯のあいさつを友人に依頼するというケースです。

 

身内や親しい人だけの結婚式では、本当に仲の良い友人に頼んでみてはいかがでしょうか。

恩師

新郎新婦のどちらか、あるいは両方が学生である、または社会人になりたてで結婚式を行う時には、スピーチを「恩師」に依頼するケースがあります。

 

学生ならば、上司という存在はバイト先くらいにしかいないでしょうし、社会人になりたてでは上司がいたとしても、あまり馴染みがないのではないでしょうか。

 

こういう場合は、付き合いの浅い上司を呼ぶより、学生時分にお世話になった恩師にスピーチを依頼する方がベターです。

親戚

身内のみを招いた結婚式を開くようなケースでは、親戚にスピーチを依頼することがあります。

 

またそれ以外でも、両親ともどもとくにお世話になっているような親戚がいる場合には、その親戚にスピーチを依頼することがあるでしょう。

 

親戚にスピーチを依頼する場合は、親戚付き合いの関係もあるので、自分たちだけで決めるのではなく、両親に相談してから決めましょう。

結婚式のスピーチを友人にお願いする際のポイント10個

友人代表スピーチなど、友人にスピーチをお願いする場面は多いですが、そのためにはいくつか、気をつけておかなければならないポイントがあります。

 

友人にスピーチを頼んだけれど断られた、というような経験はないでしょうか。なかなかスピーチをしてくれる友人が見つからないという場合は、これらのポイントを参考にしてみてください。

ポイント1:話し手の性格も考慮する

まず、話し上手または人前で話すことが得意な友人に、結婚式スピーチをお願いしてみてはいかがでしょうか。

 

スピーチは仲が良い友人に頼みたいものでしょう。しかし、そもそもその友人が、人前で話すことが苦手だったなら、スピーチ自体が大きな苦痛になってしまう可能性があります。相手に負担をかけすぎないためにも、友人の性格を考慮するのがベターです。

ポイント2:新郎側・新婦側それぞれからお願いする

友人へのスピーチの依頼は、新郎側・新婦側それぞれで行うようにしましょう。

 

どちらか片方しか友人代表のスピーチがない、といった状況は避けたいものです。新婦側・新郎側それぞれで友人にお願いしましょう。

ポイント3:できるだけ2人のことを知っている人に

友人代表としてスピーチしてもらうなら、できれば新郎・新婦どちらとも付き合いがあって、2人のことを知っている友人に依頼しましょう。

 

新郎新婦共通の友人がいるなら、その人に依頼したいところです。結婚式には、新郎側・新婦側、それぞれ片方のことしか知らないというゲストも大勢来ています。

 

知らない人の話をされても、あまり興味を持てないかもしれないので、2人のことを話せる人がいる場合は、その人にお願いするとよいでしょう。

ポイント4:マナー・一般常識のある人に

なかには、結婚式のマナーを理解していない人やマナーが怪しい人もいるので、普段からしっかりしているな、と思える友人にお願いしましょう。

 

結婚式に来るのは友人だけではないので、ユーモアの線引きや言葉の選び方に気をつけなければなりません。そういった心遣いができる人にお願いしましょう。

ポイント5:グループでスピーチしてもらってもよい

1人でスピーチをしてくれる人が見つからない場合や、大学の友人など複数の親しい人がいて、誰に頼むか迷ったような場合には、グループでスピーチしてもらうのもよいでしょう。

 

慣れていなければ、1人でスピーチするのは大変です。しかし、グループスピーチならそれぞれの持ち時間が少なく注目も拡散されるので、友人側の負担が少なくなり、引き受けてくれやすいのではないでしょうか。

ポイント6:顔を合わせて直接お願いする

正式な依頼はまだですが、友人にスピーチを頼むなら、最初の打診は顔を合わせて直接お願いするとよいでしょう。

 

顔を合わせてお願いすることで、相手の反応をダイレクトに知ることができますし、対面でのお願いなので、友人側も断りにくくなるのではないでしょうか。

 

もし遠方で直接会えない場合は、電話やメールの依頼でも構いません。

ポイント7:早めにお願いをする

結婚式でのスピーチというのは、慣れている人でも大変なので、友人にスピーチを依頼することが決まったのなら、早めにお願いしましょう。

 

