妊娠症状

妊娠中の運転で気を付けるべきこと3つ!妊娠中の運転で避けるべきことも解説

妊娠後は運転をいつまでできる?

今回は妊娠中の運転で気をつけるべきこと、妊娠中の運転で避けるべきことについて紹介していきます。法律で妊娠中に運転してはいけないとう決まりはないので、運転することはできます。

しかし、妊娠中は体調が変化しやすかったり、事故にあうことも考えられますから、リスクを回避するために運転はしない方がいいでしょう。

妊娠中はできるだけ公共交通機関を利用することをおすすめします。

運転する前に体調をしっかりと把握することが大切

妊娠中は運転を避けて公共交通機関を利用した方がいいと言われても、車がないと不便な地域に住んでいる人や仕事で車を利用する人もいます。

妊娠中は急に体調が悪くなったり、ホルモンバランスの変化でとっさに判断を下すことができないこともあります。

日常的にどうしても運転しなければならない人は、運転する前に体調をしっかりと把握することが大切です。

妊娠時期別の運転時に気を付けるべきタイミング

はじめに、妊娠時期別の運転時に気を付けるべきタイミングについて見ていきます。

先ほども述べたように、妊娠中はさまざまなリスクを考慮して、運転はせずに公共交通機関を利用することをおすすめします。しかし、生活や仕事でどうしても運転しなければいけないという人も多くいます。

妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期では気を付けるべきことに違いがありますので、それぞれの時期で何に注意しなければいけないか見ていきましょう。

妊娠時期別の運転時に気を付けるべきタイミング1:妊娠初期

妊娠4週~15週目(2ヵ月~4ヵ月)の妊娠初期はホルモンバランスが急激に変化し心身ともに不安定になりますので、運転は体調を見極めて慎重に行う必要があります。

個人差はありますがつわりで体調が悪いだけでなく、十分に睡眠をとっていても急な眠気に襲われることもあります。精神的にもイライラしたり、不安な気持ちになることもあります。無理をせず体調が悪いなら運転はしないことが大切です。

妊娠時期別の運転時に気を付けるべきタイミング2:妊娠中期

妊娠16週~27週目(5ヵ月~7ヵ月)の妊娠中期は安定期に入り体調が落ち着いてきますが、徐々にお腹が大きくなってくるので運転に支障をきたしてしまうことが考えられます。

大きくなったお腹のせいでハンドル操作がうまくいかなかったり、動作に制限がかかってくるため後ろや横などを確認しづらくなります。安定期に入って体調が良くなったといっても、妊娠前よりも事故のリスクが高まりますので注意しなくてはなりません。

妊娠時期別の運転時に気を付けるべきタイミング3:妊娠後期

妊娠28週~39週ごろ(8ヵ月から10ヵ月)の妊娠後期はお腹がさらに大きくなり動きが制限されるだけでなく、出産が近づいてくることでさまざまなリスクが考えられます。

大きくなったお腹でハンドル操作や安全確認が思うようにできないだけでなく、臨月になるといつ陣痛や破水が起きてもおかしくない状況になります。この時期はできるだけ運転はほかの人に変わってもらったり公共交通機関を利用するなどして避けたいです。

妊娠後の運転で注意すること3つ

次は、妊娠後の運転で注意すること3つについて紹介していきます。妊娠後の運転で注意することには、母体は体調が急変することが多い・手足の感覚が鈍る事がある・注意力が散漫になってしまうなどがあります。

妊娠すると妊娠前のような感覚で運転することはできなくなり、妊娠前よりも慎重に運転する必要があります。

妊娠後の運転で注意すること1:母体は体調が急変することが多い

妊娠後の運転で注意することの1つ目は、母体は体調が急変することが多いということです。個人差はありますがとくに妊娠初期はつわりなどで普段よりも体調が変わりやすく、運転中に気分が悪くなることもあります。

体調が悪い時には運転は避け、運転中に体調が悪くなったら休息をその都度取るようにしましょう。運転中に体調が悪くなることも考え、遠出は避け外出するときは母子手帳と保険証を携帯しておくと安心です。

妊娠後の運転で注意すること2:手足の感覚が鈍る事がある

妊娠後の運転で注意することの2つ目は、手足の感覚が鈍る事があるということです。大きくなった子宮に圧迫され足の血流が悪くなり、しびれや痛みを感じてしまい運転中に支障をきたすことがあります。

特に長距離を運転する場合には、長時間重いお腹に足が圧迫され続けるためしびれや痛みを感じてしまいます。こまめな休憩をとりながら無理のない範囲で運転するようにしたいです。

