ウェディング

結婚式ブーケを選ぶ5つのステップ!基本の種類6選と予算相場を紹介

結婚式のブーケとは

結婚式のブーケとは、花嫁が持つ生花や造花の花束のことで、結婚式で花嫁が持つブーケは「ウエディングブーケ」と呼ばれることもあります。

花嫁を美しく魅せるために欠かせないアイテムの一つですが、結婚式のブーケには花嫁を美しく魅せるためだけではなく、ブーケを用意するようになった由来や意味があります。

ここでは、結婚式のブーケやブートニアについて詳しくご紹介します。由来や意味を知ることで結婚式のブーケを選ぶ参考にしてみてください。

由来

結婚式のブーケは、プロポーズの儀式が由来だと言われています。

結婚式のブーケは、その昔ヨーロッパの男性がプロポーズをする際に花束を作って女性に渡したことが始まりだと言われています。

花束をもらった女性は、花束の中の一輪を男性の胸元に挿すことで「結婚をお受けします」という意味を示し、プロポーズの返事をしていました。

ブーケとブートニア

ブーケは結婚式の際に花嫁が持っている花束のことで、ブートニアは新郎が胸元に挿している花飾りのことを言います。

男性からプロポーズで渡された花束の中の一輪を、女性が取り出して男性の胸元に挿すという由来を考えると、ブーケとブートニアは同じ種類の花を選ぶといいでしょう。しかし、由来よりも見た目を重視することもありますので、新郎新婦が好みのお花を選ぶと良いでしょう。

結婚式のブーケ基本の種類6選

結婚式のブーケは基本的に、大きく分けて6種類あります。

ここでは結婚式の基本的なブーケを6種類紹介し、形や印象、相性の良いドレスやお花などをあわせて解説していきます。

基本のブーケの種類を知っているとイメージがしやすく、ブーケを選びやすくなりますので参考にしてみてください。

結婚式のブーケの基本の種類1:ラウンドブーケ

ラウンドブーケは小さめの花を使用し、丸い形にしたブーケです。可愛らしい印象のブーケなので、全体的に可愛い印象に仕上げたい方におすすめです。

また、ラウンドブーケはブーケの種類の中でもオーソドックスなブーケです。自分好みにアレンジしやすく、さまざまなドレスに合わせやすいのが特徴です。

ラウンドブーケにおすすめのお花は、バラ・シャクヤク・トルコキキョウ・ガーベラ・カーネーション・かすみ草・カサブランカが挙げられます。

  • Aライン
  • プリンセスライン
  • ベルライン

結婚式のブーケの基本の種類2:キャスケードブーケ

キャスケードブーケは滝のように下に流れるラインが特徴のブーケです。

海外の結婚式で使用されることが多く、憧れの花嫁姿にキャスケードブーケをイメージする方も多いでしょう。上品な印象のブーケなので、大人っぽく優雅な印象に仕上げたい方におすすめです。

キャスケードブーケには、百合や胡蝶蘭など大きめの花や白い花が人気です。カサブランカやバラを使用すると上品な印象に仕上がります。

  • Aライン
  • スレンダーライン

結婚式のブーケの基本の種類3:リースブーケ

リースブーケはリースの形をしたブーケです。

リースの形には途切れた部分がないので、途切れない永遠の愛を表しています。優しい印象のブーケで、アレンジしやすく手作りにも向いているブーケです。かすみ草やユーカリの葉を使用し、ナチュラルに仕上げるのが人気です。

また、リースブーケは持ち方によって印象を変えられます。リースの上部分を握るようにして持つ持ち方や、手を通して腕にかけて持つ持ち方があります。

  • エンパイアライン
  • プリンセスライン

結婚式のブーケの基本の種類4:クラッチブーケ

クラッチブーケは摘んだ花をきゅっと束ねたようなブーケです。ナチュラルな印象のブーケで、カジュアルに仕上げたい方に向いています。

クラッチには英語で「しっかり握る」という意味があり、束ねた部分が握りやすくなっています。茎の部分を見せるのが特徴で、アレンジ次第で幅広い印象になります。

クラッチブーケには、ユーカリ・ガーベラ・アネモネ・バラがおすすめです。最近では多肉植物と合わせるのも人気があります。

  • Aライン
  • スレンダーライン
  • マーメイドライン
  • エンパイアライン

結婚式のブーケの基本の種類5:オーバルブーケ

オーバルブーケは楕円型をしたブーケです。

ラウンドブーケとキャスケードブーケの間のようなシルエットをしています。印象もラウンドブーケの可愛らしい印象とキャスケードブーケの上品な印象の中間の印象に仕上げることができます。さらに花材を変えることでも印象が大きく異なります。

人気の花は、バラ・すずらん・カサブランカ・トルコキキョウ・ガーベラです。動きのあるリーフやグリーンを入れるのも人気です。

  • Aライン
  • プリンセスライン

結婚式のブーケの基本の種類6:バッグブーケ

バッグブーケは持ち手が付いているハンドバック型のブーケです。

バックの形をハート型や好きなキャラクターといったこだわりの形にすることもできます。持ち手が付いているので持ちやすく、持ち手の部分やバッグの形をアレンジすることで幅広い印象に仕上がります。

バッグブーケに人気の花はバラで、色はピンク系やパステルカラーがおすすめです。豊富なカラーがあるプリザーブドフラワーや、アーティフィシャルフラワーにしてもいいでしょう。

