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結婚式の席札メッセージの書き方と文例7つ|席札のアレンジ法も紹介

結婚式の席札とは

たくさんのゲストを招く結婚式では、ゲストがどのテーブルのどの位置に座るか案内が必要です。

席札があらかじめ表示されていれば、ゲストは迷うことなく着席できます。結婚式の当日は何かと忙しい新郎新婦にとっても、ゲストを大切に扱いながらスムーズに式を進めるためのアイテムとして席札は役立ちます。結婚式にはぜひ素敵な席札を作って活用しましょう。

席札にメッセージを添える

席札の表面はゲストの名前を表示するのが基本です。判りやすく名前が表示してあれば、初めて足を踏み入れる式場でもゲストが迷わずに済みます。

裏面は空白のままでも構いませんが、余裕があればメッセージを書き添えるのもおすすめです。

ゲスト1人1人に丁寧なメッセージを添えることで、より素敵な結婚式を演出できるはずです。メッセージを添える場合は、余裕をもって書き入れておきましょう。

結婚式の席札メッセージの基本

結婚式の席順などを案内する席札とメッセージは、式の雰囲気を壊さないように基本を守って作成したいものです。ここでは席札メッセージの基本をチェックしてみましょう。

席札メッセージでは、メッセージを誰が書くか、文章の量はどれぐらいかといった基本を守ることをおすすめします。友人はもちろんのこと、上司や親戚など多くのゲストが訪れるおめでたい場だからこそ、素敵な席札メッセージで演出してみてください。

結婚式の席札メッセージの基本1:誰が書く

誰が書くかは席札メッセージを書く際に最初に押さえておきたい基本です。また、誰に向けて書くか、メッセージの相手はどんな関係の人なのかも把握しておきましょう。

メッセージ自体に定型文はありません。どんな文章でも思いを込めて丁寧に書けば、メッセージとして完成します。新郎新婦がそれぞれの両親や兄弟姉妹、友達に向けて書く場合は、各自でメッセージの作成をすることになるでしょう。

結婚式の席札メッセージの基本2:忌み言葉や重ね言葉を避ける

不幸を思い起こさせる言葉を「忌み言葉」と呼びます。「別れる」「切る」「離れる」など、結婚式にはふさわしくない言葉が忌み言葉にあたります。結婚式では「たびたび」などの「重ね言葉」も使いません。

句読点は打たない、一文字下げはしないなどのマナーも覚えておきましょう。忌み言葉や重ね言葉には知らないとつい使ってしまいがちな言葉も含まれていますが、自分の結婚式であっても避けたほうが無難です。

結婚式の席札メッセージの基本3:大きくわかりやすい文字で書く

わざわざ足を運んでくれたゲストに読んでもらうのですから、大きくわかりやすい文字で書くことも大切です。文字に自信がない人も、席札メッセージは丁寧に書くことを心がけてください。

大きさだけでなく、文字の色にもこだわりましょう。わかりやすいインクの色は、黒かブルーです。また、シックな黒やブルーはどんな席札にも合うはずです。親しい友達がメッセージの相手なら、遊び心のある華やかなインクもいいかもしれません。

結婚式の席札メッセージの基本4:文章の量は皆同じくらいに

結婚式の席札はそれほど大きなものではありません。結婚式席札の裏面にメッセージを書く場合、短くまとめるのがおすすめです。長い文章を書こうとすると、結婚式席札のサイズに合わせて文字も小さくなりがちです。

3行程度にまとめれば、文章の量はどの席札も同じぐらいになるはずです。思い入れがある相手へのメッセージはつい長くなりがちですが、文章の量は皆同じぐらいにしましょう。

結婚式の席札メッセージを書くポイント

結婚式の席札メッセージを書く際は、いくつかのポイントを押さえておきましょう。ここではあらかじめ覚えておきたい3つのポイントを紹介します。

感謝の言葉やエピソードなど、メッセージを構成するポイントを覚えておけば文章も構成しやすくなります。文章を書くのが苦手、メッセージにどんなことを書けばいいのか判らないといった人も、ぜひチェックしてみてください。

結婚式の席札メッセージを書くポイント1:感謝の言葉

結婚式の席札メッセージでは、はじめに感謝の言葉を述べましょう。ゲストは忙しい日々の中で都合をつけて、新郎新婦の結婚式のために足を運んでくれています。本当は出席が難しかったり、育児や仕事の都合をつけてくれたりと、手間をかけて出席してくれたはずです。

まずは結婚式に出席してくれたことへの感謝の言葉から、席札のメッセージを始めることをおすすめします。

結婚式の席札メッセージを書くポイント2:エピソード

感謝の言葉の次に、メッセージを送る相手とのエピソードを書きます。同級生なら学生時代の思い出、職場の同僚なら一緒に過ごした日々など、印象的なエピソードを選んで記しましょう。

相手と一緒に過ごして楽しかった出来事を選んだり、感銘を受けた一言を書いたり、ポジティブにまとめるのがおすすめです。ゲスト1人1人にあったエピソードを書くことで、それぞれまったく違う思いのこもったメッセージになります。

結婚式の席札メッセージを書くポイント3:これからのこと

席札メッセージには面積に限りがあるので、それほど多くの文章は書けません。感謝の言葉とエピソードの次は、これからのことを最後に書いて締めくくります。

結婚式を迎えた自分達の決意やこれからの未来に向けた気持ち、メッセージを送った相手とのこれからの関係などを書いてください。これから先もずっと付き合っていきたい相手なら、長く関係を続けてもらえるようにお付き合いのお願いなどを書いてもいいでしょう。