妊娠後の運転で注意すること3:注意力が散漫になってしまう

妊娠後の運転で注意することの3つ目は、注意力が散漫になってしまうということです。妊娠するとホルモンバランスが変化し、集中して運転していても突然眠気に襲われ注意力が散漫になってしまうことがあります。

妊娠中に眠気に襲われ注意力が散漫になることは多くの人が経験することですから、体調が安定するまでは無理して運転しない方がいいですし、運転中に眠気に襲われたら運転をとめ仮眠をとるようにしたいです。

妊娠中の運転で避けるべきこと5つ

最後に、妊娠中の運転で避けるべきこと5つについて紹介していきます。妊娠中はできれば車の運転はしない方がいいですが、どうしても運転しなければいけない場合には避けるべきことがあります。

妊娠中の運転で避けるべきこととは、長時間・長距離の運転、不眠時の運転、シートベルトの未着用、眠気を誘う薬の服用、陣痛時の運転です。

妊娠中の運転で避けるべきこと1:長時間・長距離の運転

妊娠中の運転で避けるべきことの1つ目は、長時間・長距離の運転です。妊娠初期は急に体調が悪くなる可能性がありますし、臨月に近づくと突然破水や陣痛が起こる可能性があります。

もし高速道路で長距離の運転中に破水や陣痛が起きれば、安全にとまることが難しいだけでなく渋滞にはまり身動きが取れなくなりすぐに対応できないことも予想されるので、長時間・長距離の運転は避けるべきです。

妊娠中の運転で避けるべきこと2:不眠時の運転

妊娠中の運転で避けるべきことの2つ目は、不眠時の運転です。妊娠中は眠気を感じやすいだけでなく、思うように睡眠を取ることができず睡眠不足になってしまうこともあります。

妊娠中の不眠は精神的な不安や大きくなったお腹で息苦しさや腰痛、むくみが起きることが原因です。睡眠不足で眠気やだるさを感じる場合には無理に運転せずに休息をとるようにしましょう。

妊娠中の運転で避けるべきこと3:シートベルトの未着用

妊娠中の運転で避けるべきことの3つ目は、シートベルトの未着用です。妊娠するとお腹を圧迫するのは良くないから、お腹が苦しくならないようするためとシートベルトを着用しなくてもいいのでは声を耳にしますがこれは誤りです。

妊婦であっても緊急時以外はシートベルトの着用が義務付けられており、母体と胎児を守るために不可欠なものですからシートベルトは必ず着用するようにしましょう。

妊婦のシートベルトの着用の仕方

妊娠中はシートベルトをすると苦しくなるという声を耳にしますが、正しい着用方法にすることで苦しさを軽減させることができます。

腰ベルトは苦しくならないように腹部ではなく腰骨の低い位置で着用し、肩ベルトは肩から胸の間を通しお腹の側面で着用するのが正しい方法です。

それでも苦しいという場合には、妊婦さんのために作られたマタニティシートベルトなどの補助具を利用してみるのもいいでしょう。

妊娠中の運転で避けるべきこと4:眠気を誘う薬の服用

妊娠中の運転で避けるべきことの4つ目は、眠気を誘う薬の服用をしてからの運転です。妊娠中でも医師の許可を貰って薬を服用することがありますが、薬によっては強い眠気を感じるものがあります。

妊娠中でなくても眠気を誘う成分が含まれている薬を服用してから車を運転することは法律で禁止されています。妊娠中は薬を服用しなくても眠気を感じることが多いので、さらに危険ですから薬を服用したら絶対に運転はやめましょう。

妊娠中の運転で避けるべきこと5:陣痛時の運転

妊娠中の運転で避けるべきことの5つ目は、陣痛時の運転です。1人のときに陣痛が来たら自分で運転して病院まで行こうと考える人がいますが、正常に運転することができないのでやめましょう。

陣痛がいつきてもいいように病院まで運転してくれる人を確保したり、タクシー会社を調べておきたいです。陣痛が来たらいつでも病院まで送ってくれる陣痛タクシーというものもありますので、登録しておくと安心です。

妊娠中でも安心できる環境で車を運転しよう

妊娠中は妊娠前よりも体調が変わりやすく、眠気を感じることもあります。できるなら運転はしない方がいいですが、生活していく上で車が欠かせない環境にいる場合もあります。

どうしても運転しなければいけないのであれば体調を見極め、正しい方法でシートベルトを着用するなど安心して運転することができる環境を整えてからにしましょう。