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海外挙式にかかる費用の内訳5つ!人気エリアもご紹介

海外挙式はどのくらい費用がかかるもの?

海外挙式に憧れる人は多いのではないでしょうか。近年では、日本人でも海外挙式を選択する人は増えてきています。日常とは異なる環境で、家族や仲間に人生の門出を祝ってもらうというのは、素敵なことでしょう。

しかし、海外挙式の費用はご存じでしょうか。またどのように準備を進めていくのでしょうか。海外挙式について、詳しく見ていきましょう。

海外挙式にかかる費用の内訳5つ

海外挙式に必要な費用は、基本プランの他にもオプションにかかる費用や、渡航費や現地での滞在にかかる費用などがあります。

国内での挙式と大きく違うのは、渡航費や滞在費でしょう。そこには、新婚旅行を含める場合はオプションツアーの有無、また2次会のようなパーティの費用なども含まれます。せっかくの海外挙式なら、2人のこだわりの詰まった挙式にしたいでしょう。

海外挙式にかかる費用の内訳1:旅費

ここでの旅費は基本的に、新郎と新婦の2人だけの飛行機代と宿泊代となります。

旅行期間は人それぞれですが、1週間程度が一般的ではないでしょうか。挙式には直接関係のない費用ですが、旅費は総額の面ではとても大きな費用といえるでしょう。

費用相場

旅費は挙式を行う国やエリアによっても異なりますが、2人分の相場は約90万円といわれています。

ただし、両親や兄弟の分、お世話になった人の分の費用を、一部または全部負担するという場合も少なくないようです。

また、海外挙式にハネムーンを兼ねて豪華なホテルに泊まったり、飛行機でビジネスクラスを指定したりする場合などは、追加費用がかかってきます。

海外挙式にかかる費用の内訳2:挙式費用

海外挙式では、会場使用料や牧師への謝礼、音楽やチャペルの装飾などがセットになっているものを利用するのがよいでしょう。

プランによっては、旅費や2次会のようなパーティなどがセットに含まれる場合もありますが、大体の手配会社は基本プランとして、必要最低限のものだけを組み合わせていることが多いようです。

費用相場

依頼する手配会社によっても異なりますが、挙式のみの費用の相場は、約120万円といわれています。また、国やエリアによっても差があるため、人気のエリアでは、さらに高い費用がかかる可能性があります。

また、衣装代やヘアメイク、さらに写真やビデオなどが、オプションとして追加費用を取られる場合も多いようです。なお、チップの習慣がある国やエリアの場合は、最初からサービス料として費用に含まれていることもあるので、事前に確認しておきましょう。

海外挙式にかかる費用の内訳3:パーティ費

チャペルなどでのメインの挙式の他にも、パーティ費が発生することがあります。

これは、ホテル内外や会場に隣接しているレストランなどでの披露宴パーティや、2次会のようなプチパーティを行う時に発生する費用と、海外挙式に呼べなかった友人などを招く、帰国後のパーティの2種類があります。

海外挙式にはお互いに費用がかかるので、親族や親しい友人しか呼べない場合が多いでしょう。その分、帰国後に別にパーティをすることがスタンダードになりつつあります。

費用相場

まず、海外挙式に付随するパーティの出席者は10名前後だとして、相場は約20万円~約25万円といわれています。つまり、参加者1人当たり3万円程度の費用がかかると考えておきましょう。

また、帰国後のパーティに関しては、どのようなスタイルで行うかにより費用は大きく変動するため、希望の会場やスタイルに合わせて、事前に確認しておくことがベターです。

海外挙式にかかる費用の内訳4:撮影代

いつもとは違う非日常的な海外挙式の思い出を永遠に残すため、大半のカップルがプロのカメラマンに依頼しているでしょう。ロケーション撮影やフォトツアーを利用する場合も多いようです。