結婚式の席札メッセージの文例

実際に結婚式の席札メッセージを書こうとしても文章が思い浮かばない、ゲストに失礼なメッセージにならないように考え込んでしまうなど、困っている人も多いのではないでしょうか。

結婚式の席札メッセージで役立つ文例を紹介します。メッセージの内容は決められていないため、基本的には自由です。しかしお手本があったほうが書きやすい場合は、例文を活用してみてください。

結婚式の席札メッセージの文例1:友人に

親しい友人に対するメッセージは、ある程度くだけたものでもいいでしょう。楽しかった思い出などをピックアップして、できるだけポジティブにまとめるのがポイントです。

一緒に高校時代を過ごした友人なら、「遠くから出席してくれてありがとう。高校時代、○○ちゃんと一緒にがんばった部活の思い出は大切な宝物です。今日の余興もとても楽しみにしています」など、語り掛けるような文章でまとめます。

結婚式の席札メッセージの文例2:上司に

上司に向けたメッセージには、感銘を受けたシーンを絡めるのがおすすめです。これから先の仕事についての意気込みなども加えておけば、印象もアップします。

職場の上司に向けたものなら、「いつもお見守りくださり、ありがとうございます。冷静に仕事をこなす○○さんは私にとって憧れです。今後ともご指導をどうぞよろしくお願いいたします」など、感謝と敬意を込めたメッセージを送ります。

結婚式の席札メッセージの文例3:同僚に

日頃から接する時間の多い同僚には、一緒に過ごしたたくさんのエピソードがあるはずです。同僚の中には友達として付き合っている人もいるかもしれません。今までの感謝とともに、今後の関係についても触れておきましょう。

「今日は出席してくれてありがとうございます。○○さんにはいつも助けられています。私も○○さんを助けられるように頑張りますね。これからもどうぞよろしくお願いします」など、感謝を伝えましょう。

結婚式の席札メッセージの文例4:祖父母に

子供のころから見守ってくれた祖父母にも感謝を伝えましょう。結婚式に出席してくれた祖父母に対する気遣いをそっと添えておけば、よりベストです。

祖父母へは、「今日は出席してくれてありがとう!おばあちゃんに花嫁姿を見て貰えてとても嬉しいです。これからもずっと元気で、私達を見守ってください」などのメッセージがおすすめです。祖父、祖母それぞれへのメッセージの内容は変えて、感謝の気持ちと気遣いを伝えてください。

結婚式の席札メッセージの文例5:いとこや叔父叔母に

いとこや叔父叔母など、親戚にも席札メッセージを送りましょう。普段から交流のある親戚ならエピソードも思いつくでしょう。交流がなくあまり人柄を知らない親戚の場合には、忙しい中、結婚式に出席してくれた感謝をメインに伝えます。

「お忙しいところご出席くださり、ありがとうございます。○○叔父さんの優しい笑顔と楽しいお話には、いつも元気をいただいています。今後とも変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いします」

結婚式の席札メッセージの文例6:親せきの子供に

親せきの子供が出席する場合は、判りやすい文章でメッセージを書きます。できるだけ親しみやすいメッセージで、出席してくれた子供に喜んで貰いましょう。

「○○ちゃん、フラワーガールをしてくれてありがとう。○○ちゃんの可愛い姿を見ることができて、とても嬉しいです。これからもずっと仲良くしてね!」

結婚式の席札メッセージの文例7:両親に

両親へのメッセージには、これまでの日々に対する感謝の気持ちと共に、健康に対する気遣いと、これからの未来への希望を伝えるのがおすすめです。

「お父さん、今までありがとう。たくさんのことを教えてくれたことを、心から感謝しています。これからも元気で私達を見守ってください」など、気持ちを込めたメッセージを送ってください。

結婚式の席札アレンジ

結婚式の席札は、素敵な結婚式を演出する大切なアイテムです。オーソドックスな席札も素敵ですが、2人ならではのアレンジをしてみるのもおすすめです。ほかにはない、とっておきの席札アレンジで、素敵な結婚式を作り上げましょう。

ここでは席札アレンジについて紹介します。アレンジをしてみたいけれど迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

結婚式の席札アレンジ1:手作りの席札

シックで見やすいけど面白みがない、そんな席札も手作りでアレンジすれば華やかになります。素材にこだわらず、さまざまなアイテムを活用できるのも手作りならではでしょう。

たとえば新郎新婦の職業にちなんだデザインの席札や、ペットを可愛くデザインした席札などもおすすめです。席札立てもオリジナルのものを使えば、より印象深くなります。

結婚式の席札アレンジ2:ギフト席札

ユニークなアレンジとして、ギフト席札も要チェックです。おすすめのスイーツやワインなど、オリジナルギフトを兼ねた席札ならゲスト同士の会話も盛り上がります。

席札として使えるだけではなく、結婚式のあとにちょっとしたプチギフトに変身してくれるのはユーモアがあって楽しいでしょう。

結婚式の席札メッセージを素敵に演出しよう!

結婚式の席札はゲストの名前を表示するだけではなく、メッセージを伝えてくれる大切なアイテムです。メッセージの内容を工夫して、ぜひこれまでの感謝の気持ちとこれからの抱負などを伝えてみてください。

ベーシックな席札でもメッセージとアレンジ次第で変身します。2人だけの大切な結婚式を素敵な席札で彩りましょう。