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結婚式にかかる費用の相場3つと自己負担額|結婚式以外の費用の相場5つ

結婚が決まったら

縁あって出会った2人の結婚が決まったら、次に取り掛かるのは、結婚式の準備です。そこで念頭に入れておきたいのが、結婚式にかかる費用です。「結婚」には、交際時には発生しなかったさまざまな費用が出でてきます。

その割合で多くを占めるのは、やはり「結婚式のための費用」です。避けては通れない問題でもあるため、費用に頭を悩ませる人も少なくはないでしょう。どの程度の費用が必要かを考えながら準備に取り掛かりましょう。

結婚式の準備

結婚式を挙げるために最低限必要な準備は、結婚式場を決めることです。結婚式場が決まったら、招待する人をリスト化して招待状を送りましょう。

他にも引き出物など、招待する人へのギフトも欠かせません。さらに、花嫁と花婿の衣装選びや、ネイルやエステなど身だしなみの準備も必要です。結婚式を挙げるまでに、すべきことをリストアップし、ひとつひとつ確認しながら行っていくと良いでしょう。

結婚式にかかる費用の相場

結婚式は、招待する人数や演出などで相場が大きく変動します。一口に「結婚式」と言っても、式を挙げる新郎新婦によってバリエーションは様々です。

たとえば、衣装・料理・ゲストへのギフト・会場を飾る花・招待状などのペーパーアイテム・撮影・映像演出・ブーケなどもそれぞれ費用がかかります。

結婚式を挙げることになったら、まずは結婚式の費用の具体的な相場を知り、一般的な結婚式にかかる費用を把握しておきましょう。

結婚式にかかる費用の相場1:初回見積もりの平均額

結婚式の初回見積もり額は、エリアや招待人数により大きく差が開きます。

たとえば、首都圏で30人を招待した場合は約181万円、80人を招待した場合は約387万円が平均です。初回見積もり額は首都圏が高い傾向にあり、ゲストが10人増えるごとに30から50万円程度が加算されて見積もられるケースもあります。

このように、招待人数によって大幅に額が開きます。エリアによっても差が出るため、結婚式場のエリア選びも大切です。

結婚式にかかる費用の相場2:最終的な費用の平均額

一般的に、結婚式の最終見積もりでは、初回見積もりの合計より30から200万円上がります。結婚式の場合、初回と最終の見積もりに大きな差が、出ることは珍しくはありません。

人生において、大切なイベントの一つである結婚式では、妥協したくないという人も多いことでしょう。余裕を持って予算を考えておき、最終的に50から100万円は超えることを予測しておくと安心です。

結婚式にかかる費用の相場3:見積書の基本的な構成

基本的な結婚式の見積書は、料理・会場・装花・衣装・写真および映像・印刷物・演出・引き出物などの8つに分類されています。

料理においては、初回見積もり時には低く設定されていることが一般的です。また、会場費用では、新郎新婦および親族用の控室が含まれているかなどの、確認が必要です。

照明や会場設備には、追加料金が発生することもあります。基本料金内かオプションで、追加料金が発生するかで、見積の金額が大きく変わります。

結婚式にかかる費用の自己負担額

ここまで、結婚式の準備について見てきました。「結婚式の費用は結婚をする二人が、負担すべきである」と考え、不安を感じているのではないでしょうか。

結婚式の費用は、全てが自己負担をするというわけではないので、安心して結婚式の準備を進めましょう。

以下で、結婚式における自己負担額について詳しく解説をしていきます。自己負担額の相場を知ることで、結婚式に必要な費用について、イメージが湧きやすくなるでしょう。

結婚式にかかる費用の自己負担額1:費用−ご祝儀

結婚式の費用で自己負担する額は、ご祝儀や親からの援助金を差し引いた金額になります。結婚式では出席者からご祝儀が貰えるほか、親からの援助金がもらえることがあります。

そのため、結婚式に掛かる費用全てが自己負担になることは少ないでしょう。このように、結婚をする二人の貯金や財布から、結婚式の費用を全て出す必要はありません。

ご祝儀の平均額

ご祝儀の金額は、新郎新婦との関係性によって変わります。この「ご祝儀」を、結婚式の費用に充当させたいと考える人も多いことでしょう。

一般的なご祝儀の平均額は「3万円」で、これは新郎新婦と友人同士、あるいは職場の上司・同僚・部下、学生時代の恩師、いとこ同士といった関係性の場合です。また、兄弟・姉妹・おじ・おばであれば、「5万円」が平均です。