また、写真だけではなく映像として、ビデオなどに記録するというカップルも増えているのではないでしょうか。帰国後のパーティで流すために、挙式だけでなくメイクシーンや裏側も撮影してもらうとよいでしょう。

費用相場

挙式中の写真撮影だけの相場は、25万円程度といわれています。

また、写真とは別に映像としての撮影や、ビデオなどを製作するのであれば、15万円~20万円程度の追加費用が発生する可能性もあるため、事前に把握しておいた方がよいのではないでしょうか。

海外挙式にかかる費用の内訳5:現地滞在費

滞在費には、旅行の目的の1つでもあるショッピング代やお土産代などが含まれます。

お土産は、海外挙式に招待できなかった人たちだけでなく、やむなく参加できなかった人たちにも買っていく必要が出てくるので、ある程度費用がかかることは想定しておきましょう。

費用相場

滞在費用は人それぞれですが、ショッピングだけで約10万円、さらにお土産代として5万円~10万円程度が相場といわれています。

滞在費には、現地の物価なども関わってくるので、アジア圏では費用相場よりも低く済む可能性もあります。一方で、ブランドショップが充実しているハワイでは、物価も高いため、滞在費用は高めになりやすいでしょう。

海外挙式後のお披露目パーティで費用に差が出る項目5つ

ここでのパーティは、海外挙式をしたカップルが、挙式に呼べなかった人たちを集めて、帰国後に開催するパーティのことを指します。

結婚式のようなフォーマルさはありませんが、2次会ほどのカジュアルさもない1.5次会と呼ばれるスタイルをとることが多く、お披露目パーティともいわれています。

お披露目パーティの目的や雰囲気は様々ですが、2人らしいスタイルで海外挙式とはまた違った経験ができるのも1つのメリットでしょう。

費用に差が出る項目1:ランチかディナーか

一般的にレストランを予約する際に、ほぼ同じ内容のコースでもランチとディナーでは値段が異なる場合が多いでしょう。

その理由は店舗によってさまざまですが、お披露目パーティをする場合にも、ランチにするかディナーにするかで費用は変わってきます。

ディナーであれば少しリッチな雰囲気で夜景が楽しめたり、ランチであれば明るいロケーションが楽しめたりと、同じ会場でも雰囲気の異なるパーティになるでしょう。新郎新婦の希望や予算に合わせて選択してみてはいかがでしょうか。

費用に差が出る項目2:食事スタイル

招待したいゲストや予算によって食事のスタイルは変わってくるでしょう。親族や会社の上司をおもてなしするのであれば、着席で料理もフルコースにしてみてはいかがでしょうか。

また、仲の良い友人だけを呼び、みんなが気軽に楽しめるようなパーティにするのであれば、立食のビュッフェスタイルがおすすめです。新郎新婦も比較的自由に動き回ることができ、演出も自由度が高くなるでしょう。

費用に差が出る項目3:フリードリンクであるか

ビュッフェスタイルの場合はもちろんですが、最近では着席の場合でもフリードリンクにするスタイルが増えてきています。

お酒好きのゲストが多いのであれば、フリードリンクにしておいた方が、費用も安く抑えられるかもしれません。

費用に差が出る項目4:参加するゲスト数

ゲストの制限は特にありません。海外挙式に招待したゲストを、改めて招待しても構いません。ゲストの数よりも、どのような関係性の人たちを招待するかによって、費用は大きく変わってくるでしょう。

気の置けない友人たちだけで和気藹々としたスタイルであるなら、カジュアルなパーティになるのではないでしょうか。また、家族や親族の他、会社の上司など目上の方を招待する場合は、フォーマルな雰囲気でしっかりとしたパーティになるでしょう。

費用に差が出る項目5:追加品目の有無

お披露目パーティでは、海外挙式の雰囲気を日本でも感じてもらうスタイルが多いようです。

そのため、海外挙式へ出かけた際に、会場の装飾に使う小物を購入したり、現地の職人にウェルカムボードを作ってもらったりする費用も視野に入れておくのがベターです。

また、会場側と相談して外国風のウェルカムパーティで、ゲストと新郎新婦の距離を縮めたり、海外挙式をしたエリアをイメージしたオリジナルのドリンクや、ケーキでの演出をしたりしても楽しいでしょう。