具体的な目安としては、結婚式の約2か月前まで、招待状を贈る前に依頼をしておくのがベターです。早いうちにスピーチをお願いしておき、結婚式の招待状であらためて正式な依頼を行うのが一般的でしょう。

 

また、時期が遅いと、断られてしまう可能性もあります。

ポイント8:結婚式のスピーチを以前に頼んできた人に

あなたが以前、友人の結婚式でスピーチをしたことがあれば、その友人にスピーチをお願いするのもよいでしょう。

 

お互いさまではありませんが、あなたがスピーチをしてあげたなら、相手も受けてくれやすいのではないでしょうか。

 

また、あなたが友人としてスピーチをした時にも、しっかりと話し合っているでしょうから、打ち合わせなどのやりとりもしやすいかもしれません。

ポイント9:スピーチをする方の紹介の仕方は要相談

スピーチをしてくれる友人の紹介を司会の人にしてもらうか、新郎・新婦それぞれが紹介するのか、紹介の仕方はよく話し合って決めましょう。

 

周囲の注目を集めるためには、新郎・新婦が直接友人を紹介した方が、受け入れてもらいやすいかもしれません。また、どういう風に紹介するのか、友人に文面を見てもらって問題ないかどうかも、確認しておきましょう。

ポイント10:サプライズ指名は避けたほうがよい

基本的に、前もってスピーチを依頼していない人に、サプライズ指名をするのはやめましょう。これは友人のスピーチに限りません。

 

スピーチをサプライズ指名されたからといって、いきなり上手いこと話せる人ばかりではありません。人前で話すことが苦手な人は、突然のサプライズで混乱してしまうかもしれません。

 

本来結婚式では話さないような内容を話してしまい大失敗、というようなトラブルが起こる可能性もあるため、サプライズ指名はおすすめできないでしょう。

結婚式のスピーチをお願いした方へのお礼のポイント4つ

結婚式でスピーチをお願いした人には、きちんとお礼をするのがマナーなので、ポイントを押さえておきましょう。

 

結婚式でのスピーチは、例文集を活用したとしてもかなり大変です。しっかり大役を果たしてくれた人たちに、ねぎらいの言葉をかけ、感謝の気持ちを伝えましょう。

ポイント1:披露宴後に渡す

まず、スピーチをしてくれた人へのお礼を渡すポイントですが、結婚式の披露宴が終わった後、お見送りをする時か後日直接会って渡す、というのが一般的です。

 

スピーチをお願いしたのが、遠方の親戚や後日渡すのが難しい人であった場合は、できるだけ披露宴の後、お見送りの時などに渡しましょう。また、友人などであれば、後日会った時でも構いません。

ポイント2:新札で渡す

お礼でお渡しするお金は、きちんと新札でそろえて渡しましょう。

 

お祝い事に使うお金は、新札で用意するのがマナーです。これは、あらかじめきちんと用意していましたよ、ということを表す意思表示ともいわれています。

ポイント3:ご祝儀袋もしくはポチ袋で手渡し

お金はそのまま丸出しではなく、ご祝儀袋やポチ袋に入れて渡しましょう。

 

主賓のあいさつをしてくれた上司や恩師といった人には、きちんとご祝儀袋を用意した方がよいでしょう。また、友人へのお礼ならポチ袋や、場合によっては同額程度のプレゼントを用意しても構いません。

ポイント4:お礼またはお車代と記す

祝儀袋の表書きには「お礼」または「お車代」と記して、下段の部分には新郎側の関係者なら新郎の苗字を、新婦側の関係者なら新婦の苗字を記しましょう。

 

とくに主賓としてスピーチをお願いした人の場合は、お車代を含んだ金額をお礼に包むのが一般的ではないでしょうか。

スマートに結婚式のスピーチをお願いしよう

結婚式のスピーチを頼む相手について、また友人に頼むときのポイントやお礼の仕方について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

結婚式のスピーチは、人によってはプレッシャーになってしまうため、断られてしまうことも珍しくありません。

 

今回ご紹介したポイントを押さえておき、守るべきマナーやコツを知って、スピーチを引き受けてもらえるようスマートに動きましょう。