結婚式にかかる費用の自己負担額2:費用−援助額

結婚式の費用を親に援助してもらう人は多く、全体の6割以上を占めています。その費用分担は、両家顔合わせの時に決めるケースが多く、その方法には「人数割り」「折半」「各自負担」の3つがあります。

他にも、職場からお祝い金が貰える場合もあります。さらには、新郎新婦が住んでいる地域によっては、自治体からのお祝い金が貰えるケースもあります。以下で、これらの平均額を見ていきましょう。

親や親族からの援助の平均額

親が援助する平均額で多くの割合を占めるのが、50から100万円です。近年では、自己資金を含めた無理のない資金で結婚式を挙げる人が増えている傾向にあります。

その流れで自己資金の不足分や衣装代など、金額を指定して、親や親族に援助してもらう人もいます。他には、最初にまとまった金額を援助してもらう人も多く、費用に対する両家の考え方により違いが生じることもあります。

職場や自治体からのお祝い金の平均額

会社の福利厚生の1つに、結婚お祝い金がある企業は少なくありません。お祝い金を貰う申請方法や金額は会社によって異なり、支給相場は3から5万円です。貰い忘れないように注意をしましょう。

新郎新婦の居住地によっては、自治体で結婚のお祝い制度の場合もあります。自治体の指示に従って申請を行いましょう。

結婚式以外の費用の相場

結婚を決めたら、結婚式以外にも費用が掛かることを頭に入れておきましょう。結婚式以外に掛かる費用とは、どのようなものがあるのでしょうか。

ここからは、結婚式以外に掛かる費用の相場についてまとめて行きます。結婚を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

結婚式以外の費用の相場1:顔合わせ・結納

日本では古くから結婚をする際に結納を行う風習があります。結納の相場はおよそ18万円です。また、結納を含めた食事代や会場費の相場はおよそ23万円になります。

両家が遠方の場合など、顔合わせや結納を行う際に交通費も発生します。交通費の相場はおよそ1万8千円で、この金額には宿泊費も含まれます。

結婚式以外の費用の相場2:婚約記念品

婚約記念品とは、結婚の約束をする際に贈られる記念品で、一般的には、男性から女性に贈られます。婚約記念品は婚約指輪が主流で、その相場はおよそ35万5千円です。

また、婿養子の場合は女性から男性へ、腕時計やスーツなどを贈ります。

結婚式以外の費用の相場3:新婚旅行

新婚旅行の相場はおよそ82万円です。新婚旅行は、結婚をした夫婦が初めて行う旅行です。

人生の中で、大切な思い出にしたいと考える人が多くいます。結婚式に次いで、新婚旅行の相場費用は高い傾向にあります。国内外やシーズンにより、相場は変動するので、旅行会社で、確認を行うと良いでしょう。

結婚式以外の費用の相場4:新生活

新生活の準備は、新婚旅行の次に相場が高い傾向があり、その金額はおよそ75万円です。

結婚をすることで、夫婦とともに、新しい生活がスタートします。夫婦二人の住居・家具・家電など、準備を要する事柄も多くあるでしょう。結婚後に改めて、2人の新居を選ぶ予定のある人は、この費用も念頭に入れておきましょう。

結婚式以外の費用の相場5:二次会

二次会における相場はおよそ50万円で、新居準備の相場をやや下回ります。結婚式の後に親しい友人を招待し、二次会を開催しようと考える人も多いでしょう。

近年では、結婚式の後の二次会が一般的になり、飲食を楽しみながら夫婦の門出を祝います。二次会には、夫婦共通の友人やそれぞれの親しい友人、さらには恩師や会社の同僚を招待する人もいます。結婚式に参加できなかった友人でも、二次会のみ出席できるケースもあります。

結婚式にかかる費用の相場を知っておこう!

ここまで、結婚式にかかる費用の相場を見てきました。「結婚は、お金がかかる」と考えていた人も多いのではないでしょうか。

結婚式の場合は、ご祝儀や親の援助で自己負担が軽減します。ただし、エリアや招待人数によって差があるものの、結婚式の費用は決して安いものではありません。さらに、結婚式以外に掛かる費用の相場も頭に入れておくことが大切です。

自分たちだけの結婚式をつくり上げられるよう、費用の相場を知っておきましょう。