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結婚式の費用を分担する方法3つを解説!招待人数の割合で分担しよう

結婚式の費用負担の決め方を分かってる?

結婚式の費用分担はトラブルの元になることがあるので、あらかじめどのような費用分担にするのかは、両家で話し合っておくとよいでしょう。

新郎があまりお金をかけず結婚式をしたいけれど、新婦はしっかり披露宴もしたいなど、結婚式の希望が違うと、それぞれに必要な費用もまったく変わってきます。その際、どうやって結婚式の費用分担をするのかは、大きな問題になるでしょう。

結婚式の費用を分担する方法3つ

具体的に結婚式の費用を分担する方法には「招待人数の割合で分担する」方法、「項目別に分担割合を計算する」方法、「両家で2分割する」方法の3つがあります。

それぞれの分担方法と、その分担が向いている事例について見ていきましょう。

分担する方法1:招待人数の割合で分担する

最初に紹介する結婚式の費用分担方法は、「招待客の人数割合で分担額を決める」方法です。

結婚式には家族や親族、友人や上司など近しい人たちを招きます。この招待人数がどちらの方が多いのか、どの位多いのかを計算して、招待人数の割合で結婚式自体の費用を分担します。当然ながら、招待客がほぼ同数の場合は、ほぼ同額の費用を分担することになるでしょう。

この方法に向いている事例

結婚式費用を招待人数で分担するのが向いているのは、新郎新婦それぞれの招待人数にいちじるしい差がある場合です。

新婦の招待客よりも、新郎の招待客の方が倍くらい多い場合では、折半で分担すると不公平になるでしょう。

たとえば、新郎新婦のどちらかが遠方の住まいで、結婚式をどちらかに近い場所で挙げた場合に起こりやすくなります。遠方になった方は、どうしても招待人数が減ってしまいがちです。

計算方法

招待人数で費用分担するときの計算方法は、全体の招待人数からそれぞれの招待人数の割合を出して、その割合で結婚式の費用を分担するだけです。

結婚式全体の費用を招待人数の割合で算出する方法以外に、招待人数で差がでやすい費用のみ、招待人数での分担にするという方法もあります。対象の費用は料理代や引き出物代、招待状関係の費用、テーブル装花などがあるでしょう。

分担する方法2:分担算出方法を項目別に変える

「分担算出方法を項目別に変える」というのは、新郎新婦どちらの負担がより重いかを項目別に出して、それぞれに費用分担額を算出する方法です。

結婚式の希望は、新郎新婦それぞれに違う場合があります。片方が片方に合わせた場合、不満に感じてしまうこともあるでしょう。不満をなるべく溜めないためにも、自分がやりたい項目は自分が多く出してでも実施するなど、工夫が必要になるでしょう。

この方法に向いている事例

項目別に分担額を計算するのが向いているのは、ウェディングドレスやお色直し用の衣装などの費用、ブライダルエステ費用、セレモニーの費用などです。

新郎はあまり気にしないけれど、新婦がブライダルエステをやりたがったり、お色直しやウェディングドレスにコストをかけたい場合がよくあります。そのせいで衣装代が高額になっても、希望を通した側が多く支払うのであれば、それほど不満は溜まらないでしょう。

計算方法

項目別で費用分担する場合は、項目別にどの程度の分担割合にするのか決めて計算します。

しかし、全ての項目を計算する必要はありません。どちらかの希望で執り行なったこと、ほとんどが新郎新婦どちらかに費用がかたよっている項目について分担額を計算すればよいでしょう。例えば衣装代ならば、新婦7:新郎3の分担割合にするなどの計算方法をとりましょう。

分担する方法3:両家で2分割する

結婚式にかかった費用を「両家で2分割する」というのは、結婚式費用全体をどちらかに偏らせることなく、両家で同額の負担をするという分担方法です。

一見するともっとも平和な分担方法に見えます。しかし、あまり希望を出していないのに勝手に2分割にされた、などのトラブルに発展する場合があります。しっかり両家で話し合って決める必要があるでしょう。

この方法に向いている事例

両家で完全に2分割する分担方法が向いているのは、新郎新婦が近い距離に住んでいてお互いに遠方にはならない場合、そしてお互いの結婚式の意識も似ていて、隔たりがない場合です。