海外挙式の人気エリアと平均費用6つ

海外挙式を検討するときに、とくに悩むのはどこのエリアを選ぶかではないでしょうか。きれいな海や自然豊かな場所か、世界遺産の近くか、どのエリアも魅力的に見えてくるかもしれません。

日本人に人気で、海外挙式のできるエリアを費用とともに検討してみましょう。

人気エリア1:ハワイでの挙式平均費用

旅行だけでなく、海外挙式においても人気なのがハワイです。1年を通して温暖な気候であり、青い空と白い雲、そして美しい海が魅力的でしょう。また、日本語が通じやすいので、初めての海外旅行でも安心ではないでしょうか。

このようにメリットの多いハワイの費用相場は、約130万円〜280万円といわれています。ハワイは他のエリアに比べて物価が高いので、お土産の量によっては費用が相場より上がる可能性もあるでしょう。

人気エリア2:グアム・サイパンの平均費用

東京から飛行機で約3時間半、時差も1時間と移動の負担が少ないグアムは、他の人気エリアと比べて費用の相場も約100万円〜240万円と低めでしょう。

さらに、グアムからサイパンへも50分程度のフライトで着いてしまうので、新婚旅行を兼ねてもよいのではないでしょうか。

人気エリア3:バリの平均費用

バリ島はヒンドゥー教や仏教が融合した独自の信仰を持っており、豊かな自然と神秘的な建物が魅力的でしょう。物価が安いため、高級ホテルやスパなども、気兼ねなく利用できるのではないでしょうか。

費用相場は約100万円〜230万円といわれていますが、他のエリアでは体験できないような贅沢も含めた費用と考えると、コスパのよいエリアといえるでしょう。

人気エリア4:メリディアン・リリアルチャペルの平均費用

メリディアン・リリアルチャペルは南太平洋に浮かぶニューカレドニアにあります。島でもとくに大きなホテルの敷地内にあり、ガラス張りのチャペルの祭壇からは、ブルーのグラデーションが美しい、南太平洋が一望できるでしょう。

挙式の基本プランであれば、2020年7月1日~12月31日において、ル・メリディアン・ヌメアの宿泊者限定で、31.5万円から利用が可能です。

人気エリア5:The American Church in Parisの平均費用

パリの中心部でありセーヌ川のほとりにあるThe American Church in Parisは、立派なシャンデリアや色鮮やかなステンドグラスが、クラシカルな雰囲気を漂わせているでしょう。

400人規模の大きな教会であるにもかかわらず、2020年6月までの基本プランは25.8万円から、衣装やヘアメイク込みなら44.2万円からの利用が可能です。

人気エリア6:ディズニー・フェアリーテイル・ウエディングの平均費用

国内挙式でも人気のディズニーウエディングですが、実は海外挙式でもディズニーウエディングが可能な場所はたくさんあるのをご存じでしょうか。

人数や時期によって変動はありますが、カリフォルニアにある、世界で最初にできたディズニーでは約70万円から、またフロリダにあるディズニーでは、50もの会場が約40万円から利用が可能です。

その他、香港や上海、パリ、ハワイにもディズニーウエディングのできる場所があります。

海外挙式の費用を見積もってみよう

海外挙式は、結婚式を挙げるカップルなら考える人は多いのではないでしょうか。

国内挙式に比べると、華やかなイメージが強く、費用も割高に捉えがちの海外挙式ですが、こだわりたい部分と節約できそうな部分をうまく調整できれば、低コストで理想の挙式を作ることも可能です。

そのためには、費用の内訳をきちんと確認して、一生に1度の結婚式のためにしっかりと準備をしていきましょう。