  • プリンセスライン
  • ベルライン

結婚式ブーケを選ぶ手順5ステップ

結婚式ブーケをどのように選んだらいいのか迷われている方もいるでしょう。ここでは、結婚式ブーケを選ぶ手順を5つのステップに分けてご紹介します。

結婚式ブーケは前撮り用や残す用、衣装に合わせる用など、2つ以上用意する場合があります。赤いドレスや白のウエディングドレスと兼用で持つ場合もあるでしょう。

なるべくスムーズに選ぶためにも、ぜひ参考にしてみてください。

選ぶ手順1:なりたいイメージを考える

まずは結婚式で自分がどのようになりたいのかイメージをしてみましょう。

自分に似合うかどうかよりも、なりたい花嫁姿を思い浮かべるとイメージしやすいです。イメージが浮かばない場合には、雑誌や画像を見て、なりたい花嫁のイメージを膨らませるといいでしょう。

また、ブーケの必要数に応じて、いくつかイメージを考える必要があります。この時、イメージに繋がるお花や色なども大まかに考えておくと選びやすくなります。

選ぶ手順2:ブーケの形を選ぶ

次に、なりたいイメージに合うブーケの形を選びましょう。

なりたいイメージのドレスを先に選び、ドレスに合わせたブーケを選ぶのもおすすめです。ドレスやヘッドドレスなど全体を通してイメージし、アクセントになるようにあえて印象の異なるブーケを選ぶ場合もあります。

お色直しの際にブーケを変えないのであれば、どちらのドレスにも合うブーケの形を選ぶといいでしょう。

選ぶ手順3:生花・造花・プリザーブドから選ぶ

結婚式ブーケで使う花を、生花・造花・プリザーブドの中から選びましょう。ブーケは大きく分けて、生花・造花・プリザーブドから作られています。

生花は、見た目の鮮やかさや香りが楽しめるのが特徴です。造花は、時期を選ばず花が選べて丈夫な上に、大きさや形も思いどおりの花が選べる点がいいところです。プリザーブドは、生花のような見た目で保存がきき、色味を選べることが魅力です。比較して選びましょう。

選ぶ手順4:花の種類や材質を決める

生花・造花・プリザーブドの種類が決まったら、花の種類や材質を決めます。花の種類が選んだブーケの形に合うのかを考え、合う場合にはその花に決めて、材質も決めます。

花の種類や材質によっては大きく価格や印象が変わります。イメージに似た雰囲気のサンプルや画像などを参考にして、種類や材質を決めるといいでしょう。さまざまな組み合わせやパターンを考え、理想のブーケに近づけていきましょう。

選ぶ手順5:手配方法を決定する

イメージどおりのブーケが固まってきたら、最後に手配方法を決定しましょう。ブーケの手配方法は、結婚式場のフローリストに頼んだり、自分でフローリストに依頼したり、家族や友人、あるいは自分で手作りする方法などが挙げられます。

ドレスや小物が決定した頃から準備を始め、約1ヶ月前には注文しましょう。どこに手配するかは約3ヶ月前には決定しておくと安心です。

また、いくつ用意するかやアフターブーケのことも検討しましょう。

結婚式ブーケの予算相場3つ

結婚式ブーケは、花の種類や花材、個数、手配の仕方によって価格が変わります。生花や特殊加工されたプリザーブドは値段が高いです。

予算を抑えたい場合には、高い花を選ばずにリーズナブルな花屋を探したり、前撮り用を造花にしたり、ブーケを1つにして使い回したりといった工夫をするといいでしょう。

ここでは、予算の相場を3種類紹介していきます。

予算相場1:式場に依頼する場合

式場に依頼する場合の予算相場は、20,000円から50,000円程度になります。

外部業者に注文したり、自分で手作りしたりするのに比べて多少高くなる可能性がありますが、信頼度が高くトラブルになりにくい、装花に飾る花と合わせて選ぶことができる、というメリットがあります。

また、クラシカルな雰囲気やモダンの雰囲気など式場の印象に合ったブーケが依頼できます。式場によってはお得なプランも用意されています。

予算相場2:外部業者に注文する場合

外部業者に注文する場合は、10,000円から30,000円程度になります。

花屋さんに自分で注文することで、多少のコストダウンに繋がります。さらに旬の花を使い、花以外のリーフやフルーツなどを使用し、ボリューム感を出すことで節約に繋がります。

ただし、人気のフローリストに依頼をすると高額になってしまうこともあるので注意しましょう。

宅配の場合、郵送料や式場によっては持ち込み料金がかかる場合もあります。

予算相場3:自分で手作りする場合

自分で手作りする場合は、5,000円から10,000円程度です。

花材やデザインによって大幅にコストを抑える工夫が出来ます。自分好みの飾り方に出来るのも嬉しいポイントでしょう。

手作りが苦手な方でも、ユリやライラック、かすみ草を使用したナチュラルなクラッチブーケは手作りしやすいのでおすすめです。

こちらも式場によっては、持ち込み料がかかる場合もあります。

自分たちにぴったりのベストな結婚式のブーケを見つけよう

結婚式のブーケは後悔しないブーケを選ぶことが大切です。どのブーケをいつ持つのかも念入りに検討しましょう。

また、使用後のブーケを捨てたという人は少なく、残す・分ける・再利用するのが一般的です。渡し方を工夫し、ブーケトスで投げたり、くじ引きをしたり、スピーチをしてもらった方にお礼として手渡ししたりするのもいいでしょう。

自分たちにぴったりのブーケを選んでください。