新郎新婦どちらもが豪華な結婚式あるいは堅実な結婚式を望んでいる場合、どちらも遠方にならないよう平等な距離で行われる結婚式なら、2分割してもそんなに不満は出ないでしょう。

計算方法

この場合の計算方法は簡単で、結婚式費用を完全に折半すればそれで計算できます。

もしも項目別に費用分担を決めているのなら、両家2分割の分担方法が向いているのは結婚式場の会場費用やセレモニーの費用、司会者やそれぞれの友人代表へのお礼、フォト代などがあります。

結婚式の費用を分担するポイント4つ

結婚式はたいてい一生に一度くらいしか経験しません。そんな大事な行事でお金のトラブルが起こることほど、残念なことはないでしょう。結婚式の費用分担では、そのようなトラブルを起こさないように注意する必要があります。

そこで、ここでは結婚式の費用を分担するときに考えておきたいポイントについて紹介します。

分担するポイント1:地域の習慣を把握する

新郎新婦がお互いに遠方だと、それぞれの地域独自の習慣などがある場合があるので、そういった地域ならではの特徴がないか、お互いに確認しましょう。

たとえば、招待客にはどの程度の人を呼ぶのか、花嫁道具としてどのくらいの用意が必要かなどは、地域独特の習慣が考えられます。費用の分担をするときは、そういった相手の習慣に対しても配慮しなければなりません。

分担するポイント2:費用分担を決めるタイミング

結婚式の費用分担を決めるタイミングはできるだけ早いうちに、なるべく結婚式を行うと決めた時点で決めてしまった方がよいでしょう。

少なくとも、両家の顔合わせをする前に、新郎新婦である程度は話し合って決めておく必要があります。顔合わせをした後に結婚式をするのかしないのか、費用はどうするのかなど話し合うことがあるためです。

分担するポイント3:ご祝儀分や援助額がある場合

結婚式の費用としてご祝儀や両親からの援助をあてることもできますが、その場合もどうやって費用にあてるのかは決めないといけません。

ご祝儀ならば両親からの援助が多ければ両親に、片方が多く費用負担したならそちらに、新郎側新婦側それぞれで分けて受け取ったり、2人分としてまとめて新婚旅行に使うなど例があります。両親の援助があった場合は、それぞれの分担費用にあてることが多いでしょう。

分担するポイント4:ブライダルローンを利用する場合

結婚式費用としてブライダルローンを利用する場合には、なるべく揉めないように共用費用分のみを借りること、返済額や期間をどうするのかを決めておきましょう。

ブライダルローンはカードローンよりも金利は低いですが、返済期間が長ければそれだけ支払う手数料も増えてしまいます。なるべく早く返済できるように、できるだけ貯金で賄うようにした方がお得です。

結婚式の費用節約術2つ

結婚式にはかなりの費用がかかることが多いため、なるべく節約するにはどうしたらよいのか、節約術を紹介します。

ここでの節約のポイントは、なるべく節約したことを気づかれにくくすることです。せっかくの結婚式なので、ゲストには分かりにくいところで節約したいものです。

結婚式の費用節約術1:プランニングの節約術

最初から割安な結婚式プランを選ぶ、なるべくお金がかからないようプランニングするという節約術があります。

よく聞くように、結婚式にはメジャーなシーズンがあります。5月や6月、大安などの結婚式の人気が高い時期を避けるプランは、比較的お得になっていることが多いです。夕方から結婚式を行うプランなども検討してみてください。

結婚式の費用節約術2:アイテムの節約術

結婚式場に持ち込めるアイテムは自分たちで持ち込むことで、節約することも可能です。

ただ気をつけなくてはいけないのは、プランや式場によっては、持ち込みに制限があるということでしょう。持ち込み料がかかる場合もあります。ウェディングプランナーによく相談して、何を持ち込めるのか、持ち込み料はかかるのかなど確認しておきましょう。

結婚式の費用分担を考えておこう

結婚式の費用分担について紹介してきましたが、ここに出したのはあくまでも一例です。両家の意向によって、新郎新婦によってはまったく違う分担をする場合もあります。

結婚式の費用分担で大切なことは、後のトラブルに発展しないように、両家が納得していることなので、両家をまじえて考え、話し合いをしておきましょう。